知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『コロナが変える米軍の姿 日経新聞のDeep Insightから』 ―バランス・オブ・パワーのタイトロープの危機状態は変わらずー

2020-11-30 22:23:15 | 兵器・戦争

           『コロナが変える米軍の姿 日経新聞のDeep Insightから』

        ーバランス・オブ・パワーのタイトロープの危機状態は変わらずー

 

『今までは』ですが、バランス・オブ・パワーの主力は、❶核兵器搭載の空母打撃群 Carrier Strike Group)・❷戦略ミサイル原子力潜水艦(SSBM)・❸大陸間弾道ミサイル(ICBM)です。

 

空母ロナルド・レーガン

ウキペディアから引用

アメリカ海軍の航空母艦。 ニミッツ級航空母艦の9番間である。艦名は第40代アメリカ合衆国大統領ロナルド・レーガンに因み、存命中の人名がつけられた3番目の空母でもあった。アメリカの空母で唯一海外を母港としている。

 

ロナルド・レーガンは第5空母打撃群 (Carrier Strike Group 5, CSG-5) の旗艦であり、第5空母航空団 (Carrier Air Wing 5, CVW-5) を搭載する。打撃群は第15駆逐戦隊 (Destroyer Squadron 15, DESRON-15) を含む。

 

オハイオ戦略ミサイル原子力潜水艦

ウキペディアから引用

オハイオ級の任務は、海中に潜み、アメリカに対して核ミサイルが発射された場合、または発射される恐れがある場合に相手国に核ミサイルを発射することである。

 

ワクチンの無い状態で、新型コロナウイルス感染症から人間を守る最も平凡でも有効な対策は『三密回避』です。 以前に、表題の記事『コロナが変える米軍の姿』20200523の日経新聞オピニオンDeep Insightに載っていました。 当初は、この新型コロナウイルス感染症が、もう少し早く終焉の兆しを見せるか、またはワクチン開発の目途がもう少し早くつくかと、「たか」を括っていた面がありました。

 

記事からの抜粋・引用です。

新型コロナウイルスの感染を防ぐには、三密回避が鉄則だが、どうしてもこのルールを守れない集団が、これが各国の海軍です。 軍艦、空母も潜水艦はいわば『三密』のかたまりです。 体が触れ合うくらい狭い密室で長い月日、衣食を共にします。 当然、感染が蔓延するリスクは高くなります。

 

3月以降、空母11隻のうち、セオドア・ルーズベルトなど4隻で感染が広がり、任務の中断を強いられた。 その後、3隻は少しずつ任務再開に向かったが、ルーズベルトは5月末まで、グアムで乗員の隔離や消毒に追われた。

 

米軍が超大国でいられる大きな理由は、最強の海軍をもち、世界の海を支配しているからです。 その主力は1隻あたり数十機の艦載機を抱え、どこでも即座に猛攻撃を仕掛けられる空母です。

 

ところが、他国を奮いあがらせる空母があっさり新型コロナに麻痺させられてしまいました。 最も『三密』から逃げられない点では、中国海軍も同じです。

中国は、感染の実態を明かしていないが、元自衛隊幹部は『感染が出てない、はずはない』とみている。

 

パンデミックの脅威は今後、アジア太平洋を巡る米中の海軍競争をどう左右するか、おそらく、米側の受ける方が大きい。 米海軍はこうした課題を精査して、パンデミックに耐えられる姿に進化していこうとするに違いない。

 

米国防省内の議論から判断して、向こう1020年以内に速まりそうなのは次のような変化です。

 

  • 空母を軸とした重厚長大型から、小さな艦船からなる分散型の艦隊の比重を高めていく。
  • ドローンや無人水上艦、無人潜水艦の導入が速まるほか、AIの活用が進む。
  • 演習ではシミュレーター装置などを使った仮想訓練も積極的に取り入れていく。

 

こうした動きは、コロナ前から出ていた。 中国のミサイルや潜水艦の能力が高まるなか、図体が大きい空母は格好の標的なり、沈められてしまう危険が高まっているからです。

 

