北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2021.7.1 『川向』(かわむこう・285m) 詰めは気持ち悪い廃道!
『天狗山』から駐車地に戻り、
15時ちょうど、
そのまま「天狗山林道」の隣りの林道に入った。
今回この山は予定していなかったのだが、
この日残された時間から、
ちょうどよい行程と判断した。
「天狗山林道」は左股、
そしてこちらは右股になる。
林道名はおそらく「川向林道」だろう。
はじめは直線的ですっきりしたこの林道は、
既に廃道となっており、
1kmも進まぬうちに、
雑草が林道を覆いだした。
そんな雑草越しに下界の田園風景が見える。
更に歩を進めて行くと、
前方に明らかに目指す、
「川向」と思われるピークが見えてきた。
と同時に林道全体が雑草に隠された。
あとは草を漕いで行くことになるのだが、
これがまた大変で、
フキの海やら笹の海!
もう気持ちが悪くて仕方ない。
やめようと思うのだが、
「なんとか三角点へ」と欲が出る。
そしてCo.250で林道を離れ、
斜面に取り付いた。
するとそこは林道よりは少しましな薮だった。
それに若干だが高度を上げていくと、
薮が薄くなっていく。
16時ちょうど、三等三角点「川向」。
実はこの時点では到達した三角点の等級が不明だった。
下調べの中にこのピークは入っていなかった。
『天狗山』に登っている間に、
この三角点にも登ってみることにした。
そして三角点標石を目にし、
四等だろうと思っていたのが、
その大きさから三等だと知って驚いた。
おまけのような「川向」を後にし、
再び林道に下って、
気持ち悪い雑草と笹をかき分けて戻る。
秋の雨具を着用する時期なら平気だろう、
と思いながら。
16時50分、駐車地。
気持ち悪い林道の詰めだったが、
まあ総じて言えば、
この山もなかなか面白かった。
この後は「ハイランド富良野」まで走って入浴。
そしてそのすぐそばで車中泊とした。
クーラーボックスでキンキンに冷やしておいた、
「のどごし生」を流し込んで・・・
2021.7.1 『天狗山』(芦別・433m) ピークは標石防護の頑強な笹
『焼山』(589m)を下山して、
頼城、上芦別経由で野花南へと移動した。
そして道々芦別~富良野線に入り、
1.5kmほど走ったところで、
「新落辺橋」手前を左折。
一山越えた辺りで右折して農道に入った。
これを1kmも走らないうちに、
林道分岐が現れ、
左に「天狗山林道」の表示版があった。
ここを駐車地として、
13時20分、徒歩でスタート。
200mも歩くと林道ゲートが現れたが、
このときは開放されていた。
但し伐採作業中のため、
「立ち入り禁止」と書かれていた。
ゲートから林道が直進方向と、
左手方向に分かれており、
伐採作業は直進方向の奥で、
私が進みたいのは左手の林道だったので「ラッキーっ!」
予定ではこの林道を歩いて高度を稼ぎ、
最も藪の距離が短い地点で、
ピークを目指すつもりだった。
ところが林道傍らの樹林の中を覗いてみると、
「あれぇ、薮が薄いじゃないの~」。
それで即樹林に入って、
斜度のきつい斜面に取り付いた。
ピッケルを車に忘れたことを悔やむくらい、
標高差約100mのきつい急登だ。
斜面は広いのでピンテを付け、
最短時間で下れるようにする。
そしてこれをなんとか踏ん張り、
Co.340まで高度を上げると、
ストンと傾斜が落ちて、尾根上も藪は薄く、
邪魔になるものがほとんどない。
広くてそこが400mほどの高度があるとは思えない、
妙な錯覚を覚える。
その広い尾根を直進していくと、
三角点ピークの直前で、
突然凄まじい笹薮となった。
太く高く強靭な笹が三角点標石を守り、
そこに近付こうとする者を、
頑強に拒んでいるようだ。
しかしこちらとしても、
二等三角点の標石をなんとしてもおがみたい。
そして深い笹の中で、
14時20分、二等三角点「天狗山」発見!
見つけられて「ホッ・・・」。
どうしてまたピークの周辺だけが、
ひどい笹薮なんだろうね?
周囲を見渡すとその部分だけ、
樹木が切れて日当たりが良くなっていた。
笹を刈ってやりたいが、
日の長い今なら時間的にもう一座狙える。
急ぎ下山を開始し、
ピンテを回収して、
15時ちょうど駐車地。
これもいい山だったねえ。
尚、北海道の「天狗」と名がつく山に関しては、
こちらのブログをご覧下さい。