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2021.7.2 『二股山』(605m)  駐車地からいきなり急登!

 金曜の朝は「ハイランド富良野」のそばで目覚めた。

いつになくよく眠れた感じだ。

歳をとってくると、

よく眠れない車中泊がおっくうになってしまった。

 この日はどこにでもありがちな名前の、

『二股山』に登ってみた。

国道452号線の「三段の滝」から、

三笠方面に2kmちょっと走ると、

「惣顔真布川」に架かる「深山橋」が現れる。

その橋のたもと左手に、

広い空き地があって駐車できる。

予定では「惣顔真布川」に沿って伸びる林道から、

「右惣沢川」に沿う林道に乗り替え、

南東方向から頂上に伸びる尾根を利用して登ることにしていた。

ところがこの朝駐車地に着くと、

目の前の細尾根の薮が薄い。

であるなら最短で登ってやろう、

ということにした。

この山は南から西にかけての等高線が混んで、

どこも登下降がきつそうだ。

 7時40分、目の前の細尾根に取り付いた。

するとすぐ足元に太いボルトとワイヤーが現れ、

何かを強力に固定していることを伺わせる。

そこで周りを見渡すと、

それは雪崩防止の金属製柵だった。

それが何箇所も固定されていた。

思えばこの冬この辺りで雪崩が発生し、

国道452号線が塞がれて、

しばらく通行止めとなったことがあった。

 

 細尾根は間もなく広い斜面に吸い込まれた。

強固に縛り付けられたピンテが何箇所かあったが、

ほんの麓でのみ見受けられるものだった。

ここからしばらくは、

尾根と言うより広く傾斜のきつい、

急斜面を登ることになる。

これが本当に急で、

転倒したならピッケルで、

滑落停止動作をしなければならないのでは、

と思えるところがあった。

そんな急斜面で170mの標高を稼ぐと、

顕著な尾根筋となった。

ほぼ北に向かって尾根上を歩く。

右手の傾斜はそうでもないが、

左手はスッパリと切れ落ちている。

そして藪は薄く快適に歩を進められる。

このルート中のほぼ中間点に、

地形図上に表記された「520m標高点」があるが、

それには全く気付かずに越えていた。

暑い日だったが、

尾根上は風通しが良く、

心地よい空気に包まれている。

時折木の間越しに、

芦別南部の山々や、

西には『美唄山』が見えていた。

楽しい尾根歩きを経て、

9時20分、『二股山』(三等三角点:二股山1)

足元がすっきりしたピークなのだが、

そこには標石が二つ並んでいた。

明らかに新旧の差がある。

しかしどうして二つあるのか、

ということを調べてみよう、

などという考えはない。

それがO型で大ざっぱな私。

三角点を求めて歩いているが、

そこに意味だとか、

点名の由来だとかということには、

全く興味がなく、

ただ登り歩ければいい。

そういう細々としたことは、

そのうちKasaneが教えてくれるだろう。

 下山は同ルートを下り、

急斜面で付けたピンテを回収した。

そして10時40分、駐車地。

麓に下るとやはり暑い。

時間はまだ早かったが、

もう暑い中は嫌なので、

迷わず帰途に着いた。

そして帰宅して女房に言われた。

「やっぱり帰ってくると思った」

実は二泊の予定で出かけ、

一泊で帰宅したのだ。

「俺の家なんだから帰ってきたっていいべやあ!」

なんか、だんだん女房に邪魔扱いされるようになった気が・・・

 

 

 

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