米国海軍は2034年までに総艦数を289隻から355隻にもっていく計画だ。 当初は空母や潜水艦をふやす方向だったが、ここにきて無人・小型化の流れを反映した内容に見直す動きも出てきています。

 

どこまで、一気に変革が進むかは、余談は許されない。 職を奪われかねないパイロットや艦船の操縦士、軍需産業も反対に回るに違いない。 

 

無人・小型化などの流れは、後ずさりすることはない。 空母を中心とする大型艦隊がミサイルだけでなく、パンデミックにも脆弱なことを、米軍首脳は嫌というほど思い知らされたからです。

 

艦船は、感染症には一番厳しい密閉空間です。 特に原潜の数十日間潜航を続ける密閉空間は、新型コロナウイルス感染症なしでも、ストレスを鬱積させる極限状態にあります。 この極限状態そのもそを危機とする見方もあります。 対中国を考えれば、東アジアに展開する『戦略ミサイル原子力潜水艦(SSBM)』が、最大の切り札は変わりません。 

アジア太平洋で、米国・日本・韓国・オーストラリアが対中国とのバランス・オブ・パワーを考えると、ますます困難な事態ばかりが思い浮かびます。 この事態の解決をどんどん難しくしている人間の『業』の深さをしみじみと考えさせられます。

                              (20201130纏め #254

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『100m走、スプリンターのこと 1(初めは、走幅跳ルイス、200ⅿ走ボルト)』―オリンピックの花100ⅿ走を大輪に咲かせた二人のス-パースターは伝説にー

2020-11-30 09:27:00 | スポーツ

『100mスプリンターのこと 1(初めは、走幅跳のルイス、200ⅿ走・のボルト)』

―オリンピックの花100ⅿ走を大輪に咲かせた二人のス-パースターは伝説にー

 

カール・ルイス      ウサイン・ボルト

 

 

今では伝説のスプリンターともいえるカール・ルイスと、史上最強の、ウサイン・ボルトを比較してみました。             

   カール・ルイス  ウサイン・ボルト

生年月日

19610701、現在55

19860831、現在30

身長・体重

188㎝・88

196㎝・94

足のサイズ 右

28.4cm

31.0cm 

      左

28.7cm

31.0cm

自己ベスト100m

9861991年)

9582009年)

200m

19751983年)

19192009年)

トップスピード

12.05m/s 

12.27m/s 

トップスピード位置

40m附近

60m附近

平均ストライド

232㎝(x43)

244㎝(x41

 

ルイスの、100m自己ベストは30の記録、200m22歳の記録。

ボルトの、100m自己ベストは23歳の記録、200m23歳の記録。

いずれも当時世界新記録。

 

上記の数値から、従来の経験では比較の難しいところがあります。

トップスピード達する距離ですが、40 vs  60mと差は大きいが、二人の身長差(8㎝)・体重差(8㎏)・ストライド差(12㎝)これらの差は、あまり大きくありませんので、何とも言えません。 

一般的に、両者とも体躯からは、100m走よりも200m走に向いている、と言われますが、ウェブで見ると、ボルトは、ラスト10ⅿラップでスピードが落ちた例があります。予選で世界新を出したことがありますのでラスト10ⅿを俗にいう『流した』可能性はあります。 このトップスピードで走る6090m間は『流す前の、チカラガ抜けた状態で走れた』好結果と見られます。 

❸ウェブでは確認できませんが、ルイスはゴールまでトップスピードを維持していたと言われていますので、100m200m走共に理想的な走りあった。ボルトの100m走は、素人には『もしかするとまだ粗削り』に見えました

