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2021.7.5 『坊主山』(168m)  雨ニモマケズ草にも負けず・・・

 月曜日の朝『継立山』から下山し、

一旦駐車地に戻って、

藪漕ぎで濡れた衣服を着替えようと思ったが、

また今にも降りだしそうな空を見上げ、

「どうせ濡れるなら」と、

そのまま歩いて『坊主山』に向かった。

「ポンアノロ川」に架かる橋を渡り、

舗装された農道を少し歩き、

対面の古い作業道跡に入った。

この作業道は伐採のために造られたようだが、

今は荒れて車両の走行は不可能だ。

そしてここも雑草が伸びて、

すごいことになっていた。  

      

伐採斜面が何面か広がっており、

それを利用して高度を稼ぎ、

藪漕ぎで伐採斜面をつなぐ。

ここも5月にひとりで登ったのだが、

そのときは下草の背が低く、

快適に歩けたものを、

今回は雑草の背が高く、

それが濡れているものだから、

気持ち悪くてしょうがない。

途中で雨が強く降りだし、

中止して戻ることにした。

そして駐車地に向かって歩き出すと、

また小降りになり、

「やっぱり行くべ!」。

 伐採地のフキは私の背丈を超えた。

これは気持ち悪いどころではないので、

フキのないところを選んで登る。

背後には山間部の田園風景と、

その向こうに夕張の『冷水山』と、

そのとなりに『鳩ノ巣山』が見えている。

穏やかで平和な風景だ。

いかにも「里山」と言った感じだ。

そして周りは名も知らぬ花が咲き乱れる。

可憐な高山植物もいいが、

こうして人知れず咲く、

控えめな花たちもいい。

Hiromiは見かけによらず、

花が好きなのでウキウキだ。

 伐採地を3面藪でつなぎ、

針葉樹林に入った。

ここは薮が薄い。

針葉樹林の斜面を詰めて、

二等三角点「坊主山」

そばのトドマツに新しい山頂標識が付けられていた。

前回はなかったものだ。

しかし、トドマツの幹に、

5本の木ネジを埋め込んで、

固定するのはいかがなものか?

なんだかトドマツが気の毒に思えてしまった。

 下山は作業道を利用できないものかと、

最初の伐採面を下りきってみたが、

それは意味がなく、

更に濃い藪漕ぎで伐採面をつなぐことになってしまった。

その頃雨が強くなり、

結局ずぶ濡れで駐車地へ。

雨の中では後片付けもままならない。

それをなんとか済ませて帰途に着く。

そこでHiromiが言った、

「ああ、今日も楽しかったなあ・・・」

この一言で全てが報われる。

そして夕方いつものように反省会!

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