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2021.7.10 『コロイ山』(164m)  おしゃべりは尽きない・・・

 土曜日の午前中『姨失山』下山後、

移動して「早来墓地」に向かった。

墓地の駐車場を起点に、

『コロイ山』を往復する。

『コロイ山』は標高が低いものの、

二等三角点を有する山だ。

そして地形図にも大きく、

その山名が記されている。

Kasaneにはこの地形図に大きく記された、

『姨失山』と『コロイ山』の思い出を胸に、

帰ってもらうことにした。

 10時50分、駐車場をスタート。

墓地を縦断して行く。

墓地の中にはいまだ、

墓石が崩れたままの墓がいくつもあった。

これらは平成30年9月6日に発生した、

「胆振東部地震」で倒壊したものだ。

 斜面に造られた墓地の上まで登り、

少々の藪を漕いで送電線下に出た。

ここから『コロイ山』方面に伸びる、

送電線の作業道が見渡せる。

私は初めてここに登った時から、

この風景が気に入ってしまった。

 送電線の下を歩き一旦深く下る。

そこで林道と交差して、

今度は急な作業道を登って行く。

ここで振り返る景色がまたいい。

元気なHiromiがグイグイ先を行く。

そして作業道を登りきると、

自動的に舗装された管理道路に合流する。

この合流点からは楽な車道歩きだ。

しかしここを車が通るのを見たことがない。

積雪期は除雪もされず放置されている。

行ってみたことはないが、

この管理道路の入口が、

ゲートで閉ざされているものと思われる。

また、この管理道路でも、

HiromiとKasaneの会話が尽きない。

途中樹木の切れ目から、

直前に登った『姨失山』が見えていた。

 ペチャクチャとおしゃべり歩行を続け、

管理道路突き当りの、

アンテナ施設横をすり抜けて藪に入った。

短い藪漕ぎで、

11時30分、二等三角点「巨稜威山」(コロイ山)

一日で一等と二等三角点を踏むことも珍しい。

 三角点ピークを後にし、

広い伐採地が見えるところまで下り、

ゆっくり昼食を摂ることにした。

伐採地では草刈機のエンジン音が響き渡る。

これはKasaneがやりたい職業の一つで、

ひょっとすると近い将来、

そんな仕事に就くかもしれない。

 下山の最後で先を行ったHiromiがミスをして、

墓地への踏み跡を通り過ぎて行ってしまった。

車に戻つてそのことに気付いた私は、

電話で二人を呼び戻すという結末で、

12時50分、この山行を締めくくった。

 下山後Kasaneは遠路を帰っていった。

そしてこの日は車中泊の予定だった我々だが、

天気予報をチェックすると、

この夜はどこもここも雨が降り出すという。

それで一旦帰宅して、

日曜日も日帰り山行とすることにした。

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