Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ホテルローヤル

2020-11-15 17:24:20 | 映画
11/15(日)晴れ
7:00起床 。愛犬との散歩を済ませて自転車で隣町のシネコンで8:50上映の邦画を鑑賞。コンビニでモーニングコーヒーを調達して、短い空き時間に手作りサンドを食す。場内は中高年層の単身者中心に10名と閑散。7年前に直木賞を獲った桜木紫乃の連作短編集は既読。わが年度ベストの一冊。映画は原作の語り口とエピソードに忠実。で、あるからそこに描かれるのは釧路の高台に建つラブホテルで繰り広げられる男女の秘め事となる。最も感銘を受けた[本日開店]のエピソードが入っていないのは致し方ないとはいえ、残念ながら原作のもつ切なく滑稽な日常や情念は描き切れていない。的確な性格描写や生い立ち・背景、それら活字から空想される映像と映画で描かれた実写とのズレに落胆した。集客の問題はあるにしろ、もう少しキャスティングは考えた方が良かったと思ふ。波留は嫌いな女優ではないが、濡れ場の覚悟もなく出演を受けてはいけなかろう。伊藤沙莉は達者で良い女優だが女子高生は流石にキツイ。もう少し淫靡な雰囲気がほしい。云って詮無いが、むかしの日活で藤田敏八あたりが撮っていたらさぞよかろう。帰宅してポカポカ陽気の中、愛犬と2度目の長い散歩。夜は毎度の駅前中華。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-

2020-11-15 12:46:27 | 映画
11/14(土)晴れ
7:30起床。愛犬と散歩、ファミレスでの朝食。ショッピングモールのカフェで読書。併設のシネコンで12:00開始の邦画を鑑賞。場内コロナシフトではあるが舞台挨拶中継付きということで満席。原作小説あるようだが未読。監督の深川栄洋は過去作に感心したもの数編あり。集客を見込んだキャストに文句なし。だがしかし、これはチープなTVドラマのレベルではないか。特に終盤の主人公(刑事たち)のアクションが酷い。ブラインドキャストが喧伝されているが犯人の意外性など不要。 収穫は子役の田牧そらちゃんのみ。一旦帰宅して愛犬と2度目の散歩。ジムでエクセサイズをして駅前でイタリアンの夕餉。帰宅してTVドラマやニュースを観て時間をつぶす。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さくら

2020-11-13 21:49:01 | 映画
11/13(金)晴れ
夜中に恩師へ長いメール。定刻起床。在宅の週末。ルーティン通り、散歩と食事とついでの仕事。陽射しがあると散歩はより楽しい。昼にコリアン・ラーメン。これが外国製にも拘わらずインスタント部門の上位にランクされているのが良く解る。炒めた野菜類をこんもり盛って充実の一杯。発汗も促して申し分なし。夕刻、近所のショッピングモールのカフェで一服。隣接するシネコンで本日公開の邦画を鑑賞。観客12名と閑散。若年層多いのは原作小説のファンか男優目当てか。西加奈子の原作は未読。というより、この作家の書いたものは何冊かトライしたが読了したものなし。評判が良いのは解るが、我とは相性が悪いのだろう。映画も然り。大手制作でこれだけの役者を揃えて隔靴掻痒たる内容。エピソードの繋ぎ方や間延びした演出がなんとも違和感あり。但し、これが現代のホームドラマなのだろう。以前には考えられなかった近親愛やLGBTなどが真正面から語られる。こうしたアブナイテーマはもう少し繊細に描いた方が効果をあげると思ふのだが。小松菜奈の脚線美(演技ではない)と犬の名演技に☆献上。帰宅して我が仔と三度目の散歩。恩師から嬉しい返信あり。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

