試写会に行く度に、予告編を見せられてたんで、楽しみにしてた。
「ようやく見た!」って感じ。日本公開は3月12日から。
「シャーロック・ホームズ」と言っても、キャラと設定だけ借りて、雰囲気は五右衛門がレギュラーになる前のアニメの「ルパン3世」とか、「ビバリーヒルズ・コップ」とか、ちょっと大人っぽい「ハムナプトラ」とかそんな感じ。
ホームズとワトソン君+アイリーンは、どんな危険な目に遭っても、かすり傷ですむ。
ホームズとワトソン君の、仲の良い男子中学生みたいな友情と、軽妙でユーモア溢れる会話でストーリーが進む。で、アクセントで、いつからアクション俳優になったんだ?ロバート・ダウニー・Jr!と声をかけたくなる、乱闘シーンがある。
だから、本当はもっと面白くなったはずなのに。なんか、今一・・・。おかしいなあ?
敵の設定が宗教がかってて、中途半端(「天使と悪魔」の後だからかな?)だからかな?
ジュード・ロウのワトソン君は、本当に素敵なのに。多少薄くても、やっぱカッコいいよ!
奥さんになるメアリーが、一番の原作のイメージに近いかな。
CGはすごいよ。産業革命に沸くロンドンが、ちゃんと目に見える。最後なんて建設中のタワー・ブリッジで、テムズ川を見下ろしながら、悪役と闘うんだよ。
ただ、なぜ、国会議事堂からタワーブリッジまで、地下道でほんの5分位なんだ?ロンドンに行ったことのある人なら全員興ざめじゃん。あんだけCGでちゃんとロンドンを描くなら、きちんと距離感を出すなり、船に乗った事にするなりして欲しかったなあ・・・。
で、続編は、宿敵モリアーティ教授と闘うらしい。
「アイアンマン」と「シャーロック・ホームズ」と2つもシリーズをかかえて、大丈夫か? ロバート・ダウニー・Jr。
君のちょっと危うい感じは、演技とは思えんからな。