7日目:8月25日(火) ピラミッド観光
(人から聞いた話だけど)あのテロ後ほど、厳しい雰囲気はなくなってはいるんだろうけど、それでも外人観光客が立寄りそうな箇所に銃を持った、白い制服に赤い帽子の軍人(かな?)が必ず立ってる。
私達のバスの中にもわざわざ気を使ってスーツを着た警備の人が乗り込んでくる。(数年前に行った人はモロに軍の人だったらしい)。
でも、ピラミッド観光地区にはバスで乗り入れて、それぞれの箇所の駐車場までバスで行けるようになっていた。
前回は、クフ王の(第1)ピラミッドに入ったが、今は第1ピラミッドが1日300名までと制限されているために、今回はカフラー王のピラミッドに入る。自分の生涯で三大ピラミッドのうち2個も入るとは思わなかった。
が、カフラー王のピラミッドはセマッ! 人がようやくすれ違える通路を中腰で降りて、1回立てる所にきて腰を伸ばして、まだ中腰で上るっていくと20畳(おお!日本人!)位の玄室。で、終わり。ガイドの子(大学出たばかりの女の子)が「ピラミッドパワーを感じてきてね」と言ってたけど、狭すぎて神秘感なし。やっぱ入るなら第1だな。
汗だくになって玄室にたどりついて、扇子であおいでたら、中の警備のエジプト人が「貸してくれ」、そして「くれないか」。面倒なのであげると、今度は「ボールペンないか?」って、25年前と同じじゃん!
まだ、大人もボールペンでいいのか? もちろん、こんなこともあるだろうと持ってきているので、差し上げました。あまりの変わってなさが、ちょっとうれしい。
で、また、次にバスでラクダ乗り場に行って、乗って10m位歩いて写真撮った。
ピラミッドの所にもラクダ乗りの人がいっぱいいるんだけど、客引きがしつこいと警備の人にラクダを没収されてた。
25年前は、こんなシステマチックではなくて、母親を乗せたらラクダ使いに「母親を返してほしかったら買い戻せ!」と言われて、2ドルで買い戻したような・・・。まあ、バクシーシの国だからなあ。
それから、スフィンクスへ。まじかで見られる場所(ホーム)みたいのができているのだが、そこに辿り着く通路が狭くてごった返す。
で、写真はスフィンクスが見つめている(とTV番組「トリビアの泉」で話題になった)、ケンタッキーフライドチキン! なんとその上は、ピザハットだ。
それから、パピルス屋に連れていかれる。今だと、家族の名前をカルトゥーシュにして刷り込んでくれるサービス実施中!だった。
で、レストランで食事後、ハン・ハリーリ・バザールで散策。
店先で数人に「これ1ドル!店の中にもっとあるよ。どうぞ!」と言われて、店の中に入るともっと高い物を勧められる。「さっきの1ドルので」と言うと、「いや、10ドルだよ。」
「えっ~、1ドルって言ったじゃん」「俺じゃなく彼(客引きしたうちの一人)が言ったんだ」というのが、今流行のパターンだった。
日本でも流行りだから、コットンのマフラーが欲しかったんだが、やたら高い。「これは中国製じゃない。エジプト綿だ。だからライターの火であぶっても、燃えないだろ。」と、どこの店でも言われる。結局、何も買わず。
空港までの間、バスで車窓を眺めると、25年まえとまったく変わらない街並み・・・。一般人の家で、建築中じゃなくて、雨が降らないから最上階は屋根なし。で、家族が増えるとまた、上に屋根なしの部屋を作るのさ。
帰りの飛行機も空いていた。
8日目:8月26日(水)
夕方に家に着いて、洗濯。翌日から現実だ。あ~、また行きたい!