461個のおべんとう

2020-11-12 21:17:00 | 映画
11/12(木)曇り時々晴れ
生々しい淫夢をみた。これは何かの潜在意識か欲望か。寝巻のまま書棚のフロイト[夢判断]をめくる。これに似た事例が書いてあったような・・・。愛犬に吼えられて検索中断して散歩に出る。在宅継続。2時間強、デスクで作業をして、あとは掃除洗濯おさんどん。夕刻、近所のショッピングモールのフードコートで喫茶と甘味摂取しつつ読書。そのまま併設されているシネコンで先週末から公開の邦画を鑑賞。観客10名、我を除き全員女性。制服姿の女高生と貫禄十分な中高年とで二分。目当てが判り易い。原作もモデルとなったヒップポップバンドのメンバーも不知。以前、水島かおりが東京ガスのCMで演じていたものの父親版。去年は篠原涼子(母)が芳根京子(娘)で同様の設定映画あり。つまり、ドラマになりやすい。わたくしはひねくれ者なので、ジャニーズの父・息子は措いて、森七菜・阿部純子・映美くらら・倍賞千恵子などセンス良く人選された脇役女優陣に着目。あとはもう一つの主役・弁当についてはフードスタイリストの飯島奈美のお仕事振りにも感心した。弁当は想いの籠った一つの小宇宙である。帰宅して愛犬と3度目の散歩。朝夕はやはり冷え込む。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

普段着は古着に限る

2020-11-11 20:56:58 | 日記
11/11(水)曇り時々晴れ
5:45起床。出勤日。6時台に首都圏に向かう車中の人々は勤勉な顔をしている。7時10分前、奉公先へ一番乗り。出勤率5割といったところか。毎度のことではあるが、就業開始時間までに雑用を全て済ませて、日中は恩師への手紙を認める。昼に霞が関ビルに出張って名店のつけソバ。特盛980円也。衝立を隔てた対面、更には隣に妙齢の女史が熱盛を啜る。定刻に撤収。池袋から徒歩帰宅。途中、ブックオフにて贔屓作家の短編集など調達。この店舗の2階は古着を扱っている。夥しきシャツ、アウター、革ジャン、靴、カバン、帽子、パンツの陳列品に分け入って映画一本分の料金の一品を探し当てる。フォーマル及びビジネスシーンには誂えた一点豪華主義が信条であるが、プライベートはパジャマ兼用のようなルーズなファッションが好ましい。真のお洒落とは真逆でありますな。帰宅して愛犬とすっかり日も暮れた公園を長い散歩に出る。我が仔は窈窕なる婦女子の連れたる愛玩犬に寄って行く。相手の飼い主に撫でられご満悦。おぉよしよし主人の好みがわかっておるな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猿の見る夢

2020-11-10 20:17:36 | 書籍
11/10(火)晴れ
深夜までの読書が祟って8:30スマホの目覚ましに起こされる。階下では我が仔も吠えている。空は小学生が写生した如き快晴。まず散歩、次いで軽い朝食、簡単な清掃を済ます。喰って運動すれば自然にもよおして快心の脱糞。気分爽快になってようやく仕事。チマチマデータ修正しているとはや正午。オムレツ月間ゆえ包む中身に傾注する。玉ねぎ・人参・きのこ類・南瓜・蓮根、新機軸でキュウリを加える。味付けは塩・胡椒・白ワインとレモン、隠し味にマスタード。これは駅前のビストロで1,800円くらいは取れると思ふ。夕刻、散歩がてら二駅隣のカフェまで。各種郵便物と新聞精読。保険更新の通知、リフォームフェアのお誘い、最近代表が辞めた家具屋のセールの案内。夕刊三面の≪キャバクラ店員乗せ[白タク]営業の疑い≫の記事に着目。大昔同種の運転手のアルバイトをしていたことあり。ああ懐かしい。堅いこと云いなさんな。需要があれば供給在り。だれも迷惑に感じない。桐野夏生の旧作読了。幾つかのシーンを覚えていたのでまたぞろボケの再読か、と思ったが、どうも雑誌掲載時に部分的に読んでいたようだ。相変わらず嫌な奴を書かせると巧い。大物プロデューサーになった気分で、映画化したら誰を使おうとキャスティングを空想して独りほくそ笑む。傍から見たら吾も相当気持ちの悪い輩だろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザ・ハント

