知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『COVID-19との長期戦に備えて(参考にすべき国々と比較 03)』 『複雑極まる、グループ・型・株では、スペイン風邪対策同様の自然終息待ち?』

2022-12-30 21:01:21 | 政治・経済

『COVID-19との長期戦に備えて(参考にすべき国々と比較 03)』

『複雑極まる、グループ・型・株では、スペイン風邪対策同様の自然終息待ち?』                                                             

傘寿世代としは、貴重な余生を、3年近くも、活動を制限された生活を強いられています。 特にボケ防止に有効な『カラオケ』は、いくら勇気があっても家族からは厳禁で、諦めています。 表題を久しぶりに備忘録にしました。

 

この度の本当に厄介な感染症は、日本では『新型コロナウイルス感染症』と呼ばれ、報道されていますが、世界中で、WHOの定義、病名が『COVID-19』、ウイルス名が『SARS-CoV-2』で使われています。 感染予防を徹底させるには、関係者は状況を、PPM(パーツ・パー・ミリオン)数値とその傾向・経緯を、一部の他国との比較で報道したらいかがと思います。

 

人口100万人あたりのCOVID-19の感染者数推移(2022/12/29)

 

7日間の新規感染者数(人口100万人あたり・PPM)2022/12/29現在

7日間の新規感染者数(人口100万人あたり)2022/12/29現在

World

457.1

88.4%

 

China

0.0

- %

 

France

2982.4

59.2%

 

Germany

2497.7

90.9%

 

Japan

9444.6

108.5%

 

South Korea

9000.8

97.9%

 

United Kingdom

0.0

- %

 

United States

1112.6

77.9%

パーセントは先週比
2021年人口

 

新規感染者数PPMは、7カ国中の日本・韓国・独国が世界平均以上、台湾情報なし)

札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門の情報

 

人口100万人あたりのCOVID-19の死者数推移(2022/12/29)

 

7日間の新規死者数(人口100万人あたり・PPM)2022/12/29現在

新規死者数PPMは、7カ国中の、仏国・独国・韓国・日本が増加、台湾の情報なし)

7日間の新規死者数(人口100万人あたり)2022/12/29現在

World

1.6

96.3%

 

China

0.0

- %

France

13.0

111.4%

 

Germany

10.7

108.1%

 

Japan

18.1

126.8%

 

South Korea

8.2

112.0%

 

United Kingdom

0.0

100.0%

 

United States

7.0

80.7%

パーセントは先週比
2021年人口

札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門の情報

『COVID-19』は、スペイン風邪対策が参考になるかと思い、調べてみました。

スペイン風邪の世界的な流行は、大きく分けて、1918年の春にはじまる第一波、1918年の秋にはじまる第二派、1919年の春にはじまる第三派という三つの流行の波に分かれていく形で感染拡大が進行、スペイン風邪による死者の多くは、ウイルスが『強毒株へと変異』した後の第二波と第三波の感染拡大の時期に発生することになったと考えられています。

 

防疫対策などを通じて人間の社会における社会活動が停滞していくことにより、ウイルスが次第に効率的に感染を拡大する場を失っていくことによって、スペイン風邪の流行は徐々に終息へと向かっていくことになっていったとも考えられることになるのです。 この度は、このような楽観視はできないようです

 

感染者が第六波で急増したが第六波まで抑え込んできた台湾は、中国武漢から最も近いにもかかわらず、当初は成功しましたが、最近はずいぶん厳しい状況になっています。 『ITによる徹底した水際対策と、陽性者把握・隔離と、三密回避』だけでは、どうかという観点から、日本がもっとも苦手な総括的検証が必要かと思えます。

 

いろいろな統計表や、グラフが発表されていますが、このCOVID-19は強力で、第1波から、第7波まで、簡単には判断できないほど、世界中の各国・地域に各々、複雑な展開をしています。

 

以前は、日本も『日本のコロナ対策はミステリアス』、「ジャパンミラクル』とか言われていますが、今は,一部の海外の関係者から、日本の関連数値に疑問が出始めています。

 

この記事内容を思い出して、今迄の対策の『総括的評価』をやって頂き、最近、急に、日本で猛威を奮っているのは、どの、グループ・型・株、でしょうか。 厚生労働省HPには、各種の数値が発表されていますが、さて、この度の『COVID-19』は、浅学菲才のズブ素人には、ただ混迷だけです。 関係者の皆様には、欧米の抑え込んでいる国々のいいところは、ご参考にしていただき、更なる対策と改善をお願い致します。

