ウルトラQ時代の怪獣(シンなので禍威獣という当て字にしてる)が次々出てきて、ウルトラマンも待たせる事無くすぐに登場!
その後も地球を狙う宇宙人(シンなので外星人となってる)達をウルトラマンがやっつける!
で、日本がどんどん壊されてるのに悲壮感は何もない。日本にしか禍威獣が出なくて、米軍の武器を使用するとアメリカから請求書が回ってくる。ので、アメリカの陰謀かと思ったよ。
ニヤリとさせる所もいっぱい! ええっ! 長澤まさみ、巨大化! しかもあんなカッコで? あの衣装はちょっと10年前っぽいぞ。
そして竹野内豊がこんな所に!無駄使い振りが楽しい。
山本耕史の宇宙人振りが、「鎌倉殿の13人」に通じるものがあるぞ。しかも挨拶では名刺を出してきて、宇宙人同士の打ち合わせは居酒屋のカウンターで日本酒飲んでるし。
斎藤工ももちろん、西島秀俊がとっても楽しそうだった。
特撮はエンドロールで『白組』が一番最初に出てくる。そうか、頑張ったじゃないか。おばさんはウルトラマンが飛んでる時、角度を変えると雲も一緒に角度を変えていた時代に育ったからなあ。いやあ、楽しかったぞ。そりゃたまに、CG処理が粗い所もちょっと気になったけど。まあ、いいか。
ところがだ。ゾフィーが出てくると、おばさんは急に楽しくなくなる。
山本耕史のメフィラスは戦闘放棄して帰っちゃうしさ。
ゼットンをやってける方法が地球上の科学者総動員して(しかも、そんな風に見えない。「見えない」と茶化すセリフもあったけど、本当にキャストを含めそうは見えない)あれ? ウルトラマン、最初から気が付いていたのでは?
しかも、山寺宏一と高橋一生の会話だけでストーリー完結。
映画が終わってから、観客の男の子たちが「ゾフィーが使徒みたいだった」と言っていた。ヱヴァンゲリヲンを観てない私には分からないが、そういう事?
なんだ、最後の20分は? それまで、楽しかったのにさ。
映画前の予告で「シン・仮面ライダー」をやっていた。んんっ? 「シン・ゴジラ」は確かに面白かった。でも、こうも続くとなあ・・・。