余談です。 上記の比較にIOCが選んだ20世紀を代表するスポーツ選手のベン・ジョンソンを選ばず、カール・ルイスを選んだ理由が下記です。

金メダルを剥奪、記録は抹消された幻の金メダリスト、短距離走のベン・ジョンソンが『IOCが選んだ20世紀を代表するスポーツ選手』に選ばれ、偉大な足跡のカール・ルイスが選ばれておりませんでした。 ベン・ジョンソンは『IOCが選んだ20世紀を代表するスポーツ選手』からも抹消されるべきで、反対にカール・ルイスが選ばれるべきであったと、今でも思います。 私見です。

 

因みに『IOCが選んだ20世紀を代表するスポーツ選手』は;

*サッカーの、ペレ(本名:エドソン・アランテス・ド・ナシメント)

*ボクシングの、モハメド・アリ

*バスケットボールの、マイケル・ジョーダン

*競泳の、マーク・スピッツ

*短距離ランナーの、ベン・ジョンソン

いまだに、20数年破られていない、100m200m走の女性ランナーの、フォローレンス・グリフィス=ジョイナーは、ドーピング疑惑はありましたが、結果『グレイ』でしたが、選ばれておりません。 IOCは、やはり男社会です。

ウサイン・ボルトは、特別に進化する『ヒト』が出てこない限り、次に『IOCが選ぶ21世紀を代表するスポーツ選手』に選ばれるでしょう。

将来のことですが、『IOCが選ぶ21世紀を代表するスポーツ選手』には、ウサイン・ボルトも可能性大ですが、レスリングの日本の吉田沙保里(個人戦では1敗を挟んで119連勝と206連勝)も選ばれることを信じています。

昔は、背の高いヒトは100m走には向かない、中肉中背の筋肉質が有利と言われていました。 今は違って、ルイスもボルトも高長身・大型選手で、比較的大きなヒトが、勝つ機会が多い時代です。

 

日本チームが銀メダルに輝いた400mリレーで、100m平均940で走っていますので、クラウチングスタートからトップスピードへの立ち上がりの大変さと、助走とバトンタッチがキーになることがよく判りました。 曲走路と体躯の関係も調べてみたいと思うこのごろです。

        (20160822纏め  20181104改 20181223改 20201130追補 #043)

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『映画「ラストサムライ」のモデルは、誰』―エドワード監督が言いたかったのは米国にもサムライは居た!―

2020-11-30 07:39:42 | 映画

           『映画「ラストサムライ」のモデルは、誰』

『エドワード監督が言いたかったのは米国にもサムライは居た』

   

ウエブ情報より引用

片仮名のサムライで思い出すのは大ヒットした映画『ラストサムライ』です。 映画『ラストサムライ』のエドワード・ズウィック監督が日本を勉強するうえで、感銘をうけた本に、アイヴァン・モリス氏の『高貴なる敗北』があります。

高貴なる敗北』ウェブ情報の引用です。

日本史の中で悲劇的な死を迎えた九人と一戦闘団を外国人の視点から書かれている本。
彼らの末路を“もののあわれ”という日本人の視点と、彼らの死に対する意味をモリスという外国人の視点で語られている処に意義があるのではないだろうか?

 欧米人は勝利者を高らかに語っても、敗者の悲劇はあまり感動を呼び起こさない。  せいぜいシェークスピアの悲劇(創作物)でしかないというが、モリスの語りは彼ら日本人の敗者に対しても手を差し伸べようとしている。

・・・・『アラモの砦』もありますよ。

映画「ラストサムライ」の原案本であるが、監督のエドワード・ズウィックも本書を読んで西郷隆盛の栄光と高貴なる敗北に感銘して、いずれ映画化しようと語っていた。
映画はモリスの語る「もののあわれ」と「高貴なる敗北」を見事に描いてくれいたのが印象深い。

 最後にモリスが悲劇の組織としたのが「神風特攻隊」であり、彼らの持つ死の意味を述べていた。私はモリスの言葉には共感を覚えるが。
 

 むしろ特攻隊一号とされている関大尉の「俺は国の為に死ぬのではなくKA(カアチャンの海軍隠語、奥さんを指す)の為に行くのだ」という言葉にこそ、もののあわれと高貴なる敗北の意味があるのではないかと考えるが・・・・。

