出雲地方では「シイラ」のことを「万作」と」言います
シイラは「しいら米」(実の十分入らない米)に通ずるので、あえて「万作」と呼んでいます
この魚、地方ではいろいろな呼び名があるようですが、「しいら」の反対の呼び方が多いと言われています
そろそろ、旬を迎える季節になり、今日は今季初めて「沖づくり」を作りました。出雲では「沖なます」と言います。
語源は、氷のない昔は、舟の中で酢酸に漬けて造りました。それで「沖」という名前が入っています
シイラは一本買いします
します
買うのはメスの魚。シイラのオスは頭が角いのですぐ判ります。
うろこを取り、3枚におろします
ここで注意は腹を開けるときに卵を傷つけないようにして、卵を慎重にとりだす
メスを買うのは、この卵のため
柵にしたら多めの塩で〆ます
この時に大切なのは皮は必ずつけておきます。皮の触感が沖づくりの命です(大物は皮が硬いので避ける)
大体70センチ以下が適しています
冷蔵庫で半日置くと水が出てしまってきます
それを酢に少量砂糖を入れたものに漬けます。生姜も忘れないで。ラッキョウ酢をブレンドしてもOK
あとは刺身の倍程度に切り、食べます。
長くつければ白くなり日持ちします。中が多少刺身ぽい状態が美味しいです。
いずれにしても昔は日持ち第一に考えたものでしょう
しめ鯖のシイラ版と考えてください
卵の処理は明日
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