最近、いろいろなケースについてスーパーバイズすることが多くなりました。
そこで問題になるのは専門性の問題があります。専門性といっても個人や資格の専門性よりも機関の専門性の事が話題になることが多くなっています。
一般に専門機関と呼ばれる場所は、その取り扱う問題の特殊性や困難性に特化した職場です。たとえば病院は医療の専門機関です。そこには少なくとも国家資格を持った専門家がいて彼らが専門の技術をもって問題(病気等)解決に向うわけです。
ところが専門機関であってもその機能がきちんと発揮されていない機関も多く存在します。何がそうさせるの考えてみると、やはり所属する人の研修体制の不備が一番大きいと思います。
私達、臨床心理士会では自主研修を含めたら、年間60回近くの機会があります。個人で財布と相談しながら選択して参加しています。機関の専門性も所詮個人のスキルアップがなければ達成できないことだと思います。少なくとも私は少しづつでも努力していこうと思っています。
今日の写真は昭和30年頃の平田です。道路拡張で失われた町です。残っていたら重要伝統的建造保存地区に指定され、あふれる観光客が訪れていたでしょう。