(記事投稿日:2022/12/29、#615)

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『大ピラミッドのこと 11(化粧石・化粧板は何処へ、古代エジプトの美的センスが!)』―約10トンの石灰岩の化粧石・化粧板、10数万個はいつ剥がされ、何処へー

2022-12-29 08:58:53 | 歴史・世界

大ピラミッドのこと 11(化粧石・化粧板は何処へ、古代エジプトの美的センスが!)』

約10トンの石灰岩の化粧石・化粧板、10数万個はいつ剥がされ、何処へ』

傘寿はせっかち(語源は急き勝ち)で、いつも結論を急ぎます。 化粧石・化粧板の『行き先・何処へ』ですが、想定は三つあります。

ギリシャ時代に、ギリシャの他の建造物を造るために剥がされた。

 (海路で1,200㎞以上、その上、積み込み・積み下ろしの荷役が困難

ピラミッドの化粧石は温度差で剥離した? ピラミッド表層崩壊。

 (高さ1.5m、幅1.5m、断面は台形、『上辺奥行1.3m、下辺奥行2.3m』、

  重量約10トンで、これは化粧板ではなく、超安定の化粧石『塊』

カイロの市街地を舗装するために使われた。

 (これが本命ですが、現時点ではエビデンスなし、写真記録もなし

最近の世の中には、世界にも・日本にも、ボヤキたくなることは沢山ありますが、まだ我慢できる大昔の時代のボヤキから入りたいと思います。 これからは、どうすればボヤキを減らせるかも、他のテーマで考えていきたいと思っています。

世界には、人類の遺産としての重要な遺跡が破壊された事例が、いくつもあります。 ひとつは、お隣の中国の『文化大革命』であり、身近にもありました。 日本の『廃仏毀釈』です。 

 文化大革命ウキぺディアから抜粋・引用

 文化大革命中、各地で大量の殺戮や内乱が行われ、その犠牲者の合計数は数百万人から1000万人以上ともいわれている。 またマルクス主義に基づいて宗教が徹底的に否定され、教会や寺院・宗教的な文化財が破壊された。

有名なのは明の万暦帝の陵が紅衛兵によって暴かれて万暦帝と妃の遺体が焼かれてしまったこと。

ウェブ情報(明 万暦帝の画像)から引用

 

廃仏毀釈ウキぺディアから抜粋・引用

 明治初期に神仏分離によって神道を押し進める風潮の中で、各地で仏像・経巻・仏具の焼却や除去が行なわれたが、この事件が仏教覚醒の好機ともなり、日本近代仏教は廃仏毀釈を梃子として形成されていった。

ウキペディアから引用(破壊された石仏、川崎市麻生区黒川)

表題『大ピラミッドの化粧石・化粧板は何処へ(古代エジプトの美的センスが!)』約10トンの石灰岩の化粧石・化粧板、10数万個はいつ剥がされ、何処へ」に戻ります。 『石』の建造物は、造るときは大変ですが、壊すときは、いとも簡単に壊すのが『人の性』・『人間の業』です。 一旦壊したら修復の方、はなかなかできません。

大ピラミッドの場合は『石材の剝奪』だけですが、化粧石・化粧板が再利用されたケースです。 『化粧石・化粧板』の剥奪だけで済んだのは、大ピラミッドはあまりにもスケールが大きくて、且つ精巧に建造されており、更に、四角錐の面傾斜は51度以上もあり、壊すための大掛かりな装置が必要であったようです、これ以上の破壊が出来ず、表面の化粧石・化粧板の剥奪に終わったのが真相のようです。 

歴史的時間スケールの中では、上記の例、前者の二つは最近のことです。 ただ情けないことはこの二つ(中国の文化大革命と日本の廃仏毀釈)は理由はともあれ、目的が破壊でした。 唯一の救いは後の一つの例は『歴史的遺産の破損』とは言え、大ピラミッドの化粧石・化粧板は、道路や建造物に再利用されたことです。

三大ピラミッドは大きい順にそれぞれ、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の王墓であると考えられていますが、現在では神殿であることも考えられており、厳密には、真相は未だに分かっていません。 化粧石・化粧板はこれらの三大ピラミッドを中心に施されていたようです。

それらの石材を何処からギザ台地まで運んだかですが、本体に使われている石材はギザ付近に産出する石灰岩を用いている。 表面を覆うために必要な十数万個の白色石灰岩(一部は赤い花崗岩)の化粧石(表石)は、ナイル川を溯った15キロ程先の上流から運ばれたものです。

