この前、郊外の病院での非常勤勤務に向かっているときのこと。
はじめてネズミ捕りにつかまってしまいました。
全然速度を出しているつもりはなかったのですが、
「ここ制限速度50㎞/hなんですよ。17㎞オーバーですね」とにっこり。
歩行者とか自転車はまずいないし、路肩に店も全くないような郊外の道。
ここが制限速度60㎞/hじゃない方がおかしいだろと正直思いました。
(まあそれでもオーバーではありますが)
「ずいぶん急がれていたようですが、何か理由でも?」
「〇時から仕事です」
「ああ、それはそれは」
嫌味交じりの不毛な問いにイライラ。
解放されたあともしばらくしょぼーんとしていました。
1週間後。
同じ道を通る必要があったので、制限速度を厳密に守って通行してみました。
当然のように、追い越し禁止区域では後続車ずらり。
ほらみろ、だれ一人こんな制限速度なんて守ってないじゃないかと、その時は思いました。
片側2車線になるや否やびゅんびゅーんとみんな僕を抜き去っていきました。
でもしばらくして気づいたんです。
車間距離を縮めることなく後続してくる一台の車があることに。
そのドライバーも最近捕まった・・なんてことはさすがにないだろうから、
普段から制限速度を厳密に守ることを心がけている人だったんでしょう。
交通マナーの悪さで有名な岡山にも(僕も決して人のことは言えない)
そういう殊勝なドライバーがいるんだなと、
ネズミ捕りにつかまることで初めて気づいた春の日曜日でした。
国の手のひらの上でいいように転がされている気がして嫌だけど、
捕まることで安全運転を心がけようという気にはなりますね。
いつも焦る必要がないように、余裕をもって出かけるようにしようと思います。