Il film del sogno

現実逃避の夢日記

憂鬱な商談

2013-03-15 00:46:57 | 日記
3/14(木)雨後曇り時々晴れ
寒が戻って寒い朝。早朝出勤して課題をやっつける。昼には丸の内の取引先を訪問。近況・進捗ヒアリング。かつてのエリートサラリーマンの高慢さが鼻につく、が相手は大切なお客様である。定刻退社して新宿で途中下車。毎度の雀荘で毎度の遊戯。規定回数こなして勝機に乗れず。ここぞの勝負には対面の宿敵が必ず立ちふさがる。こやつとは生涯を懸けて決着をつけるのだろう。店の隅では良く見かける性格俳優が今夜も陰気に卓を叩く。菓子を土産に帰路に就く。
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キャビン

2013-03-14 02:52:10 | 映画
3/13(水)晴れ時々曇り夜一時雨
終日事務所で収支計画の作成。定刻退社して有志の歩こう会に参加。虎ノ門の金比羅様から官庁街を抜けて皇居の二重橋から東京駅へ。小一時間、いまさらながら見る首都圏のランドマークを眺めて退屈はしなかった。有楽町から地下鉄に乗り池袋で途中下車。サンシャイン・シネマのレイトショウで米国ホラー映画を鑑賞。若年層を中心に観客30名前後。この手の作品には固定ファンがいる。古典的なホラーの体裁を導入部にしてある仕掛けが施されているのが新味。終盤は凄まじいスプラッタームービーとなって、ラストは神話的ともいえる予想外の着地をする。なるほどなるほど。名のあるスターも出ているが、意図的にB級テイストを盛り込んで笑いもあり。ハチャメチャなようで捻った文明批判とも見て取れる。グループ鑑賞後に飲み屋で突っ込み会うには最適な演目でありましょう。小屋から出れば暖かな春雨がパラついていた。地下鉄に揺られて定刻帰宅。
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魔女と呼ばれた少女

2013-03-13 00:23:55 | 映画
3/12(火)晴れ
午前中に定例のミーティング。掘削工事の会社とお打ち合わせ。穴掘ってナンボの商売も楽でない様子。午後は巨大電機メーカーで海外案件の商談。東南アジアあたりでは巨大発電機のパーツに純正でないものを使っているそうな。パソコンに取引先の財務諸表を入力すると自動格付けされる。ドライなものである。夕刻、旧職場の同僚から老舗温泉旅館の設備引き合い。創業明治45年。ホームページも立派な高級施設であるが、内容は推して知るべし。まぁ逃げも隠れも出来ぬから検討してみるか。定時にあがって新宿で途中下車。シネマートでオスカーにノミネートされたカナダ映画を鑑賞。観客20名弱。アフリカを舞台にした少年少女兵士のお話。これを単身観に来る者は相当なツワモノでありましょう。いやはやガッツリ落ち込みました。ストリート・ギャングや幼児虐待などをテーマにした映画はこれまでも作られてきたが、本作のヒロインの過酷な境遇には絶句するしかあるまい。道徳教育の一環でこういう問題作こそ学校の視聴覚教材にすべし。地球の裏側では血の涙を流すような体験をしてもなお生きてゆかねばならない人々がいる。早めに帰宅してささくれ立った心の安寧に努める。
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千年の愉楽

2013-03-12 00:35:41 | 映画
3/11(月)晴れ
寒が戻って肌寒き朝。震災から2年。TVニュースは復興の遅々として進まぬ様子を映していた。連休後の奉公先に変化なし。商談が一件ドタキャンで流れて事務処理に終日時間をとられる。定刻退社して新宿で途中下車。テアトルで若松孝二の遺作を鑑賞。先週末公開にもかかわらず観客20名弱の不入り。実に寂しい興行。中上健次の原作(短編集)は発表時に読了。舞台は紀州から三重・尾鷲と変わっているが雰囲気は良く出ていた。アウトサイダーが身上であったろう監督の遺作にしては至極全うな造りとみた。相変わらずの低予算ゆえセットがチープで時代背景やらも曖昧。因果な血統の男たちの葛藤も少し表層的となってしまったのは残念。更には寺島しのぶや石橋杏奈は熱演していたが、その他の女優陣が少し弱い。9時終映。早めに帰宅して愛犬と遊ぶ。
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オズ はじまりの戦い