ギザのピラミッドは完成時の想像図最近、ウェブ情報で見つけました。

ウェブ情報(ギザのピラミッドは完成時の想像図の写真)から引用

3基の中央のカフラー王のピラミッド(第2ピラミッド)最下部だけが赤で、他の大部分が白く外装されていた。 現在は最下段の1列だけに赤い花崗岩の外装が残っている。 3基の手前のメンカウラー王のピラミッド(第3ピラミッド)は下から16列がやはり赤い花崗岩となっていた。

『ギザの三大ピラミッドの現在の風景』です。

ウェブ情報(ウィキペディアの「ギザの大ピラミッド」)から引用

 

あの巨大な3基のピラミッドに貼り付けた化粧石・化粧板は何処へ

先ずは、一般的に言われているのは、『ギリシャ時代に、他の建造物を造るために剥がされたという事と、さらに現代に入ってもカイロの市街地を舗装するために使われてしまったということ』のようです。

更に、新説には、『ピラミッドの化粧石は温度差で剥離した? ピラミッド表層崩壊』があります。 

クフ王の大ピラミッドのてっぺんにあったキャップ・ストーンは、下に転がり落ちている状態で発見されたが、その原因は地震だとか。 地震で表面が崩れやすくなったとか、人の手による以外の場合の破壊の可能性は、色々考えられそうです。

三大ピラミッドのクフ王のピラミッドの北側の斜面の最下段には、白い化粧石の一部が今も残されている。 この『材質石灰岩の化粧石;高さ1.5m、幅1.5m、断面は台形、上辺奥行1.3m、下辺奥行2.3m、重量約10トン、三基ピラミッドで十数万個か?』。 大ピラミッドの階段状を斜面に仕上げる素晴らしい設計コンセプトです。

ウキペデイアより引用

この写真から、理由❷ピラミッドの化粧石は温度差で剥離した? ピラミッド表層崩壊。 (高さ1.5m、幅1.5m、断面は台形、『上辺奥行1.3m、下辺奥行2.3m』、重量約10トンで、これは化粧板ではなく、超安定の化粧石『塊』)が想定された可能性がありそうです。 そしてそんな化粧板で覆われたピラミッドは、太陽の光を反射して白く輝いていたのではないかと考えられていて、さぞかし荘厳な光景であったと思われます。

また何故、そのような化粧板で覆われていたのかの理由については、よく分かっていないようですが、それらの運搬と加工する事も大変な作業だったでしょうから、単に見栄えの問題だけでなく、何かしらの深い意味が有ったのかも知れません。

大ピラミッドのこと、いろいろ解ったような錯覚していましたが、まだまだ奥が深いし、楽しみが残りました。 次の課題、『クフ王の大ピラミッドには、260~280万個が組み込まれているが、石材のサイズが、下段から201段のトップまで、リニアに小さくなっていない、途中で大きくなっている層がいくつかある』ことです。 古代エジプトの『エジプト数学』恐るべしです。 これらの点からも、調べてみたいと思っています。

 (記事投稿日:2021/03/06、最終更新日:2022/12/29、#292) 

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『100年前に造られた神宮の人工森が、手入れ不要の自然の森に 1』『神宮の人工森が参考にできた元祖手入れ不要の森は、鎮守の森?』

2022-12-25 22:30:11 | 庭園・森

『100年前に造られた神宮の人工森が、手入れ不要の自然の森に  1』

『神宮の人工森が参考にできた元祖手入れ不要の森は、鎮守の森?』

『今後のために日本にとって大事な森、今後のために備忘録に』

 

本来の鎮守の森が、元祖『手入れ不要の森』だったと言われていますが、最近は、鎮守の森の実態は、かなり分かってきているようです。 日本人には、響きが心地良く、懐かしい鎮守の森ですが、今回ほど『自然に、自然に』維持することが本当に難しいこと・重要なことを再認識しました。 

 

昔は『神宮の人工森が参考にできたのは、元祖手入れ不要の森である、鎮守の森』でしたので、『手入れ不要の森は、鎮守の森』と言われるが、その前提に疑問符がついてきた。』には驚かされました。

 

『明治神宮御境内林苑計画』に描かれた林相の変移(『明治聖徳記念学会紀要』復刊第43号より)

ウキペデイア情報から引用

自然林・人工林のことで心配になってきましたことは『大量の木材の輸入国・日本の調達先の国々は自然林から伐採されている』と聞いておりますので、伐採後の植林は、神宮の人工林造成のような配慮がされてきたのか調べてみようと思っています。