2020-11-09 20:29:45 | 映画
11/9(月)曇り時々晴れ
5:45起床。中4日振りの出勤。午前中に雑用をやっつけて余裕の就業。昼にカルビ丼と半チャンポン麺。900円也。午後はTV会議に参加して定刻退社。新宿で途中下車して歌舞伎町のTOHO新宿にて米国インディー映画を鑑賞。観客は若年層中心に30名内外と程よい空き加減。低予算のB級スリラーで定評あるブラムハウスの製作。本国では問題作として上映が危ぶまれたそうだが、開巻から10分でさもありなんと納得。ズバリ人間狩りがテーマだが、スプラッター系のノリで序盤からバリバリ人が殺されてゆく。その手のエグイ描写に耐性のあるわたくしでも少々気分が沈んで来た。監督は直近作の文芸モノ≪死の谷間≫で感心したクレイグ・ゾベル。オスカー女優ヒラリー・スワンクを久々に観た。ヒロイン・ベティ・ギルビンと壮絶な死闘を演じてラストを飾る。現代米国社会の貧富の差や人種差別、分断がバックボーンにあると深読み好きの識者は云うかもしれない。 しかし制作サイドの意図は案外単純で、追われる者の逆襲(反逆)と生身の人間のサバイバルによる爽快感だけなのではないか。そう割り切れば明日には内容の過半を忘れる娯楽作として合格点の珍作だと思ふ。帰宅して愛犬と近所の公園を一巡。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジオラマボーイ・パノラマガール

2020-11-08 20:00:54 | 映画
11/8(日)晴れ時々曇り
少々寝坊して8:00起床。昨日(エクセサイズ)の疲労が若干残っていたか。愛犬と散歩して近所のファミレスでブランチ。11:00~ジムで遠泳と水中歩行とサウナ。一旦帰宅して愛犬と2度目の散歩。賞味期限切れのホットケーキミックスでパンケーキを焼き、実家から貰ったジャムと餡子で遅い昼食というより三時のおやつ。夕刻、近所のシネコンで先週末から公開のインディー系邦画を鑑賞。観客14名と閑散。この女流監督の長編デビュー作も公開の翌日に鑑賞。以下、日記から抜粋・・・≪原作はライトノベルだそうだが未読。これはなかなかの拾いものであった。トラウマを背負った主人公たち、という使い古された設定に、やや強引で無理な展開もあったが、この新人監督(シナリオも)の才気は相当なものである。軽妙で洒脱。映画でしかできないポップで粋な表現。これは楽しめました。≫主演は売れる前の染谷将太でしたな。直近作も初日に鑑賞。以下、同様に日記から・・・≪開園100周年を迎える井之頭公園とそこで出会った男女を描いたご当地映画。淡い水彩画のようなタッチの小品。贔屓女優が出ているだけで点数が甘くなる。この監督の6年前に発表された長編デビュー作はリアルタイムで劇場鑑賞して大いに感心した記憶あり。ライブシーンが少々残念だったほか、粗もあり腑に落ちない点もあるが、その映像センスは随所に光るものあり。≫舞台挨拶で橋本愛と永野芽郁を目の当たりにしてニンマリ。さて本作。不慮の事故で現役を退いているが映画化が続く岡崎京子の成人雑誌に載ったコミックスが原作。漫画喫茶でパラパラと眺めた記憶あり。基本はボーイ・ミーツ・ガールものであるから勝負は主演男女優の鮮度と魅力できまる。原作と違い彼らは同衾などせず言動にも幼さが残る。淡い語り口同様、これはシナリオも書いた監督の意図する演出だろう。彼氏を翻弄する悪女(売出しの森田望智が好演)や姉役の成海璃子の方が魅力的に描かれていると云えば意地悪になるかな。しかし、こうした愛すべき小品こそ映画館で観て関係者を応援したい。帰宅して愛犬と夜道を3度目の散歩。昼間のポカポカが嘘のように冷気を纏って秋も深まる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来

