お世辞が言えません。
現在のちょっとした悩みです。
言えないからといって不利益を被るわけではないけれど、
そういうのってコミュニケーションの潤滑油みたいなもの。
言えるに越したことはありません。
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今日の手術中のこと。
A先生「いやぁ、B先生見事な剥離操作ですねぇ」
B先生「まあ、いいところに入ったかな」とまんざらでもなさそう。
(尿管、うにょうにょと蠕動運動)
A先生「先生!見てください、先生の操作で尿管が喜んでますよ!」
僕「・・・」
尿管は手術のメルクマールとなる重要な部位です。
それが動くのを確認するのは術中の必要な操作ではあるんですが、
このやり取りは正直気持ち悪い。
しばらくのち、B先生に「ちゃんとあの言葉メモしたか?」と言われました。
・・なんじゃそりゃ。
まあ、社会人としては
こういう太鼓持ちができるようになるべきなんだろうな。ある程度は。
そんな気分の時のフェイクファー。
複雑に込み入ったこの世界。
人の言葉をどこまで信用していいか分からないし、
それどころか自分の気持ちすらどこまで本当なのか分からない。
フェイクファー。