  

『宇宙船地球号・奇跡の星・水の惑星が「人新世」時代へ』突入したのですから、地球を大事にするという観点から『自然に』を大事にしなければと反省しています。 今後の、森のこと調べるためにも、長文ですが、『手入れ不要の森は、鎮守の森』のこと、備忘録に残しました。 

 

ウエブ情報の抜粋・引用です。

『手入れ不要の森は、鎮守の森』と言われるが、その前提に疑問符がついてきた。 昨今の研究により、鎮守の森が本当に古来と同じ植生なのか怪しくなってきたからだ。 1935年に、農林省山林局が「社寺林の現況」という調査報告を出している。 

 

関東地方は、スギやヒノキ、マツが代表的で、そこにケヤキが混じる。 

信越地方は、カラマツが多いほかヒノキ、ケヤキの混じった森。 

中国、近畿、東海地方は、スギ、ヒノキ、マツが優占しつつ、カシやシイが混じる。 

四国、九州地方は、カシ、シイ、クスノキ、次いでマツも混じる。

 

全体として、関東以西の鎮守の森に多い樹種は、マツ、スギ、ヒノキなど針葉樹だった。 落葉広葉樹も比較的あるが、照葉樹はあまり確認できなかったのである。 どうやら四国と九州を除いて、照葉樹林主体の鎮守の森はあまりなかったようである。 またマツのような先駆種(裸地に最初に生える種)が目立つ点から、手つかずの森とはとても言えないだろう。

 

さらに文献を調べると、鎮守の森にも頻繁に人の手が入っていることがわかった。 落ち葉や枝葉を肥料や燃料として採取された記録があるのだ。 なかにはマツタケを採取する権利を売買していたところもあった。

 

また木材を得るためにスギ、ヒノキやケヤキを植栽することも少なくなかった。 サクラやウメなど花を愛でるため植えられた木々も少なくない。 またクスノキも、関東では自然に生える木ではなく、おそらく移植したものと思われる。

 

そして照葉樹林が目立つのは明治以降、とくに戦後であることがわかってきた。

では、なぜ鎮守の森に照葉樹が増えたのだろうか。 戦後は伐採が減り、落ち葉の採取もなくなった。 理由は、化学肥料や石油・ガスなど化石燃料が普及したからである。 用材も外材やコンクリートなど非木材が多く使われるようになった。 そのため鎮守の森に人の手が加わることが減った。 すると、それまで人の手で排除され、育つ環境になかった照葉樹が伸び始めたのである。 つまり、鎮守の森の照葉樹林は、案外歴史が浅いことになる。

 

だから、今の照葉樹林がどうなるのかわからない。今後も十分に育つのか。後継樹も照葉樹が生えて、長く保たれるのか。まだまだ未知である。

最近の緑化事業で、潜在自然植生が早く成立することを期待して、最初から照葉樹を植えるケースが見られる。 だが、これは植生の遷移を無視している。 最終的に行き着く(かもしれない)植物を、最初に植えても現在の環境条件に適応しない。

 

東日本大震災の津波に洗われた土地に、震災瓦礫で防波堤をつくり、そこに照葉樹林を作ろうという動きもある。 だが照葉樹が、その土地の条件に合うのかどうか怪しいし、津波に強いかどうかも極めて疑わしい。 もっと、冷静で緻密な行動を望みたい。

 

昨今、一つの植物や動物、微生物などに注目して「この種は本物」「世界を救う」だと持ち上げる傾向がある。 なかには癌の特効薬になるとか、ダイエットに効果的とか……。 だが少し考えれば、それらの主張は馬鹿げていると気づくはずだ。

 

世界はそんなに単純にできていない。 多くの種が相互に干渉し合って成り立つのが生態系であり、それには地域の広がりや時間の経過も絡んでいる。 たった一つの種や方法に頼り、手っとり早く問題を解決しようとする発想こそ危険だと断じておこう。』

 

日本の森林は鎮守の森か

日本は森林大国で、狭い国土にすでに沢山の森があるので、大規模植林の余地はあまりないと言われます。 然し課題は沢山あります。 傷んだ森を、高木、亜高木、低木、下草、そして土の中のカビやバクテリヤで構成される『本物の森』に戻さなければなりません。 『本物の森』でない、単層人工造林(杉、

松、カラマツ等)では最近の異常な豪雨や津波には耐えられません。 今では、開発で激減、細々と残っている、日本の『鎮守の森』が将に『本物の森』です。

 

