晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

稲武へ

2017-09-28 06:57:07 | じねんじょ
昨日は今にも降りだしそうな曇り空を背に、
一路三河地方にある豊田市稲武町へ向かいました。
同じ県内なんだから県内の高速道路から行けばいいではないかと思ったが、
ナビで検索すると岐阜県の恵那インターまで行って、
そこから稲武へ向かうのが早いと出ました。
それでも1時間40分かかりました。

目的地は愛知県農業試験場山間研究所です。
自然薯「夢とろろ」を開発し、
県内の山間地全域に栽培技術を広め20年以上なります。
以降も様々な条件の元で改良技術の研究に取り組んでいる、
いわば私たち自然薯栽培者にとって、
総本山ともいえる地です。




研究内容の説明を受けた後に、
実際の研究畑を見学し説明を受けました。


収穫には一ヶ月以上早いが掘ってくれました。
大きいのは既に100cmもあります。
これから太くなります。


栄養を取り入れる吸収根がしっかり伸びています。
部会員から様々な質問が飛びましたが、
丁寧に答えていただきました。


今年から3年間は自然薯栽培の技術を更に深化させるため、
特別に予算が多くついたと言うことで、
研究所の先生たちのやる気が伝わってきて頼もしい限りです。

午後からは稲武地元の自然薯部会にお邪魔しました。
我々と同じ網室で話を伺いました。


同じことをやっていても使っている資材は違います。
どんな方法が最も効率的に栽培できるか、
知恵の出しどころですね。


個人の栽培畑も見学しました。
ここでもびっくりです。


見事に育っている蔓葉ですが、
化成を使わず全て有機肥料で育てています。
このこだわりに唸ることしきりです。


“井の中の蛙大海を知らず”ではいけませんを、
肝に銘じた一日でした。

< 住めば都でなく大海に出て我を知る >

コメント (4)
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