2020-11-07 19:56:04 | 映画
11/7(土)曇り時々晴れ
7:00目覚まし不要で起床。愛犬と散歩を終えて愛車で近所のファミレスで朝食と新聞精読。スマホで我がテリトリー内に三ヶ所あるシネコンの上映スケジュールを確認。各々10面以上のスクリーンを擁す郊外型であるが、当然のことながらその演目の8割は重複している。コロナ禍の影響で公開本数は絞られて特に大作洋画は延期が続いている模様。本日の演目は全くの予備知識なく、鑑賞に及んだのは、たまたま上映時間が最も近かったからに過ぎない。アニメに特別な嗜好も偏見もない。観客は固定客(マニア)であろう若年層中心の20名弱で盛況とは云えず。始まってすぐのタイトルバックでメイド・イン・チャイニーズであることが判明。開巻の30分は設定・背景を把握するのに難儀をする。1時間過ぎまではストーリーにも乗れず、後半ようやく盛り上がるも何処か既視感あり、良き観客になれぬままエンドロールを見上げた。ただその熱量や意気込みは十二分に感じられ、力作であることは間違いない。もしやこれはTVシリーズの映画化か?と思い調べたら、当たらずと云えども遠からずで前日譚だそうな。技巧を尽くした流麗な邦画アニメを見慣れている身としては、純朴な背景や人物の表情など細部に粗さが目立つ。本国では40億円を超えるヒットを記録したそうな。要所要所にジブリやメジャー作品の影響を色濃く感じた。かの国のクリエーター達がリスペクトしているのは明らかであろう。一旦帰宅して愛犬と2度目の散歩。夕方からはジムでエクセサイズ。1キロの遠泳と2キロの水中歩行。サウナに入って汗を絞り出して、そっと体重計に乗る。理想値からプラス2キロ。年内までには達成したい。決意をあらたにしたにも拘わらず夕餉に駅前のカレー専門店で大盛りをオーダー。食い意地をコントロールするのは至難である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おらおらでひとりいぐも

2020-11-06 21:36:38 | 映画
11/6(金)曇り時々晴れ
週末の在宅勤務。朝は定例の遠隔ミーティング。終わって愛犬と散歩。そしてゆっくりブランチ。仕事は合間に実質2時間。午後の散歩から帰って遅い昼食に明星の高級インスタントラーメン(味噌味・税込170円)を食す。白菜・キャベツ・モヤシ・人参・ピーマン・タマネギ・長ネギ・ニラ・エノキ・豚バラと丁度10種を炒めて圧巻のボリューム。これは名店で試作品と称して千円は取れるのではないか、と自画自賛。夕刻、自転車にまたがり隣町のシネコンで本日初日の邦画[17:05上映]を鑑賞。場内高齢の単身者ばかり9名と閑散。タイトル通りやないか、と自嘲して最後部中央に座る。沖田修一は長編デビュー作以外全てリアルタイムで劇場鑑賞している贔屓監督である。原作の芥川賞作品は雑誌掲載時に読了。20年以上前に筒井康隆が≪敵≫という傑作を書いているが、純文学でも世相を反映して≪老人独白小説≫が出てきたなと感じた。方言と云う語り口と孤独な老婆の日常がベストマッチ。監督同様、主演が田中裕子というのもソソる。≪火火≫と≪いつか読書する日≫がマイベストだが、実年齢から10歳老け込ませて、相変わらずの芸達者ぶり。脇役陣が豪華なのは良いようで、その実裏目に出ている感もあり。特に個性派男優三人は少々騒がしい。この手の小説の映像化は原作に忠実過ぎると失敗する。妄想や過去との去来で幾つか印象的なシーンあり。寺山修司やフェリーニにも通じる劇的祝祭を楽しんだ。但し2時間15分は長い。90分くらいにコンパクトに刈り込めば締まった佳作になったと思ふ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世知辛い浮世の些事

