知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『「未踏の地」なき時代の冒険とは(現代日本を代表する探検家、角幡唯介氏は言える)』ー全地球測位システム(GPS)を持たず、相棒の犬と共にソリを引いて北極圏をー』

2020-12-02 15:00:57 | 冒険

『「未踏の地」なき時代の冒険とは(現代日本を代表する探検家、角幡唯介は言える)

ー全地球測位システム(GPS)を持たず、相棒の犬と共にソリを引いて北極圏をー

20187014付け日経文化欄に冒険について載っていました。 『冒険家にとって現代は受難の時代に見える。 何故なら地図の空白も、未踏の山頂もあらゆる場所が、ほぼ踏査尽くされ、地理的な未知の空間は消えつつある』と。

 

 現代日本を代表する探検家の一人、角幡唯介氏(42)は、太陽が昇らない極夜の北極圏を旅した。 斬新なのは目的地にたどり着くことよりも人間の本能を呼び覚ます目的にした冒険スタイルです。 氷点下30度の中、光は月明かりとヘッドランプのみ。 『情報技術の網の目の中から脱するため、全地球測位システム(GPS)を持たず、相棒の犬と共にソリを引いて進む』。 猛吹雪の中で、死の恐怖が募るほどに自分の求めた冒険はこれだと歓喜すると。 彼の著書『極夜行』にあります。

この『命綱のGPSを持たずの冒険』でいろいろ、思い出します。 先ずは、ロッククライミングですが、ウェブ情報からです。

戦後、輸入された用具の普及とあいまって岩登りが流行し、とくに、埋込みボルトの使用とダブルロープ技術による人工登攀によって、困難な垂直壁や岩ひさしなどの登攀が可能になり、多くの新しいルートがつくられた。 二重構造のボルトをドリルで開けた穴に挿し込み、頭をハンマーで打つと、内部のボルトが外側に広がり、確保点を形成する。 ハーケンなどに比べるとより確実な確保点とすることができる。 

 これに滑車などを併用すれば、あらゆる登攀器材(ビバーク器材含む)も持ち揚げられ、どんな岩壁も登れそうです。 当時これで、自分とその仲間も、有名な岩壁、谷川岳一ノ倉沢や、穂高岳滝谷なども登攀出来そうと酷い錯覚をしたものでした。 そこで『GPSを使用しない極夜の極致探検』と『埋込みボルトを使用しないで超困難な岩壁登攀』も冒険として、相通じるものがあります。 

 

この為、フリークライミング(安全のため確保用具は使用するが、それに頼ることをせず自己の技術と体力で岩を登るものを指す。 登りきった結果、確保用具を使用しないで登ったのと同じなので「フリー」の名が付くが主流となりつつある近年の登山界では、埋込ボルトは用いられることは少ないが、遭難者の救助や、事故などによって進退窮まった際には埋込みボルトが効果的である。

このフリークライミングが、始まったころに、自分は、冒険要素の大きいロッククライミング不適格者と自ら判断し、それをギブアップしました。

 

フリークライミング;

自分の体だけでヨセミテ国立公園のドーン・ウォール(Dawn Wall)を制覇

ウエブ情報から引用 

フリークライミングを、ザイルで安全を保障し、競技・スポーツとしたのが『ボルダリング(一種で最低限の道具(シューズとチョーク)で岩や石を登るスポーツ)』です。 自分も、今少し若かったらやりたかったし、できたかと・・・。   近年『未踏の地』や『冒険』の感覚が失われた背景には、情報技術の発達があり、スマホやタブレットが提供する情報で、簡単に行った気分になれる。 

 今回の記事に、最も身近な冒険は『普段は車で通る道を歩いてみる。 見ず知らずの人に話しかける。 これも未知との遭遇で冒険的』と、ありました。 喜寿になってやっと解ってきたことです。

 さらに、『グーグルマップの「地図」と「航空写真(海底の起伏は圧巻)」』はカネとチカラのない喜寿老人には、世界中どこへでも連れてって貰える、将に、空飛ぶ魔法の絨毯です。

               (20180715 纏め 20201202追補 #025)

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