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2021.7.5 『継立山』(つぎたてやま・175m)  雨の時は近くの里山へ

 先週末の土曜日、Hiromiが土曜出勤をし、

その代休が昨日(月曜)だった。

ところが天気予報は雨!

ウィークデーだから、

久しぶりに登山道のある山に登ってみようか、

と考えていたが、

あっさり中止して近くの里山へ。

5月に一人で登ってみた、

栗山町継立の『継立山』に登ることにした。

私が就学前まで暮らしていた地区だ。

このとき雨は止んでいたが、

またいつ降り出すかわからない。

この時期は雨具を着用しても、

汗をかいて体が濡れる。

であるなら雨に濡れる覚悟で登る。

従って短い行程の山を選ぶ。

 『継立山』の北側を走る農道より、

「ポンアノロ川」に架かる、

小さな橋を渡って畑の小道に入った。

そして麦畑横の空き地に駐車させていただいた。

前回もそうだったが、

そこに土地の所有者がいるなら許可を得るが、

橋を渡ったところにある家は、

もう人が住んでいない。

 麦畑に沿って伸びる農道を上がっていく。

5月には緑色の穂をもたげた麦が、

既に黄金色に染まり、

なんとも美しい光景を見せてくれている。

周囲はエゾシカの防護柵が張り巡らさているので、

一箇所それが倒れているところから畑を出た。

すると雑草がすごい勢いで伸びており、

それをかき分けて進むのが気持ち悪い。

雨は小雨程度で降ったり止んだりだ。

わずかな距離の雑草をかき分けると、

広い伐採地に出て、

ここからの風景がなかなかいい。

目指すのはたかだか175mほどのピークではあるが、

その標高には似合わない、

素晴らしい景色を楽しめる。

そして背後にはこの後登る予定の、

『坊主山』が鎮座する。

麦畑の黄色と針葉樹の濃い緑とのコントラストがいい。

また西から南方面には、

南空知の一大穀倉地帯が広がっている。

そんな広々とした風景を楽しんだ後は、

濃い笹藪に突入だ。

これがまたけっこうなノルマを強いられる。

密度の濃い笹の根元に倒木が散在し、

それに足を取られて一度転倒した。

それでも距離にして50mほどか。

四等三角点「継立山」

私の原風景の中の一座だ。

 下山はまた濃い笹をかき分けて、

広く素晴らしい風景の伐採地に戻った。

今度は北に見える、

『坊主山』に向かって下っていく。

そして一旦駐車地に戻った。

 

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