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知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『尊敬する野村克也氏も読んでいた「甲子夜話(かっしやわ)」』 『江戸時代後期に肥前国平戸藩第9代藩主の松浦清(号は静山)の随筆集』

2022-03-31 09:17:06 | 読書・図書館

『尊敬する野村克也氏も読んでいた「甲子夜話(かっしやわ)」』

『江戸時代後期に肥前国平戸藩第9代藩主の松浦清(号は静山)の随筆集』

  ⇒  ウエブ情報から引用

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

「ボヤき」が代名詞だった野村克也氏は、数々の印象的な言葉を残した。 心に響く名言もあれば、笑いを誘う“迷言”も。 09年には「ボヤき」が新語・流行語大賞でトップ10入りし「ボヤきが出るのは元気な証拠。 ボヤかなくなったらご臨終です」とスピーチ。 もう聞くことはできない野村語録は沢山ありますが、これがプロ野球ファンの一人『傘寿爺』にはたまらないものです。

 

この名言は『甲子夜話』に、ウエブ情報から抜粋・引用です。

 

随筆集『甲子夜話』の著者である松浦静山。江戸時代に生き、文武両道に励むなかで有名な言葉を残した。

静山のその名言は、東北楽天の野村克也前監督の座右の銘としても知られているが、その言葉の真意や彼の生い立ちはどういったものなのか。

※本稿は、『人生の決断を導く歴史人物の格言』(PHP研究所)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

 

「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」松浦静山

(1760~1841:大作『甲子夜話』を著した文武両道の平戸藩第9代藩主)

随筆集『甲子夜話』の著者として知られるのが松浦静山。平戸藩世嗣・松浦政信の長男として生まれた。父の早世に伴って静山は、12歳で祖父・誠信(八代藩主)の養嗣子となり、16歳で家督を相続した。

柳生石舟斎から新陰流兵法を伝授された徳川家康など、江戸初期以前には武芸達者な将軍や大名も少なからずいたが、静山は江戸中期の泰平の世にあって「心形刀流」を究めて印可を受けた。そのほか弓・馬・槍術や柔術まで武芸全般の修行を積んだ経験を持つ。

幼い頃から記憶力に優れ学問を愛した静山だが、いつまで生きられるかと危ぶまれるほどに病弱だった。その虚弱な体質を克服するため、教育にあたった祖母が文武両道を説いたとされる。江戸の商家出身の祖母がさばけた性格で、大名家の教育方法に固執しなかったのが幸いしたようだ。

静山は藩校・維新館を設立して自ら学を講じるとともに武芸の普及を図った。また藩政の改革を進めるため、身分にとらわれない人材登用も行った。

47歳で家督を三男に譲って隠居し、以後は執筆活動に従事した。1821年の甲子の日の夜に起草した『甲子夜話』は亡くなるまで毎夜書き足され、278巻に及ぶ。

東北楽天の野村克也前監督の座右の銘として有名になったが、言葉の意味は、負け(失敗)を虚心に反省すれば必ず原因が見つかる―。予期せぬ失敗やミスをしたとき、人は往々にして「運が悪かった」「ついてない」で片づけがちだ。

しかし、失敗した場合には必ず原因がある。失敗しないためには「運」が味方するようにふだんから努力を続け、「鈍」(当たり前のことを当たり前に行う、あるいはやるべきことを行うこと)と「根」(最後まで手抜きせずやり通すこと)に全力を尽くすのみである。

文武両道で、さらに吉原で通人として知られたという静山の言葉は、ビジネスにも通じる鉄則といえるだろう。

 

名言や、笑いを誘う『迷言』を沢山残した野村克也氏は、それらを『ボヤき』で表現されています。  このトーク術は野球界の大伯楽です。

 

愛称は「ノム」(ノムやん・ノムさん)「ムース」。血液型はB型。

選手としては、史上2人目・パリーグ初の三冠王達成(世界のプロ野球史上初の捕手による三冠王)、選手出場試合数歴代2位、監督出場試合数歴代3位、通算本塁打数歴代2位、通算安打数歴代2位、通算打点数歴代2位、通算塁打数歴代2位、通算打席数1位(11970打席)、通算打数1位(10472打数)、通算犠飛数歴代1位(113犠飛)、通算併殺打1位(378併殺打)、最多記録となるベストナインを19回受賞、パリーグ最多記録となる本塁打王を9回獲得、打点王を7回獲得、パリーグ最多記録となる最優秀選手を5回受賞などの記録を持つ。

監督としては1565勝1563敗を記録。 このうち「平成」(1989年1月8日 - 2019年4月30日)期間の勝利数1053は同時代における最多記録。 1563敗は歴代最多記録。 プロ野球では南海、ヤクルト、阪神、楽天の監督を歴任したほか、日本体育大学客員教授なども務めた。 元東北楽天ゴールデンイーグルス名誉監督(2012年まで)。

 

日本プロ野球史でベスト3を選ぶとしたら必ず入ると信じています。

(記事投稿日:2022/03/31、#510)

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『世界で最も美しい図書館の将来(急ピッチで進む書籍の電子化)』 ―マイクロフィルム・フィッシュでの撮影が懐かしい、傘寿爺!―

2021-10-16 11:13:24 | 読書・図書館

   『世界で最も美しい図書館の将来(急ピッチで進む書籍の電子化)

マイクロフィルム・フィッシュでの撮影が懐かしい傘寿爺!』

『図書館』で想像するのは? 本を読んだり、借りたり、勉強したり…機能的なイメージがあります。 そんなイメージを一掃するような世界の美しい図書館を発見しました! きっかけは、魅力いっぱいの『城・城郭・城塞・宮殿』調べていたら、『14世紀建造のチェコのゴシック様式の僧院型城郭』に見つけました。 今は素晴らしい図書館に生まれ変わっていた。  