2013-03-11 00:35:38 | 映画
3/10(日)曇り
深夜に近所のシネコンでディズニーのファンタジーを鑑賞。傑作古典に材をとった作品。ユナイテッド自慢のIMAX-3Dにて鑑賞。流石に映像と音響の迫力はタイトルバックだけで充分堪能できた。オリジナルへのオマージュ満載。余談だが【オズの魔法使い】製作年(1939年)、監督ヴィクター・フレミングは【風と共に去りぬ】も撮っている。大戦前にあれだけの大作が生まれる国力の凄さを思い知る。そんな国と戦争して勝てるわけがない。しかし、肝心な内容は潤沢な資金によるSFXスペクタクルと贔屓女優陣による熱演には瞠目するが、大味感は否めず。ラスト近くは眠くなった。深夜に帰宅して明け方起床。昼はジムでエクセサイズ。午後、愛犬と散歩に出ようとするも強風と砂塵に阻まれる。空はどんより曇り西部劇のゴーストタウンの如し。気象庁によると【煙霧】とのこと。在宅して居間でごろごろして終わる。
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愛、アムール

2013-03-10 02:38:14 | 映画
3/9(土)晴れ
8時起床。思うところあって断食をする。朝食抜きでインドアへ行き30分白球を打つ。ついでシネコンで9時15分開始の仏独墺合作を鑑賞。中高年層中心に3割程度の入り。監督は底意地の悪い作風が真骨頂のミヒャエル・ハネケ。老夫婦の病と介護がテーマであるが、冷徹な描写の積み重ねは胸に迫るものがある。弱年のころ、≪恍惚の人≫などを観てもピンとこなかったが、老父母を送って、自身も人生の盛りを過ぎると、この内容は人事でなし。役者も美術も音楽も、そして編集・撮影全てが渾然一体となって【映画】を構成していた。文句ない年度ベストの一本。昼前に帰宅して愛犬と散歩。午睡をして夕刻よりジムで遠泳。体重2キロ減。しめしめ。
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白い息

2013-03-09 02:29:47 | 映画
3/7(金)晴れ
有給消化月間ゆえに予定はないが休暇を取得。明け方就寝、10時起床。5月下旬の陽気だそうで長袖Tシャツ一枚で部屋の掃除と愛犬の散歩、インドアで白球を打ってうららかな休日を満喫する。夕刻、渋谷に出張る。ユーロスペースで邦画の短編2本を鑑賞。観客4名。お役所の企画だそうで、こうした小品は今後、国や自治体の補助金などでしか撮れなくなるのかもしれない。芸術にはパトロンが必要なのは古今東西変わらない。一編30分の尺であるから必然的に内容は水彩画のようなスケッチになる。塩見三省や風吹ジュンなど、脇が堅いと画面が締まる。ちょいとホロリする良い話。この手のレベルならTVで充分と云う輩もいるだろう。だがしかし、こうした掌篇ほど大スクリーンで陰影を楽しみたい。映画は光と影の芸術也。帰路、ジムへ寄って2キロの遠泳。充実の休暇。
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奪命金

2013-03-08 00:24:45 | 映画
3/7(木)晴れ
一気に春の訪れを感じさせる暖かな陽気。朝一番に古巣の職場で商談。戻ってひたすら入力やら業務日誌やら。定刻退社して新宿で途中下車。シネマカリテにてジョニー・トーの新作を鑑賞。香港ガンアクションの鬼才は多作であるが、出会いはそれほど古くない。2000年公開の≪ザ・ミッション/非情の掟≫がファーストコンタクトではなかったか。さて本作、お得意の香港・繁華街を舞台にした群像劇であるが、タランティーノあたりの影響を感じる時間軸と人間交差を巧みにモンタージュして巧い造りである。おそらく監督自ら銃器の使用を禁じたのであろう。ドンパチなどなくともドラマ部分でしっかりサスペンスになっている。やはり映画はシナリオと演出次第。加えて役者がよろしい。ラウ・チンワンの芸達者ぶりと名花デニス・ホーに感心。この監督の作品は常に都市が重要なテーマになっている。100分強という尺もちょうど良い。急行に乗って早めの帰宅。
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漸く春の到来か

2013-03-07 01:29:23 | 日記
3/6(水)晴れ
・・・というのは陽気の話ではなく、宿敵どもとの勝負の話。年初来勝ち星に恵まれず毎回地団駄を踏む思い。今夕は漸くラストの2回でトップを捲り終わり良ければ全て良し。暖かな夜風に吹かれて帰宅は午前様。愛犬のみ玄関でお出迎え。
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サイレント・ハウス

2013-03-06 01:08:44 | 映画
3/5(火)晴れ
春らしくなってきた。仕事は相変わらず一進一退。夕刻、丸の内の取引先へご機嫌伺い。戻って珍しく3時間ほどの残業をする。ITツールの未熟さに失意の日々。帰路渋谷で途中下車してヒューマントラストで米仏合作のインデペンデント映画を鑑賞。古典的なホラー(お化け屋敷とアイデンティティーもの)である。斬新なワンシーン・ワンカットとして宣伝しているが、実はヒッチコックが60年以上前にやっている。監督の前作はもう10年近くになるが、あれもエグイ擬似ドキュメント映画であった。登場人物は4名のみ。(お化けは除く)技巧を凝らした造りと瞠目すべき主演女優の熱演に星献上。ラストのまとめ方がやや雑(強引)になった感あり残念。あの手の着地点も類似多し。しかし、まぁ満足して地下鉄に揺られて深夜の帰宅。
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単騎の北(ペー)に要注意

