建築物の正面部分(デザイン)のことである。フランス語に由来し、英語のfaceと同根[要出典]。最も目に付く場所であり、町並みを形成するもので、設計上、重要視される。
建築物の正面部分(デザイン)のことである。フランス語に由来し、英語のfaceと同根[要出典]。最も目に付く場所であり、町並みを形成するもので、設計上、重要視される。
『旧ソ連邦の一角エストニアに見る「温故知新」・クレッサーレ城』
「僧院型要塞・四稜郭は、転じて博物館、(国は、今は最先端の電子国家に!)」
クレッサーレ城
ウエブ情報から引用
クレッサーレ城は、バルト海交易を左右する要衝として歴代の支配者の手により堅固に築かれ改修された城塞。 15〜18世紀にかけて建造された星型要塞(実際は方形の稜堡式城郭)に囲まれた14世紀建造のゴシック様式の僧院型城郭であり、兵舎も現存。
僧院型城郭は、バルト海地方一帯に広く流行した様式、元々中世の宗教騎士団城郭は中庭を方形の城郭が取り囲む形が定着していたが、クレッサーレのものはチュートン騎士団が確立した様式を踏襲したものとなっており、星型要塞というヴォーバン方式の当時の流行も取り入れた形。
ヴォーバンの提唱した方式が取り入れられたのは1684年、当時北欧の海洋を牛耳っていた海軍大国スウェーデンによる英断。 小説に出てくる城と言われて想像するロワール渓谷の壮麗な城館とは正反対の簡素な騎士修道会の城郭。 必要最低限に留めることは箱になるという、近代建築を予見したかの様なクレッサーレ城。
『冬のクレッサーレ城(四稜郭は珍しい、日本にも北海道函館市に四稜郭)』
ウエブ情報から引用
最先端の『電子国家』エストニア(バルト海に面する「すごい小国」)
ウエブ情報から引用
『電子国家』エストニアが描く未来は、『国家』の概念を変えようとしています。
エストニア共和国は、バルト海に面する人口約132万人の小さな国です。 北は海を隔ててフィンランドと向かい合い、東ではロシアと国境を接していて、面積は4.5万平方キロメートルと日本の約9分の1程度。
エストニアは、最先端の『電子国家』として、海外から多くの視察団が訪れる国。 98%の人が電子IDカードを持ち、行政サービスの99%が電子化され、24時間365日利用できます。 会社設立もオンラインで完結、電子&リモート閣議、電子投票。 そんなエストニアのデジタル事情はこのようになっています。
エストニアのデジタル事情
- インターネット接続環境を備えた学校:100%
- インターネットを日常的に利用している16~74歳の国民:90%
- 行政のe-サービスを利用したことのあるインターネット利用者:87%
- インターネット接続環境を備えた家庭:88%
多くの高齢者は教室などではなく、家族から教わってインターネットを利用できるようになるのだそうです。
エストニアの電子国家化の背景には侵略の歴史があります。
中世にはデンマーク、スウェーデン、ロシア、ポーランドが領土争いを繰り広げ、スウェーデン領となった後には、ロシアの支配下に置かれ、1918年に一度は独立を宣言したものの、20年後には旧ソ連に組み込まれ、第二次大戦中には一時的にナチスドイツに占領された。
旧ソ連から独立回復を果たしたのは1991年のこと。 そして、国を立て直すにあたって大きな課題が、国土の割には人口が少なく、まばらに存在する住人にいかにして公共サービスを提供するかということ。 その答えが行政のデジタル化でした。 しかし今度は、大規模なサイバー攻撃を受けてしまい、2007年、電子国家に対する電子的な「侵略攻撃」とも呼べる。
この経験からエストニアが考え出したのが『データ大使館』、エストニアはルクセンブルクを基幹データの保管先に決め、2019年にはルクセンブルク国内に置いたサーバーにデータの転送を開始。 将来、領土侵犯を受けてもサイバー侵略攻撃を受けても、ルクセンブルクのサーバーにあるデータを使えば国は継続、あるいはすぐに再興できるという考え方です。 少なくとも遠隔行政は可能。
『国のコピー』を他国に置くという大胆な、エストニアは領土を失っても、サーバーの存在をもって国家の存続と考えることができるのではないか? そのようなアイデアを披露しているのです。
昔マンガにありました『潜水艦一隻は国家たりえるか?』同様に、サーバーあるいはサーバールームは国家たりえるか?『国家』や『国境』とは何なのかを考えさせられます。 公海上の浮上国家も同様に。
繰り返しになりますが、『電子国家』エストニアが描く未来は、『国家』の概念を変えようとしています。 日本人がITに弱く、日本がIT後進国になっている4つの理由をウエブ情報からです。
❶日本人は技術を軽視し、さらに、サービスも軽視するから
❷日本人は英語が苦手で、プログラム開発との相性が非常に悪いから
❸日本人は保守的気質を強く持ち、革新性が重要なITとは相性が悪いから
❹以上のような事項から日本のIT業界に、人が集まらなくなるから
傘寿の身ですが、『そんなことはない』とは言い切れないほど、身に覚えがあります。 ジャーナリスト・マスメディアの皆様(もちろん野党の皆様も)、縦割りの行政・規制の改革には、定性的ではなく定量的『ヒト・モノ・カネ・時間』に、政治と行政にチャレンジをお願いします。 特に、急務の『IT後進国』『デジタル後進国』改善に。
(記事投稿日20211014、 #405)