最近の、豪雨土砂災害は『単層人工造林』での発生が多いように見えます。

 

偏見ではありますが、『鎮守の森・本物の森』は、多神教(自然の造物、何にでも神は宿る)の賜物です。 余談ですが、今の三大宗教(一神教)は奇しくも、森ではなく砂漠で生まれています。

 

『京都議定書』には、先進国が発展途上国に援助して植林などのCO₂削減策を行った場合、その先進国の削減として認めようとする『グリーン開発メカニズム」があります。 『森が泣いている』先進国日本は、日本の木材大量輸入に起因する森林伐採跡地のある国の植林支援は元より、足元の日本の森林回復も必須です。

 

『本物の森』には、必ず直根性・深根性の照葉樹、楠、シイ、椿があります。

楠は、葉が全部焼けても再生しますし、シイ・椿は潮風や津波に強いです。

松は、横根性で、津波に弱く、油分が多く火にも弱いことは、東日本大震災でもよく判りました。

 

新建材CLTの利用・活用をベースに、日本の林業と住宅事情が改善されることを期待しています。

(記事投稿日:2022/12/25、#614)

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『一流のリーダーは「全体最適」で判断し、優先順位を決める』 『「全体最適」はリーダーのカバーする責任範囲で大きく変わる』

2022-12-24 21:29:23 | 政治・経済・時事

『一流のリーダーは「全体最適」で判断し、優先順位を決める』

『「全体最適」はリーダーのカバーする責任範囲で変わる』

『「部分最適」は個人最適⇒家族最適⇒親族最適⇒組織最適と、当然、範囲が拡大し  「全体最適」へ近づく「言うは易く行うは難し」』 

 

民間企業の中間管理職で働いていたころに、『全体最適』と『部分最適』は、一部の経営幹部の方から時々聞かされました。 国・中央政府や地方公共団体が保有する企業『公企業』、そうでない企業『民間企業』がありますが、 この『公企業』と『官公庁(国や地方自治体の役所の総称)』では、『全体最適』と『部分最適』どう捉えて進められて、今日に到っているのか、これから勉強します。 

半世紀前に民間企業は、時に製造業は総力を挙げて、勉強・研鑽したのが、米国で開発採用された『IE・産業工学 industrial engineering、作業研究Work study、時間研究Time study、ワーク・ファクタースWork factors(ストップウォッチがいらない標準時間による作業改善の原点)法』でした。  

『IE・産業工学 industrial engineering…等』を実践的に採用して、輸出産業の花形、軽工業・重工業を支えた世界では、業務や仕事の定義や区分など意識もせずに我武者羅にやって成功してきました。 この世界『IE・産業工学 industrial engineering…等』では、計数化がされますので、『全体最適』と『部分最適』は、かなり自然に取り込まれていました。 

ウエブ情報から引用、全体最適』とは、会社経営や組織運営の場面において、会社や組織が抱えるシステム全体が最適化されている状態を指します。 会社経営者や企業幹部などの経営陣が会社全体の収益を最大化させるための指針として、全体最適という概念が用いられています。

全体最適と対象的な概念として『部分最適』という考え方があります。 全体最適は組織やシステム全体を最適化することに対して、部分概念は組織全体ではなく、組織やシステムの一部に着目して業務の効率化を図った状態を指します。 

全体最適は会社経営者や経営幹部など、会社経営に関わる上層部が意識すべき概念であるのに対し、部分最適は現場の部長やマネージャー、スタッフ一人ひとりが意識すべき概念だといえます。 

全体最適は部門同士の連携だけでなく、経営陣と各部門との連携も迅速に行われる組織構造であることに対し、部分最適は各部門がそれぞれ独立して意識決定を行い、会社全体が機能不全を起こしやすい組織構造だといえます。

日本の官公庁は『縦割り・多組織・多規制』で頑張っておられます。 ここで余談です。 その上に日本語の『漢字・ひらがな・カタカナ・カタカナ外国語・夫々の省略語』の優雅な変化と、『個人の漢字名前の読み方の自由さ』があります。この度のCovid-19対応の医療組織の事務処理のご苦労は想像に余ります。 せめて『マイナンバー』がしっかり根付いておればと! 