2013-03-05 00:28:34 | 日記
3/4(月)曇り後雨
気だるい週明け。北海道で大寒波あり多数死亡。娘さんを庇って亡くなった父親のニュースに胸が痛む。奉公先では打ち合わせと雑務。午後には新規物件の技術的信頼性のヒアリング。旧同僚から携帯に着信あり。商談ありというから初台まで出向く。展示会で我が名を騙った者がいたようで経緯を聞いて狐につままれた心地。気を取り直して近所の雀荘で一戦。トップ目を蹴られて結果は散々。定刻に帰宅して愛犬と遊ぶ。わが仔は花粉アレルギーがある模様。
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ジャンゴ 繋がれざる者

2013-03-04 01:08:31 | 映画
3/3(日)曇り
レイトショウの邦画を鑑賞後、マックで読書して時間を潰して、零時30分開始のタランティーノの新作を梯子鑑賞する。大都会は24時間眠らない。オスカーの助演男優と脚本賞を獲ってました。R-15。常に新作が楽しみな異能監督も五十路を迎えているが、そのオタク度と過激さは衰えをみせない。オープニングのテーマソングからニヤリとさせる。饒舌な科白とわらわらと人が死んでゆく展開は毎度のこと。映画に取り憑かれ映画に遊ぶ鬼才が作った西部劇。明け方まで興奮して眠れず。
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フライト/すーちゃん まいちゃん さわ子さん

2013-03-03 18:07:51 | 映画
3/2(土)晴れ
北西の強風。深夜TVを観たまま意識混濁、明け方居間のソファーで覚醒。愛犬を訓練所に預けて毎度の暇つぶしに近隣のシネコンで米国映画を鑑賞。監督と主演男優共に実力・キャリア充分。単なる航空機事故のパニックものと思っていたら大間違いで深い人間ドラマであった。デンゼル・ワシントンはヘタレな悪役も似合う。大惨事後の主人公の心境と葛藤を丁寧に描いて全くダレ場がない。ケリー・ライリー(この力演が何故オスカー候補にならない?)の絡ませ方なんぞ巧い。ラストはお約束とはいえじんわりと感銘した。夜はレイトショウで邦画の小品を。微妙な年齢層の男性中心に20名程度の観客。清澄なる画面に人気女優三人が等身大のワーキングウーマンを好演。出てくる男性陣の不甲斐ないこと。働く女性はシタタカである。衣装・食べ物などの小道具にも気配りされた愛すべき良作でありました。
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マーサ、あるいはマーシー・メイ

2013-03-03 04:54:48 | 映画
3/1(金)曇り後雨
弥生三月春一番はいつ吹くか。暖かな一日。月末月初の事務作業で外出のタイミングを逸す。夕刻定例の打ち合わせから直帰して新宿で途中下車。混雑する映画の日に話題作を観てもしょうがない。シネマートで米国映画を鑑賞。独立系の小品であるが新進女優の意欲作である。かの国では物量にモノを言わせた大味な大作ばかりでなく、こうした【純文学】作品もリリースされている。低予算、スター不在、暗く地味なテーマのドラマであるが、映画文法を駆使した佳作でありました。説明を排したシナリオと重厚なカメラワークが素晴らしい。ゆれるヒロインの時間軸を交互に描いて独自の緊密感あり。ジムで遠泳をして定刻帰宅。
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ジャッジ・ドレッド/フラッシュバックメモリーズ 3D

2013-03-01 01:29:14 | 映画
2/28(木)晴れ
出先からフライング気味に仕事を終わらせ、渋谷で洋邦画の梯子鑑賞をする。コミックスの原作を持つ英国=南ア製作のアクションものはかつてスタローンが演じた近未来モノ。渋谷TOEIで観客10名弱と寂しい客入りであるが『ダイハード』の10倍面白い。B級テイスト満載のドンパチ物ではあるがプロダクションデザインが素晴らしく、ヒロインと悪役の女優も○。これは拾い物でありました。次いでヒューマントラストで観たドキュメンタリーは3Dを活用した障害をもったミュージシャンのドキュメンタリー。ロングランを続けているのが頷ける佳作である。音楽モノとしてのライブもキッチリと聴かせて奥行きを使ったマルチスクリーンに過去と現在が交錯する。終映後、監督と朋友のAV監督(男優でもある)とのトークショウあり。更には客席に主演した本人の姿も。深夜のトーク番組で馴染みの監督はなかなかの論客でもあった。
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