業界用語というかその職場でしか通じない言葉があると思います。
うちの場合「M」という言葉があります。
正式名称はメチシリン耐性黄色ブドウ球菌MRSA。
抗生剤に耐性を持った黄色ブドウ球菌のことのです。
(写真はwikiの黄色ブドウ球菌)
病院や老人ホームなどの施設ではこういう厄介な菌がどうしても増えてしまいます。
たくさんの患者を相手にする医療従事者も同じ。
こういう菌の保菌者は一般の人よりもはるかに多いです。
上司が患者としてうちの病院を受診したんですが、
その際の検査でMRSA陽性になっていました。
おそらく僕もすでにMRSAを飼っていると思います。
かつて外科医は肝炎ウイルスを持っているのが当たり前で、
それが勲章のように考えられた時代もあったそうです。
今の感覚からはちょっと信じられない話ですが、
別の若い上司も不顕性感染ながら結核菌陽性だと言っていました。
腸結核の手術をする際に吸入してしまったそうです。
ある意味では仕方ないとはいえ、なんだかなぁ・・。