こんな時に読んだのは、阿比留眞二氏の新著『最高のリーダーは、チームの仕事をシンプルにする』でした。 仕事の単純化ですが、必ず『全体最適』と『部分最適』の壁があります。 

ウエブ情報から引用 

一流のリーダーは「全体最適」、二流は「部分最適」で考える。 一流のリーダーは、常に「全体最適」を考えながら物事を判断し、優先順位を決めます。 一方、二流以下のリーダーは、知らず知らずのうちに「部分最適」の考え方で物事を判断し、優先順位を決めてしまうのです。 「部分最適」とは、個々の業務を最適化することです。一方、「全体最適」とは、仕事全体の効率や生産性を最適化することです。

一方、二流以下のリーダーは、知らず知らずのうちに「部分最適」の考え方で物事を判断し、優先順位を決めてしまうのです。「部分最適」とは、個々の業務を最適化することです。一方、「全体最適」とは、仕事全体の効率や生産性を最適化することです。 

「全体最適」を考えることで、仕事の優先順位は変わってくるのです。リーダーは、常に全体最適で仕事を合理的に進めなければなりません。 劣後順位「やらないことを先に決める」。

では、「劣後順位」を決めるにはどうすればいいのでしょうか。 (1)「部下に振れる仕事」を見極める。 リーダーは、仕事の量をなるべく減らすべきです。 (2)「作業」をやめて「仕事」をするできるリーダーとは、「作業」ではなく、「仕事」をする人です。 

全体最適を考えて「重要度が低い」仕事は切り捨てて、「重要度が高い」仕事に労力も、時間も注ぐのです。 

『民間企業』に比較して、『公企業』と『官公庁(国や地方自治体の役所の総称)』では、『全体最適』と『部分最適』どう捉えて進められて、今日に到っているのか、IT後進国に到ったことも、これから勉強します。

(記事投稿日:2022/12/24、#613)

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『NHK BS1「地球科学の最前線・天変地異の秘密に迫る!」を見て』『人類は地質時代区分の「新生代」の「完新世」後に「人新世」の提唱が!』

2022-12-18 12:01:08 | 地球・火山・地震・津波

『NHK BS1「地球科学の最前線・天変地異の秘密に迫る!」を見て』

『人類は地質時代区分の「新生代」の「完新世」後に「人新世」の提唱が!』

『セッカチな人達は「人新世」より「火新世」などと、冗談ともいえない時代』

 

地球上のいろいろなファクター(海水温上昇、気温上昇、地上の氷減少等々)が、今、引き起こす天変地異は、地球史上で過去に起きた、天変地異の原因と異なり、人類(ヒト)の所為で起こっています。 なかなか対策・改善ができない事象ですが、だからと言って落ち着いてはおられません。

ウエブ情報から引用

標題の『地球科学の最前線・天変地異の秘密に迫る!』を勉強するために、浅学菲才、門外漢の傘寿爺が、難しい地質時代区分を調べて、抜粋してみました。 長い地球史の中で、自然に変わって、人類(ヒト)が地球史の地質時代区分まで変えようとしています。 

地質年代は、地層の重なり具合をもとに、地球の歴史約46億年を古い順に始生代・原生代・古生代・中生代・新生代に大別する。 そのうち、始生代・原生代が約88%を占めているが、約6億年前の生物の出現後は、その進化に基づき、古生代・中生代・新生代に大別する。人類は、450万年ほど前の地質学的には新代・第四紀・洪積世の初め頃に出現した。

 

  • 始生代 26億年以上前で無生物時代
  • 原生代  8.5億年前で下等動物が発生した時代
  • 古生代  5億年前から2億年前で、生物が発生した時代 無脊椎動物、魚類、両棲類  が段階的に出現
  • 中生代  2億年前から6000万年前の時代で、爬虫類が繁栄した時代

