シイラは夏の魚
地方によっては食用にしないところがあると聞いています
出雲地方は昔からシイラづけ漁が盛んでした
沖合に孟宗竹をいかだのように組み、ロープで固定します。これを20か所程度造り、順番に周りを網で囲い込んで漁をしていきます
その中で船の中で作る酢の物を沖づくりと言います
出雲弁では「万作の沖なます」と言います
シイラはシイラ米(十分に実の入らない米)につながり縁起が悪いので反対の豊年万作の意味がある「マンサク」と表現します
全国での同じような意味の地方名があるのもこの魚の特徴です
そこで、今日は「沖なます」を作った
レシピ
1・シイラはウロコを取って3枚に下ろします。そして皮付きのままの柵にする
2・少し多めの塩を振って半日置きます
3・刺身の倍程度の幅に切ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/b3/99d74a03f2e7c07fccaefafc1ba714cf.jpg)
4・米酢5、みりん2、市販のラッキョウ酢3を作り浸します
5・最後に生姜をスライスして載せます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/9c/f93aaccd0713d8c8ae520287ae190059.jpg)
これで完成です
昔は酢酸に漬けたもので、本当に酸っぱかったものです。今は冷蔵設備がしっかりしているので家庭でも作れるようになりました
他にはマンサクの塩引きがありました
すごい量の塩引きにしてむしろでくるみ、軒先に横向きで吊ってありました
正月まで置いて保存食です
ポタポタ汁が浸み落ちて、すごい量のハエがたかっていたのを覚えている
わが家は汚いと言って作ってはいなかったが、よその家でしみ出した汁を舐めてうまかった記憶がある