 

『日本は凄い、日本人は凄い』が、お世辞ではないと確信するには昨今の世情では、まだまだのようです。

 

余談です。 ラストサムライのランキングを調べてみました。 

①  土方歳三  48%(他を圧倒)

②  西郷隆盛  13%(自分も想定)

③  徳川慶喜  10%

④  勝海舟    7%

⑤  榎本武揚   7%

 

実際の『ラストサムライ』のモデルは、榎本武揚と言う説と、上記の『高貴なる敗北』の西郷隆盛の章が原型になったと言う説があります。 自分は西郷隆盛説に賛同です。

 

実は、この映画は皮肉を込めて、ほんとの『ラストサムライ』は西洋式戦術指導に来日した、米国の将校であったと、この監督は訴えているように、自分には感じました。 この将校は、榎本武揚の部隊で指導していました。

 

歴史と事実は、往々にして異なる場合があります。 先日(20180605)日経の文化欄に載っていました。 記事『西郷ら奄美流刑の実像』からの抜粋です。

 

西郷隆盛は主君、薩摩藩主・薩摩斉昭の死後、奄美大島に3年の幽閉、3年で、償還されるも、薩摩斉彬の弟、久光の命に背き、沖永良部島に流刑された。

 

こんな記録がある『西郷は島民を蔑み、娘たちの手の甲の入れ墨を馬鹿にした。又、「もっとまともな家に住ませろ」と訴えた。 後年、明治政府の重鎮になったとき『奄美の砂糖を困窮する鹿児島県士族の救済に使えばよい』とも説いた。 島民搾取の現状を、目のあたりに見ながら、こういう考えだった。  

 

好対照は、『お由良騒動』で失脚した、名越佐源太は奄美大島で約5年の謹慎の身なった。 提供された一軒家も『広すぎる』と恐縮し、子供達には学問を教えた。 

自分の判断の中では『西郷どん』は、ラストサムライから遠ざかるばかりです。 

   (記事投稿日:2018/06/06、最終更新日:2020/11/30、♯021)

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『COVID-19との長期戦に備えて 1(参考にすべき国々と比較 6)』 ―後手・モグラたたき対策から、IT駆使して陽性者の追跡隔離を―

2020-11-28 22:08:38 | 政治・経済

    『COVID-19との長期戦に備えて 1(参考にすべき国々と比較 6)』

          ―後手・モグラたたき対策から、IT駆使して陽性者の追跡隔離を―

 

人口100万人あたりのCOVID-19の感染者増加率(9ヶ国と世界)

世界中が増加傾向の中でも、最近のデータが大変心配、米国・スウェーデン・ドイツが急増傾向。

  中国 台湾 日本 韓国 インド スウェーデン ドイツ 米国 ブラジル 世界
202002 55 1 2 57 0 1 2 0 0 11
202003 57 13 15 191 0 399 739 497 22 104
202004 58 18 111 210 24 2,010 1,899 3,142 368 403
202005 58 19 133 224 132 3,675 2,166 5,349 2,188 771
202006 59 19 147 250 411 6,700 2,319 7,826 6,437 1,314
202007 61 20 267 279 1,188 8,931 2,491 13,579 12,279 2,219
202008 62 20 537 389 2,624 8,341 3,184 18,171 18,171 3,243
202009 63 22 656 464 4,511 9,223 3,452 21,725 22,476 4,333
202010 63 23 794 517 5,896 12,779 6,192 27,333 25,953 5,866
202011 64 27 1,103 641 6,746 23,403 12,012 38,924 29,188 7,836

 

10月度の前月比  11月27日現在(月末予想の10月度末比)

ドイツ     179%       190%(11月末予想:204%)

スウェーデン  139%       179%(11月末予想:191%)

 

米国      125%       141%(11月末予想:147%)

ブラジル    115%       112%(11月末予想:114%)

 

台湾      108%       113%(11月末予想:115%)