新生代  約6500万年前から現在 

  • 新生代 第3紀 新生代の前期。約6500万年前から約180万年前まで恐竜の死滅後、哺乳類号の活動が盛んになった時代。 この末期に人類の祖先が出現
  • 新生代 更新世(洪積世) 第4紀の前期(大半を占める)で、約180万年前から約1万年前まで。水河時代にあたり、4回の水河期と3回の間氷期があった。ほぼ考古年代の旧石器時代にあたる。最初の人類はこの時期の初期100万年前ほどに現れた。東アフリカのアウストラロピテクスと呼ばれる猿人が出現し、すでに二足で歩行し、自由になった手で簡単な道具を用い、小規模な狩猟・漁労を行っていた。
  • 新生代 氷河期(氷期)  寒帯から温帯にかけて、地球が広く氷河におおわれた寒冷な時期。第4紀に4回あった。50万年ほど前の第1間氷河期には、ジャワで発見されたジャワ原人(直立猿人)や、中国北京郊外の周口店で発見された北京原人がいる。 ヨーロッパ・北アフリカのネアンデルタール人が出現した。ネアンデルタール人は、旧人といわれ、30万年ほど前にあらわれたのだが、機能に応じた形態の石器がつくられ、埋葬も行われており、宗教ももったといわれている。 これらの人類は現在の人類であるホモサピエンスとは異なり、絶滅した。原生人類(古生人類)と呼ばれている。
  • 新人の出現  8万年ほど前にはクロマニヨン人が現れた。クロマニヨン人は新人といわれ、現生人類で、現在のわたしたち(ホモサピエンス)と同様である。 クロマニョン人はアフリカからヨーロッパ各地に渡ったとされる。 集団で狩猟を営んで動物の肉は貯蔵されるようになった。丘の上に村落もつくられている。 洞窟に壁画を残している。クロマニヨン人からホモサピエンスにつながるかどうかは未だ不明。
  • 新生代 後氷期 新生代第四紀の最終氷期(ビュルム氷期)が終わった約1万年前から現在までの時代。

『地球科学の最前線・天変地異の秘密に迫る』に関する情報番組概要

火山噴火・地震・台風―地球上で繰り返されてきた天変地異。発生メカニズムの研究から、様々な自然現象が複雑に影響しあっていると分かってきた。 地球科学の最前線に迫る! 

地球が誕生して46億年。火山噴火・巨大地震・大型台風など、天変地異は繰り返されてきた。今、その発生メカニズムの研究が進んでいる。そこから見えてきたのは、様々(さまざま)な自然現象が複雑に影響しあっていることだ。防災の観点からも注目を集める地球科学の最前線に迫る! 

今後の調査のために、ウエブ情報の抜粋・引用です。

地震が発生するのはプレートという固い岩板が移動するからである。 では、そのプレートを動かしているものとは何なのだろうか? そして、その動きに周期はあるのだろうか?

地球表面を覆う十数枚のプレートが移動することで、かつて地球上にあったひとつの超大陸は、五つに分裂したと言われている。そして、このような大地の変動によって生じたひずみから起きる巨大な振動が地震だ。  

本稿は藤岡換太郎『天変地異の地球学――巨大地震、異常気象から大量絶滅まで』を一部再編集の上、紹介しています。

プレートが動けば地震が起きる。 固体地球に起因する災害の第一は地震です。地震には海で起こる地震と陸で起こる地震がありますが、ここではおもに海で起こる地震について述べます。 これは地球の表層を覆っている100kmほどの厚さのプレートと呼ばれる岩板の部分で起こります。 

10枚程度あるプレートどうしのせめぎあいによって発生するので、まず、プレートが離れていく海嶺[かいれい]では、地面が両側へと押し広げられて割れ目(リフト)が形成されるときに地震が起こります。 プレートがすれ違うトランスフォーム断層または断裂帯と呼ばれるところでは、2つのプレートが行き違う(すれ違う)ために、横ずれの断層が地震を起こします。 これらの地震は、いずれも地殻ないしは上部マントルで起こるため、比較的浅い(地下60kmくらいまでの)地震です。 

一方、プレートがぶつかる境界、日本海溝やマリアナ海溝のような沈み込み帯では、2つのプレートが沈み込んだり、跳ね上がったりするときに地震が起こります。このような地震を海溝型地震といいます。 海溝型地震は沈み込むプレートの「年齢」によって、チリ型とマリアナ型の2つのタイプに分かれます。片方が沈み込むときに沈み込まれる側も一緒にひきずり込まれますが、これがもとに戻ろうとするときに大きな地震になります。 この地震は一般的には震源が深い深発地震になり、しばしば大きな被害をもたらします。 しかし、670km以深ではプレートは潜り込めないために横たわっていきます。

海溝型地震の2つのタイプ海溝型地震の2つのタイプ。

チリ型:若くて温かく、軽いプレートが浅い角度で沈み込む。

マリアナ型:古くて冷たく、重いプレートが深い角度で沈み込む。  

チリ型のほうに巨大地震が起こりやすいとされていたが、2011年の東北地方太平洋沖地震はマリアナ型だったため再検討されている。

なお、これら海で起こる地震とはタイプが異なる陸で起こる地震は、内陸部にある活断層や岩盤などで発生する地震です。 震源が浅いことが多く、その場合は兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)や新潟県中越地震のような、大きな被害をもたらします。

