内容、盛りだくさんだから、どれ位削るかだよね。
キャストは、まず、ふうん、これがモテモテ男のミカエル君かあ。まあ、悪くはないけど。エリカとの関係もあっさりした描き方だし、セシリアとは関係持たなかったし、こんぐらい普通の男の方がいいのかなあ。
リスベットは化粧でどうにでもなるかなあ。ただ、ゴルフクラブ振り回すところは、もっと腰が据わって、強い所を見せて欲しかった。
エリカも最後に出てくるあの人役の女優も、顔、怖い。スウェーデン人の女の人って、年取ると顔が怖くなるのかな?
YAHOOのレビューだと、「グロい」という意見が多かったけど、私はむしろ犯人の変態ぶりの描き方が、弱いと感じた。あの地下室、もっとオドロオドロシイ方が良かったのでは?
リスベットの後見人の弁護士は、パート2・3にもつながるし、原題の「MEN WHO HATE WOMEN」の一人だから、結構重要なんだけど、本読んでない人にはびっくりするかもね。
あと、ヴァンゲル一族が結局事件を葬った事はもっときちんと描いた方が良かったのではないかと思った。
でも、ハリエット失踪事件が、どんどん解明していく手際は良かった。余計なエピ・登場人物・雑誌「ミレニアム」のシーンは削って、結構早く写真に辿りつくし。
リスベットとミカエルの関係もこの位の方がいいのかもね。原作の、最後のリスベットの、クリスマスの切ないシーン(涙が出たぜ)がなかった方がホッとする。
エンドロールの後、「特報」の文字が突然現れて、パート2の予告編が流れる。確かに、この作品を観た人しか、パート2は観に行かないから効果的だよね。でも、「のだめカンタービレ」と同じ手法じゃん。
本国版のパート2と3、早く公開しないとね。ハリウッド版に食われちゃうよ。