風吹く豆腐屋

内容はいろいろ。不定期更新中。

その動機

2008-10-09 03:59:26 | Weblog
この前の記事で、やる気を出すための3つの要素について書きました。


あれはあれで完成された説だとは思うけれど、
説明しきれないことも少なくありません。

例えば、いたずら小僧の心理。

これは、「報酬」・「社会性」・「自己実現」、
どの要素にも関係が無いように見えます。

まぁ、成功したときの達成感を1つの「報酬」と考えたり、
そうすることでその集団内で1つのステータスを得られるから、と考えたり
それは実は自己実現の違った形での顕在化だと考えたりすれば
結び付けられなくもありません。

が、多分、子供の心理ってもっと単純明快なものですよね?


中学のとき、パンの値札シールをはがして人の背中にこっそり張るいたずらが流行りました。
僕はそういういたずらが好きで好きで仕方ない人間なので
先生に幼稚なことを・・・と非難されようとも、
みんな飽きてしまってマイノリティとなってしまっても、
率先して(?)貼り続けていました。

だって、偉そうにふんぞり返ってる奴とか
気取ってかっこつけてる奴の背中にシールが貼られていたら、
それだけで楽しくないですか?

今でもその状況を考えただけで口元が緩んでしまいます。


・・それがいいことなのかわるいことなのかはさておき。



最近読んだ奥田英朗(←これで「ひでお」と読むらしい)の小説に
「金王神社前」の道路標識の「王」の字に点を加えたり、
「大井町1丁目」のそれを「天丼町」に変えてしまう「いたずら」が出てきます。


・・もうなんか嬉しくて仕方ないんですよ。
そういうくだらな過ぎるいたずらって(笑

ぁー、その気持ち分かるなぁ、と読みながらずっとニヤニヤしていました。



今書きながら、昔の出来事をふと思い出しました。
しょうもない、いたずらの話です。

小学生のころ通った塾の、社会の講師に「ザビエル」先生が居ました。
(興味深いことに、同じ「名前」の人は全国津々浦々にいるらしいですね?)
何故そう呼ばれているかはご想像の通り(笑

あるとき、いたずら大好きな小学生たちに次の3つものが与えられました。

・窓から入ってくる光
・腕時計など光を反射させられるもの
・遮るものが無い「ザビエル」先生の頭頂部

もう言うまでもありませんね。
そう、子供たちはリアルシューティングに興じました。
実弾でなく光線を使って。

命中判定も容易でした。
なぜなら、ヒットすれば神々しいまでの光を放つから。

ただ1つ注意しなければならないのは、ターゲットに気づかれないこと(笑
もし気づかれても事故を装う必要がありました。
(きっとばれてたんだろうけど・・・)

「ぁ、やべぇ、目に当たった」

「よし、チャンス!!後ろ向いた!」

そういえば誰かが手持ち鏡持ってきたことあって大興奮したっけ・・


今思えばあの講師、さすがにかわいそうだな・・(笑
生徒からずっと馬鹿にされ続けたに違いない・・



だけど今でもそういうの、大好きです。

・・・いいのか悪いのかはやっぱり分からないけれど。