2020-11-05 20:02:46 | 日記
11/5(木)晴れ
秋晴れ。在宅。特筆すべき事項なし。7:30覚醒、深夜までの読書が堪えて珍しく二度寝。それさえ15分で目覚めて床を上げる。十代の大昔、6時起床して気の張る外出があったにも拘わらず夕方まで寝過ごしたことがあるが、熟睡するにも体力が要る。加齢を感じる時である。愛犬と朝の散歩に出て2度ほど足がもつれる。我が仔が、大丈夫か?という目で吾を見上げる。どっちが主人か判らぬ。いっそ四つ足で歩こうかしらん。クリーニング屋で大量の冬物を引き取る。ビニールの手提げ袋は有料だという。大は10円、中が5円。小銭入れの1円玉を5枚集めて、衣類をパンパンに詰め込む。我ながらセコい。スーパーで定番の果実・野菜を吟味する。梨やマスカットなど、旬のモノがここぞとばかり高値なのが許せない。ミョウガやイチジクなどは庭になっていた幼少時代を懐かしみ、どうにも金を出して買う気になれない。夕刻、二駅隣のカフェまで散歩を兼ねて出向く。ウェイトレスのいる高級喫茶店であるから使い捨てのおしぼりも厚手の抗菌仕様。使わずに持って帰って貯めておく。帰宅してポストを覗くと国際的な慈善団体から毎度のご案内。以前出来心で株の配当金を寄付してから定期的に善意を≪慫慂≫される。えぇい、あぶく銭だい、お好きにお使い下さいまし、と毎年同額寄贈できたら、さぞこの薄汚れた魂は浄化されることだろう。あっ特売のモヤシ(28円)を買うのを忘れた。自身を矮小化して考えるような日は早目に寝るに限る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

対岸の祀り

2020-11-04 21:22:20 | 日記
11/4(水)晴れ時々曇り
一週間ぶりの出勤。朝は冷えて参りました。半袖の下着と薄いシャツで6時台の地下鉄に乗り込むとロングコートにブーツを履いた婦人もいる。体感温度はそれぞれか。真冬になったら南極越冬隊のような恰好をするのだろうか。7:00奉公先へ一番乗り。同僚に先んじて掃除のおばちゃんに朝の挨拶。就業開始時刻の9:00までにするべき過半の事務仕事(3通の報告書、アンケートへ解答、メールへの返信等々)を修了。あとはのんびり周囲を窺いデータ修正などをして時折ネット検索。ロビーで生保の担当者に出くわす。昨今新聞の三面を賑わせている不祥事(89歳のカリスマ・レジェンド社員がお客から19億円を着服)について質問。繰り返されるこの手の醜聞にはコンプライアンス以前に確信犯同士の結託があると思ふ。遅い昼食に焼き鳥丼とハーフチャンポンのセット900円也。定刻15:50退社。体力増進のため池袋から徒歩帰宅。途中、ブックオフとスーパーマーケットで桐野夏生の旧作と果実三種を購入。帰宅してすっかり黄昏た公園を我が仔と長い散歩。米国大統領選は予想通り大混戦らしい。あれほどクレージーな現職を倒せないとは民主大国も相当病んでいる。それは邦家も同様か。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キーパー ある兵士の奇跡