中国      100%       102%(11月末予想:102%)

韓国      111%       122%(11月末予想:125%) 

日本      121%       137%(11月末予想:143%)

インド      107%       114%(11月末予想:116%)

 

世界      135%       132%(11月末予想:137%)

 

11月27日のデータからの11月末の予想値ですが;

ドイツ・スウェーデン・米国・日本がこれから、いかに収まるか。 スウェーデンの『集団免疫戦略』から『PCR検査拡大・追跡・隔離』を進めたが、これが、どのように功を奏していくか、結構心配です。 特に優等生国ドイツが、第2波の悪化が心配。

 

人口100万人あたりのCOVID-19の感染者数推移(東アジアの4カ国)

日本の急増は、韓国の増加よりずっと心配です。 中国・台湾はほぼ、抑え込まれている。

  中国 台湾 日本 韓国
202002 55 1 2 57
202003 57 13 15 191
202004 58 18 111 210
202005 58 19 133 224
202006 59 19 147 250
202007 61 20 267 279
202008 62 20 537 389
202009 63 22 656 464
202010 63 23 794 517
202011 64 27 1,103 641

 

人口100万人あたりのCOVID-19の死者数推移(9ヶ国と世界)

世界中が増加傾向の中でも、米国・ブラジルの急増が心配。

  中国 台湾 日本 韓国 インド スウェーデン ドイツ 米国 ブラジル 世界
202002 1.97 0.04               0.37
202003 2.31 0.04 0.44 3.18   14.46   9.58 0.75 4.96
202004 3.22 0.25 3.28 4.84 0.78 243.78 75.05 184.19 25.72 29.23
202005 3.22 0.29 7.04 5.29 3.74 435.18 101.45 313.54 135.65 47.41
202006 3.22 0.29 7.69 5.51 12.61 525.78 107.11 381.08 274.34 64.42
202007 3.24 0.29 7.93 5.87 25.91 568.26 109.11 459.42 429.35 85.74
202008 3.28 0.29 10.11 6.32 46.72 577.86 110.98 553.07 568.44 108.66
202009 3.29 0.29 12.37 8.06 70.65 580.14 113.24 580.14 672.38 129.46
202010 3.29 0.29 13.88 9.05 88.15 590.34 127.45 693.98 750.27 151.74
202011 3.29 0.29 16.22 10.06 98.34 655.69 186.03 795.93 806.65 183.91

 

10月度の前月末比  11月27日現在(月末予想の10月度末比)

ドイツ     110%       142%(11月末予想:148%)  

スウェーデン  102%       110%(11月末予想:112%)

 

米国      112%       114%(11月末予想:116%

ブラジル    112%       107%(11月末予想:108%)

 

台湾      100%       100%(11月末予想:100%)

中国      100%       100%(11月末予想:100%)

韓国      112%       111%(11月末予想:113%)

日本      112%        115%(11月末予想:117%

インド          125%       111%(11月末予想:113%)

 

世界      118%        120%(11月末予想:123%)

 

死者数増加率からは、ドイツ・米国・インド・韓国・日本が心配。

 

人口100万人あたりのCOVID-19の死者数推移(東アジアの4カ国)

台湾・中国は抑えこんでいますが、日本・韓国が感染者数の増加傾向と同様で心配です。

  中国 台湾 日本 韓国
202002 1.97 0.04    
202003 2.31 0.04 0.44 3.18
202004 3.22 0.25 3.28 4.84
202005 3.22 0.29 7.04 5.29
202006 3.22 0.29 7.69 5.51
202007 3.24 0.29 7.93 5.87
202008 3.28 0.29 10.11 6.32
202009 3.29 0.29 12.37 8.06
202010 3.29 0.29 13.88 9.05
202011 3.29 0.29 16.22 10.06

 

新型コロナウイルス感染症『COVID-19』と、新型コロナウイルス『SARS-CoV-2』は、想像以上に複雑でタフです。 まさに有事の長期戦です。 ワクチンが安心して皆が適用できるまでは、平凡ですが、『三密回避』、『マスク着用』、『PCR検査拡大と陽性者の隔離(クラスター感染防ぐには)』の徹底です。

