日本画の絵の具はいろいろな鉱物を細かくした粒子の「岩絵の具」です。
そのほか緑青、金、象牙を焼いた炭、など自然界のものを加工して使用します。現代は人工的に釉薬のようなものを作ってそれを粉にしてあります。天然絵具は金よりも高価です。
人造品でも色(赤、青)によっては結構高価です。粒子が大きければ濃く、細ければ薄くなります。大きい粒子から番号が付き、6番はかなり荒い粒子で細かい砂のような感じ、9番はサラサラの粉、13番あたりから小麦粉のようになります。
写真は宝石のような美しい岩絵の具です。
この絵具を膠(にかわ)を溶かしたものを混ぜて描いていきます。
そろそろ仕上げにかからないと12日の搬入に間に合いません。