2020-11-03 15:10:26 | 映画
11/3(火)曇り
文化の日。旗日。新聞TVで叙勲の報道あり。国に褒めてもらうには、まず長生きをしなければならいようだ。それにしても紫綬褒章を受けた俳優・作家・漫画家・脚本家、皆々同世代で同慶の至り。7:30起床、愛犬と散歩のあとにファミレスでブランチ。食後にネットでシネコンの座席予約。10:15開演の英独合作には高齢層中心に30名前後。英国マンチェスターシティに49~64年まで在籍して500試合以上の出場を果たした名ゴールキーパー、バート・トラウトマンの半生を描いた作品。あいにく蹴球事情に疎く当人のことは不知。捕虜として捉えられ収容所で終戦、そのまま英国でサッカー選手として殿堂入りを果たす活躍をするのだが、成功するまでには周囲からの差別や愛児を事故死で喪うなど、映画はその葛藤と苦悩を丹念に描く。過去のトラウマとなったナチ時代のおぞましいエピソード、収容所の鬼所長などはフィクションだろう。調べてみると結婚は3度(最初の英国人妻とは離婚)、スペインで天寿を全う、享年89。つまり、我が琴線を激しく鳴らした滂沱のシークエンスは制作サイドの意図するドラマチックで巧妙な脚色であったわけである。そう云った意味では実に良く出来た伝記映画であった。主演のドイツ人男優が≪愛を読む人≫の青年であることに少々驚き。帰宅して我が仔と2度目の散歩。夕刻、ジムでエクセサイズ。夕餉はサバの塩焼き定食。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その呼び鈴は遠く耳朶に木霊する

2020-11-02 18:53:19 | グルメ
11/2(月)曇り後小雨
月初の休日の谷間。オセロではないが休暇を取得して4連休。8:30愛犬の遠吠えで覚醒。我が仔と散歩のあとは軽い朝食。物置から剪定鋏と脚立と竹箒を出して垣根を刈り込む。側溝に生える雑草も抜いて掃き清める。仕上げに散水して約2時間弱の作業終了。宿痾に侵されし旧友宅に架電。先週から2度目の不在。少し胸騒ぎがする。遅い昼食にサッポロ一番味噌ラーメン。まずラードで熱した鍋に豚こま、ニンニク・ショウガ(スライス)、豆板醤を炒め、長ネギ(青)、人参、ピーマン、タマネギ、ニラ、キャベツ、白菜、マッシュルームを順次投入。白ワインと胡椒とオイスターソースで味を補強して熱湯を加えて乾麺を入れて1分程で丼へ。半熟卵とみじん切りしたネギ(白)を載せて完成。生麺であれば、そこらのラーメン屋で800円くらいは取れる出来栄えであると思ふ。午後、2度目の散歩の途中から小雨が断続的に降り始める。夕刻、隣町のカフェで甘味摂取と新聞精読。朝日の看板記者による現首相の人物評に感心。伊達に20年以上、女性で政治記者を続けていない。単なる善人では為政(権力)者は務まらぬ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エレファント・マン

2020-11-01 21:16:01 | 演劇
11/1(日)晴れ
 はや霜月。7:30起床、愛犬と朝の散歩。午前中は自宅で寛ぎブランチをしっかり摂る。午後一番で2度目の散歩。13:00前に自宅を出て三軒茶屋まで。世田谷パブリックシアターで上演されている翻訳劇を観劇。600ある客席は満席。8割は若年の女子。主演男優目当てであろう。ジャニーズ恐るべし。主人公は19世紀末に英国に実在した人物。担当医師の著書を基に戯曲化されたのが1977年。過去デヴィッド・ボウイやブラッドリー・クーパーが主役を演じているが、邦家でも市川正親と藤原竜也が難役に挑んでいる。一般的には映画化の方が馴染みがあろう。D・リンチのモノクロ作品は、1980年に公開され学生時代に新宿ミラノ座で連れ合いと立ち見で観た。本公演は、舞台装置こそ簡素であるが、回転する舞台が場面展開をスムーズに行い、本格的なコスチュームが時代を感じさせる。見せ場はもちろん主人公の艱難辛苦と葛藤である。しかし周囲の者たちが、この異形の聖人を自分の魂の鏡として接し、後半のクライマックスでは健常者こそ糾弾されるべしとドラマを反転させた劇的効果に感銘をうけた。宗教的な側面や真の救済とは何か、などなど実に奥が深い。休憩を挟んで3時間弱、大満足の舞台でありました。終演後、駅そばのファミレスで出演していた恩人を交えて帯同者と劇評会。舞台製作の裏話が聞けてこれは役得。19時過ぎに帰宅して愛犬と満月を眺めながら三回目の散歩。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする