ある内科のシニアの先生にすごく好かれてしまった。
もちろん非性的な意味で。
当直が一緒だと、下がまっすんなら今日は楽だと喜ばれ、
重症な新患を持ったら僕もパーティに加えてもらえる(おかげでしんどい笑)
最初はその場でだけ持ち上げてくれているのかと思ったけど、
僕がいない所でもずっとそう言っているらしい。
めぐりめぐってそんなうわさが教授の耳にまで届いてしまい、
「升田君、そんなにできるようになったの?」と不審がられた・・笑
大学病院での僕はあまりに無能で不勉強だったから。
ただ、なんでそう言われるのかは謎。
僕が使えないのは昔と変わっていないし、同期の研修医より優れている点なんてない。
むしろいつも検査のオーダーとか後手後手に回ってしまっている状況。
出したオーダーもミスばかりで、1日に何回確認の電話がかかってくるか数え切れないほど。
そんな僕がなんでこんなに買われているのか。
今の状況は嬉しい反面、実態のない評価ばかりが独り歩きするのが正直怖い。
その先にあるのは失望だけじゃないか・・やれやれ。
唯一あるとすれば従順なこと、文句を言わないことくらい。
「ところで、まっすんはいつ休み取るつもりなん?
え、9月末…?
それはまずいな。俺も9月末に休む予定だから、二人とも休むのはまずい。
予定はあるん?え、ない?
じゃあ、悪いけど休み取るの後にしてくれん?」
もちろん、二つ返事。
・・そんなわけで、僕は休みを取りそびれ、その先生の穴埋めを必死にやってるわけです。
・・ここか。
ちなみにその先生は愛光の41期だそうで。