『日本は凄い・日本人は凄い 5(古墳)』
ー弥生時代の墓は「墳丘墓」、奈良時代の墓は「墳墓」と呼び区別されるー
このシリーズのテーマ『日本は凄い・日本人は凄い』探しに、最近、行き詰まっていましたが、相応しいテーマが見つかりました。 それが『古墳』です。 昔、自分の住んでいた近くには、千葉県内でも有数の大規模の古墳群『龍角寺古墳・岩屋古墳』があります。 ヤマユリのシーズンにはよく出かけました。
古墳の定義ですが、ウエブ情報にこうありました。
古墳(こふん)とは、古代の墳墓の1種。土を高く盛り上げた墳丘を持つ墓を指し、特に東アジアにおいて位の高い者や権力者の墓として盛んに築造された。日本史では一般に、3世紀半ばから7世紀代にかけて日本で築造された墓を指す(弥生時代の墓は「墳丘墓」、奈良時代の墓は「墳墓」と呼び区別される)。
日本の歴史で、最近注目しているのが縄文・弥生・古墳・飛鳥時代で、特に縄文と古墳時代です。
余談になりますが、
以前に調べた日本の山城ですが、この数も、世界でも、群を抜いて多く、『日本は凄い・日本人は凄い』と思いました。 ウエブ情報ですが再掲載します。
『日本列島には3万とも4万ともいわれる城跡が存在する。 それらの大半は14世紀から17世紀までの間に築かれたものである。わずか300年間にこれだけの城が構えられたことは世界史的にみても日本だけであり、日本の中世はまさに大築城時代であった。』
戦国時代の初めのころ、山城建築ブーム時代、それでも、当時の日本の推定人口は約1,000万人です。
それと比較しても、古墳時代の推定人口は約200~300万人ですので、当時築かれた古墳の数、約16万基には、もっと驚かされました。
これもウエブ情報(古墳総数と都道府県別トップテンの古墳の数)です。
文化庁のウェブサイトに埋蔵文化財の数を調査した報告書があったので、その中から古墳・横穴だけを抽出、数の多い都道府県順に並べてみました。
『最新全国古墳の数、多い順ランキング!』 ※現存と消滅を合算した数です。
『平成28年度 周知の埋蔵文化財包蔵地数(古墳・横穴)』(文化庁調べ)
総数:159,636
1位)兵庫県: 18,851
2位)鳥取県: 13,486
3位)京都府: 13,016
4位)千葉県: 12,765
5位)岡山県: 11,810
6位)広島県: 11,311
7位)福岡県: 10,754
8位)奈良県: 9,700
9位)三重県: 7,025
10位)岐阜県: 5,140
古墳のない県は、北海道、青森県、秋田県、沖縄県です。
日本最大の大山古墳(仁徳天皇陵)と世界の三大陵墓との比較
これを築くための工期と工費は、仁徳天皇陵という巨大な古墳について、加藤秀俊・川添登・小松左京監修、大林組編著『復元と構想』東京書籍が、面白い推計を行なっている。
・工期
-現代工法… 2年6ヵ月
-古代工法…15年8ヵ月
・工数
-現代工法…延べ 29,000人(1日当たりピーク時 60人)
-古代工法…延べ6,807,000人(1日当たりピーク時2,000人)
・工費(試算当時)
-現代工法… 20億円
-古代工法…796億円
とウエブ情報にありました。
工数比較;
クフ王の大ピラミッドの工数;推定延べ 128,480,000人
(大山陵古墳の約20倍)
秦始皇帝の墓の工数; 推定延べ2,044,000,000人
(大量の素焼き兵馬俑製作工数を含む) (大山陵古墳の約300倍)
古墳時代の推定人口、約200~300万人の島国で、土木機械もなく、パソコンもない時代に、どのように縄張りして、労働力・材料の調達計画、工事進捗管理ができたか、なぞは深まり、『古代日本は凄い・古代日本人は凄い』と再認識しました。 古墳・墳墓・墳丘墓が日本では生活と隔離、中国では生活と一体と言われますが、テーマ『古墳』は奥が深く、課題がたくさん残りました。
(20190425纏め #096)