風吹く豆腐屋

内容はいろいろ。不定期更新中。

想像力

2010-12-16 12:31:20 | Weblog
近所の薬局でワセリンを買いました。

皮膚科で薬はもらっていますが、
それらに加えて補助的に使うために―。


暖かいときだったので、薄着をしていました。

過剰な暖房などで汗をかくとかゆくなるし、
衣服が当たる刺激でかゆくなることもあるので、
肌寒いぐらいの薄着のほうがいいんですよね。


薬剤師と書かれた名札をつけたおばちゃんは、
そんな僕の恰好を見て「元気ねぇ」と終始笑っていました。

僕は、別に好き好んでこんな薄着をしているわけではなかったので、少し不満でした。
説明するのも面倒だったので、適当に言葉を濁してその場を後にしましたが。


首回りが荒れた人が、ワセリンを購入する。

薬のプロフェッショナルなんだから、
薄着の訳も少しは想像力を働かせてくれてもいいんじゃないかなと思ってしまいました。




ただ、その人を非難するつもりは全くありません。

そういう体の不調と縁のない人にはそういう想像をするのはとても難しいでしょう。

また、ホームズの家の階段が何段あるか分からなかったワトソン然り、
入ってくる情報のほとんどは感覚器から大脳まで素通りしてしまっているのが
むしろ普通だと思います。

僕だってその例外ではありません。

想像力に欠く行為はいくらでもしでかしているだろうし、
将来医師免許が取れたら一層その危険がますわけで・・・。

自分にできないことを人に要求するほどおこがましい人間ではありません。


このエピソードから教訓を得ようとするならば、
事実を事実としてだけ受け止めているだけでは
相手の要求に応じきれないことがあるということ。

他山の石ってとても大切なことですよね。

「普通」よりは一歩前に出たいものだと常々思っています。