 

100万人あたりの感染者数増加率と、死者数推移の地域差(米州・欧州・アジアの順)の早急な究明が必要です。 更には、優等国のドイツも心配。 各b種データも、同じ条件で集計されてはいないと思いますが、スペイン風邪以上の難敵です。

         (20201128纏め #252)

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『錆びない剣 1(偶然で結果良し)』(好奇心は探る—古代技術のこと』ー鉄鉱石の代わりに鉄隕石を使った。化学変化が錆や腐敗から剣を守った。ー

2020-11-28 18:08:47 | 技術

『錆びない剣 1(偶然で結果良し)』(好奇心は探る-古代技術のこと)

『鉄鉱石の代わりに鉄隕石を使った。化学変化が錆や腐敗から剣を守った』

 

先日、ツタンカーメンの特番で、3,400年間も『錆びなかった剣』が放送されていました。 

  


ウエブ情報(ツタンカーメンの錆びない剣の画像)より引用

 先ずはウェブ情報です。

 1922年、考古学者ハワード・カーターによって発見されたツタンカーメンの墓だが、ミイラの右大腿部分に、1本のナイフが収められていた。 現在、エジプト考古学博物館が所蔵するこのナイフの刃の部分に研究者を悩ませ続けてきた大いなる謎が秘められていた。

 なんと、3400年以上前に作られた鉄製のナイフであるにもかかわらず、刃がまったく錆びていなかったのだ。 しかも、鉄器時代の幕開け(紀元前8世紀)から遡ること600年、紀元前14世紀に作られたものと考えられており、世界史の通説とも合致しない。

 今回この謎に挑んだのが、ミラノ工科大学(伊)、ピサ大学(伊)、エジプト考古学博物館の研究者たちからなる共同研究チームだ。ツタンカーメンのナイフを蛍光X線による組成分析(非破壊分析)にかけた彼らは、結果を先月20日に学術誌の論文において研究チームは、ツタンカーメンのナイフが隕石から作られたと結論づけている。

 

 ここで思い出したのが、2,000年以上も錆びなかったと言われる。中国の『越王勾践剣』で八振りもある、と言われています。

 

これもウェブ情報です。

なんと、2000年以上という長い年月を土の下で眠っていたというのに、刀身が全く錆びていなかったからです。 別の場所で出土した同年代の剣の多くは腐敗が進み、かつての輝きは既に失った状態で見つかっています。 しかし、「越王勾践剣」は当時の造形や輝きをそのままにして見つかっており、刃の鋭さまで保っていました。

  ただの鉄ならば100年と持たずに錆びてしまうはず・・・。

(どんな防錆処置をしても、持っても百数十年でしょうか、日本の鉄筋構造が良い例です。)

  その謎を解明するために、中国の復旦大学と中国科学院が共同でX線解析した所、ついに謎が解明されました!  その結果、剣の刀身には銅が用いられており、表面には硫黄が多く含まれていることが判明しました。 そして、硫黄が刀身の銅と化学反応を起こして生まれた「硫化銅」が、剣全体を包んでいることも分かりました。つまり、硫化銅がちょうど鞘と同じ働きをして、刀身本体が空気に触れる事を防いでいたのです。 さらに、表面に薄いクロムが塗られている事も分かり、クロムの影響で腐敗を防いでいた事も判明しました!

つまり、化学の力を使って錆や腐敗から剣を守っていたのです。

 

このような情報;

❶エジプトの剣、鉄鉱石の代わりに鉄隕石を偶然使っていた。

❷中国の剣、結果的に、化学変化が、錆や腐敗から剣を守っていた。

を早く解って居れば、グラハムハンコックの小説に夢中にならなくて済んだと思うこの頃です。

       (記事投稿日:2018/05/31、最終更新日:2020/04/08、#019)


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