礫川全次のコラムと名言

礫川全次〈コイシカワ・ゼンジ〉のコラムと名言。コラムは、その時々に思いついたことなど。名言は、その日に見つけた名言など。

アテネ文庫『映画作品辞典』より(「モダンタイムス」の項)

2013-07-07 04:37:49 | 日記

◎アテネ文庫『映画作品辞典』より(「モダンタイムス」の項)

 昨日の続き。アテネ文庫(弘文堂)の一冊『映画作品辞典』から、本日は、「モダンタイムス」の項をを紹介してみることにする。

モダンタイムス“Modern Times”(米.ユナイテッド・アーチスツ.1936) チャールズ・チャップリンが例により自ら監督,主演した作品.ベルト作業の無味乾燥な職工生活に気が狂つた主人公が,すぐ全治して精神病院は出たけれど,失業,投獄,釈放,そしてやつとかち得た就職も忽ち駄目になり,途中,知り合った少女と手に手を取つて放浪の旅に出るまで,一々こと志と喰い違う現代生活の矛盾を彼一流のギャグで小気味よく描破し,娘との生活にヒューマニスティックな牧歌的夢を盛つた.相手役は彼が選び出した新人ポーレット・ゴダードで,彼女は同時にまた私生活におけるチャップリンの新妻ともなつた.

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