小豆澤 禮画伯の葬儀でした
90歳の大往生でした。葬儀の受付をしましたが会場に入りきれない弔問の方々がいらっしゃいました。
師は日展会友の郷土日本画家でした。32回も日展入選を果たしながら郷土愛が深く出雲を離れることがありませんでした。
京都の青塔社に属し、池田遥邨氏に師事しながら、多くの画家のように中央志向が普通の世界で、郷土の自然を愛した自分の意思を貫かれたと思っています。よく言われていたのは「私は一枚買う値段で二枚掛けてもらいたい」とすごく安い価格で出されていて、そんな人柄が皆を魅了していました。
温厚な性格で、私のような跳ね上がり者を根気よく指導していただいたこと、本当に感謝感謝です。
先生の絵は郷土の風景を「オンボラと」(出雲弁で優しく包むように)切り取ったような作品でした。これからは我々が中心になって島根日本画協会を引っ張って行かなければなりません。
先生には天国でもたくさん描いていただきたいものです 合掌
一昨年の展覧会です拡大して見てください