ただし海溝型地震と比べて規模は小さく、被害を及ぼす範囲は20~30km程度にとどまります。 

沈み込み帯は、日本列島の近くでは千島海溝、日本海溝、南海トラフ、琉球海溝と日本海東縁(日本海側は日本にとっては西になりますが、なぜか日本海から見て東縁と呼んでいます)があります。 伊豆・小笠原海溝では巨大地震は少ないようです。 

プレートを動かすのはプルー

地球の断面図を見ると、ゆで卵のようになっています。真ん中の黄身にあたるものは核(外核と内核)です。核は鉄でできています。殻に相当する薄い部分が地殻で、その下の白身にあたる部分がマントルです。 マントルは岩石でできていて、流動性があります。 マントルの流れのことを「プルーム」と呼んでいます。 

『寺田寅彦に随筆『茶わんの湯』

ここに茶わんが一つあります。中には熱い湯がいっぱいはいっております。 次に、茶わんのお湯がだんだんに冷えるのは、湯の表面の茶わんの周囲から熱が逃げるためだと思っていいのです。 もし表面にちゃんとふたでもしておけば、冷やされるのはおもにまわりの茶わんにふれた部分だけになります。 

そうなると、茶わんに接したところでは湯は冷えて重くなり、下のほうへ流れて底のほうへ向かって動きます。その反対に、茶わんのまん中のほうでは逆に上のほうへのぼって、表面からは外側に向かって流れる、だいたいそういうふうな循環が起こります。 

このようにして起こる対流が、固体であるマントルの内部でも起こっているわけです。 2つのプルームがマントルの対流を起こす。 プルームには、熱いホットプルームと冷たいコールドプルームがあります 

コールドプルームは沈み込んだプレートの残骸で、いったん深さ670kmくらいのところにたまります。そのあと変成作用というものを起こして密度がマントルより大きくなり、マントルと核の境界になっている2900kmの深さにまで落ち込みます。

コールドプルームがそこまで落ちると、その反流として、ホットプルームが立ち上ってきます。 こうして、マントルの中では対流が起こります。

プルームの運動ヌは2つのパターン

1つは、水平方向にプレートを動かして大陸を移動させている運動です。この場合、たとえば太平洋プレートが生産されてから日本海溝に沈み込むまでには1億2000万年ほどかかります。1年では9.5cmほど動いている計算です。

 

もう1つは、核とマントルの境界で生まれたスーパーホットプルーム(後述)が地表に向かって垂直方向に上昇する運動です。 この場合は約2900kmをおよそ3000万年で上ると考えられ、1kmを約1万年なので、1年では10cmほどと、速度としては水平方向の運動とほぼ同じです。

このようにプルームには2方向への運動がありますが、垂直方向のほうが長距離を移動し、ツゾー・ウィルソンが提唱したところによれば約3億年というサイクルで動かすことで、さまざまな天変地異を起こしているわけです。 

メガ級の天変地異――スーパーホットプルーム

プルームの大規模なものは、直径が数千キロメートルにも及びます。こうしたプルームをスーパープルームといいます。 

その高さは深さ2900kmのマントル最下部から地表にまでつながることもあります。スーパーホットプルームは、大量のマグマを生成します。日本列島の体積の約6倍もあるオントンジャワ海台をつくった洪水玄武岩も、スーパーホットプルームによって地表に上がってきて、減圧されることで大量のマグマになったと考えられています。 

スーパーホットプルームの活動は、短時間に膨大な量のマグマを放出するので大きな災害を周辺にもたらします。 また、放出されるガスには二酸化炭素が大量に含まれているので地球温暖化につながります。天変地異とは別格の、いわばメガ天変地異です。

いま、米国のイエローストーン国立公園に大量のマグマが上がってきているのではないかという説がありますが、もしそれが本当だとすれば、人類は大変な災害に見舞われることになります。

最近では、鹿児島県の南にある鬼界カルデラで大きな噴火があるのではないかと神戸大学の研究者らが言っていますが、かつてここでは、縄文人を壊滅させたような破局的大噴火。 そのようなことにならないよう祈るばかりです。    

プルームが招く災いは地震だけではない。『天変地異の地球学――巨大地震、異常気象から大量絶滅まで』は、〈プルームが発生する→プレートが移動する→超大陸が形成、もしくは分裂する→海水中の酸素が欠乏状態になる→生物が絶滅する〉という歴史的事実を紹介している。まさに、プルームは天変地異の究極の原因です。 

この分野のことは、今日明日のことではありませんので、急がずゆっくりとやろうと思っています。

(記事投稿日:2022/12/18、#612)

 

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