覚えにくい題名だ。
この映画、私が試写会に行こうと乗った地下鉄が事故で止まってしまい、開映時間に間に合わず見られななかったというPARANORMAL ACTIVITYに見舞われた作品だ。
確かに135万円で作成されて12館で公開されたのを観た人は拾い物だっただろうなあ。135万円で12館ならすっごく面白いもん。
日本でこんなに宣伝で煽られたら、苦しいよね。
120名ほどの小さなスクリーンの映画館だったせいもあるけど、期待に胸ふくらませた観客で全席満員!
昼間の映像が正直退屈。
ブレアウィッチみたいに仲間割れして騒ぐほど、じっくり人間関係が描かれてないし(まあ二人きりだからね)。で、一転、夜の寝室のカメラに切り替わって下に時刻表示が現れると、絶対に何か起こるから、観客全員が息をのんで緊張する。周りの客の、その緊張感が面白かった。
横の男の人は、何かが起こる度、小声で「こえ~」「わっ!」とか言ってたし。
まあ、びっくりさせられるんだけど、早い時期に相手は「悪魔」だと分かるため、日本人には怖くないよ~。悪魔=邪悪な者と、とらえれば、日本人でも怖いはずなんだけど、怖くないよ~。途端に対岸の火事。今、物音が背中の方でしても怖くないもん。
舞台となる家が、若いカップルだから、ちょっと田舎の古い一軒家かと思ってたら、サンディエゴの高級建売住宅街のプール付きのすごい立派な家。テレビも60型以上あるし。ミカ、君はそんなに優秀なデイトレーダーなのか? そうなんだろうなあ。「今日の稼ぎの半分で、このカメラを買った」って言ってもんな。そりゃ悪魔も男として嫉妬するよな。
寝室のドア、閉めればいいのに・・・。