小村俊美blog~心・街・釣り・そして日々~

臨床心理士の独り言(小村臨床心理士事務所所長)

ほとんど釣りを中心とした趣味の世界のブログです

ACと自覚する人

2008年06月13日 | 心理

今日は某心理士へのスーパービジョンを行いました。

彼女はDVなどの被害を受けた女性を一生懸命ケアをしています。彼女が語るケースはいわゆるAC(アダルトチルドレン)といわれる女性たちのケアについての相談が沢山あります。

相談に来る方は、自分をACと認識してそこから脱出しようとして蟻地獄のように滑ったり、蜘蛛の巣に絡み、さらにややこしくなっていることが多いようです。確かに自分をACと認知することは必要なこととは思いますが、認知することでさらに生活や考えを全てそこに持っていくことは危険だと思います。

だってACの人でもACゆえにそこから来る、いいところもいっぱい持っているのではないでしょうか。たとえば自分勝手な現代で気遣いのACなんて貴重な存在ではないかと思います。気を遣いすぎて自分がきついときには少し休んでカウンセリングを受けると良いでしょう。私達の仕事はそんなときにお手伝いできると思います。

気分を変えて

展覧会は沢山の人が来ていただいております。特別企画ではドイツ人医師が収集した美術品の里帰り展もあり、すごく見応えがありました。特に漆器類は特筆ものでした。040530102004_ 2008_001

今日の画像は我が家の山アジサイ(原種)と白い船です