インタビュー主流のドキュメンタリー。音楽を楽しむ感じではない。
私はa-haの世代だからなあ。本当に3人共カッコよかったんだよ。
曲もオリジナリティ溢れてて、ちゃんと長い間バント活動を続けててさあ。
製作は2021年だからコロナで中止になったワールドツアーのプロモーション兼ねてるのかなあ。今、公式HP見たら、日本公演はないけどブラジルには行くのか。そうかあ。
インタビュー内容としては、主にギターのポール・ワークター=サヴォイ VS ボーカルのモートン・ハルケット and マグネ・フルホルメンって感じで。憎み合ってる訳ではないけど(もしかしたら嫌いより憎いか方かもしれないが)、40年バンドを続けているので、お互いの性格はよく分かってて、相容れないのもよく分かっているという関係。なので、音楽性は認めて、多分経済的効果が大きいのでバンド活動は続けているけど、必要以上に長く一緒にいて喧嘩しないようにしている。
3人で写真を撮る時も、なるべく早く終わるようにしてる。
あまりの3人の仲の良くない態度に、私が40代だったら、ショックを受けるんだろうが、彼らと同世代の60代の私としては(あ~、分かるわ)って感じ。
そうなんだよね。性格合わないと分かっていても、ビジネスで一緒にいなけれならないなら、しょうがないよね。
言語は、NYを拠点にしているポールは英語で、モートンとマグネはノルウェイ語(多分)。最初はあれっ?と思うけど、流れる映像とインタビュー音声が違う時に誰が話しているか分かるので、便利だった。
ポールは、2人に性格の悪さをというか意固地さを指摘されている割には、高校の頃からの彼女と結婚して続いてて、a-haとは別のバンドも一緒にやっている。もしかしたら、単に2人と合わないだけで、人によっては好かれる人かもしれない。
マグネは、心労から心臓病になって、心臓も止まった事もあるらしい。大変だ。
そして、QUEENでももめていたように、3人で曲を作るから、クレジットを誰にするかでわだかまりが凄いあったらしい。U2は最初から話し合いで、作詞作曲U2にしてるらしい。ピンの仕事も3人の収入にしてた東京03みたいだなあ。今は違うらしいが。
40年近くバンド活動をしてる60歳の3人の人生のインタビュー映画として観れば成立するけど、ファンはあまり観たくない映画かもしれない。