図書館のイメージを変えて、これからは旅先での目的地に博物館・美術館に「図書館」を加えようと思いました。

先ずは、美しさと規模だけではなく、歴史上の偉大な図書館『アレクサンドリアの大図書館』から、この図書館が、最初に戦火に巻き込まれて焼失してから、二千数十年が立ちました。 ここにはパピルス本の写本で70万巻あったそうですが、当時、一般には公開はされていませんでした。 一般の人々に、『高嶺の花』で利用されていたとは思えません。 やはりアカデミックな『象牙の塔』であったようです。 

ウキペデイア情報から引用

レクサンドリア図書館は、プトレマイオス朝時代からローマ帝国時代にかけて、エジプトのアレクサンドリアに設置されていた図書館で、古典古代世界における最大かつ最も重要な図書館であり、ヘレニズム時代の学問において中心的な役割を果たしました。 図書館自体は、ムセイオンと呼ばれる、文芸を司る9人の女神ムサに捧げられた大きな研究機関の一部であった。

 

チェコの『ストラホフ修道院』

ウキペデイア情報から引用

チェコの『ストラホフ修道院図書館』

ウキペデイア情報から引用

 

リオデジャネイロの「幻想図書館」

ウキペデイア情報から引用

『幻想図書館』があるのは、リオデジャネイロの旧市街・セントロ地区。 裏通りにひっそりと建っていて、何も知らなければそのまま通り過ぎてしまいそうな建物です。 幻想図書館の正式名は、王立ポルトガル図書館。 19世紀、ポルトガルからの移民によって、母国の書籍を提供するために創設されました。 建築は後期ゴシック様式で、教会のような佇まいの外観。

一方、現代は、いろいろな課題はありますが、電子書籍の時代へ、確実に進んでいます。 スマホとタブレットの普及が拍車をかけます。 出版業界には打撃です。 この電子書籍には、本の重さ、厚さ、大きさ、匂いを懐かしむ自分は『複雑な気持ち』になります。 

昨今の地元・地域の図書館のメリットは沢山あります。 例えば、自分が住んでいる横浜市、18区にはそれぞれ市立図書館が18館あります。 大概の本・書籍はどこかの区の図書館にありますし、数か所以上に所蔵しています。 転送サービス・返却ポストも充実しており、お年寄り、特に傘寿には素晴らしい情報ソースになっています。

図書館の今昔をしみじみと感じるこの頃ですが、数十年、親しみ利用した図書館には、いつも感無量です。 更なる地元図書館のメリットですが、本・書籍は、6冊2週間借りられますし、予約が無ければ更に2週間の延長ができます。 新聞の文化欄に載った本・書籍は、その場でインターネット予約ができます。 ただし借りるときは図書館に行く必要があります。 この時は、返却された本・書籍が、書架に収納される前に、台車に載せられてカウアンター近くに展示されています。

この収納前に、台車に載せられた本・書籍を見る楽しみもあります。 図書間を利用される方々の『読まれる本・書籍の傾向』が解ります。 また、図書館内の端末でも、ジャンル別のベストセラーならぬ『よく読まれている本』が紹介されています。

 

やっと表題に戻ります。 日経新聞の文化欄からです。

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人気作家の新刊小説など売れ筋本を大量に購入する図書館が多い地元の図書館にも期待していますが、このようなことは期待できませんし、ないと思います。) 利用者の要望に応えるためだが、市場縮小に悩む出版業界からは、『無料貸本屋に成っている』と批判の声も上がる。 昨年の年間販売1位の又吉直樹氏の「火花」を30冊ほど揃えた図書館でも、依然とした予約で数百人待ちは珍しくないと。

1月13日、伊万里市民図書館は『文芸別冊 デヴィッド・ボウイ総特集』を並べた。 世界的ロック歌手デヴィッド・ボウイさんの訃報を受けてのものだ。

本の購入予算減という逆風の中で、長野県小布施町立図書館「まちとしょテラソ」では町民が自発的に委員会懐かしいですね、図書委員会、昔、万年委員でした。)をつくり、新刊書は年間2千冊しか買えないので、旧来の蔵書を掘り起こし「テラソ百選」を展示コーナーに等々、来館者は倍増方向に。

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数十年も昔のことです。 ある先輩が、リビングに飾った素晴らしい装丁の「森鴎外全集」を前に、どの巻の、どのページでも、ちょっと読めば、理解・感激できると言っていました。 当時は「本当かなー」、と思っていました。 最近、喜寿になって発見しました。 夏目漱石氏の「吾輩は猫である」です。 それも、自筆資料を底本として作成された「岩波書店発行 漱石全集 第一巻吾輩は猫である」です。 

昔、ふるさと創生資金で創った町立図書館のある田舎の町に住んでいました。 住民のリクエストで図書購入をして頂けました。 圧倒的にお子様やご婦人からリクエストが多かったので、自分たち。一般男子のレクエストは少なかったのでしょうか、高価な本でも購入頂き、最初にお借りできました。 今の購入予算の大幅減したことに比較、よき時代でした。

図書館利用の、メリット❶「無料」です。 因みに緊急に読みたい「新書」本は購入しますが、高額な一般書籍は図書館で借りますし、高額新刊書籍は、図書館に購入リクエストをします。 メリット❷静かな空調された閲覧室です。さらにアプローチの交通機関も空調された閲覧室で意外と集中できます(卒車の特権ですが、乗り越しに注意)。

今は、散歩をかねて・気分を変えて、方々の図書館「国立国会図書館」「県立神奈川図書館、横浜と川崎」「横浜市鶴見区立図書館」通いを習慣化してやっています。

             (記事投稿日:2021/10/16、#406)

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