北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2021.7.24 『芦ノ沢』(499m) 桂沢湖で林道歩き
この連休はHiromiがひとりで、
ニセコ方面に出かけている。
私よりはるかに若いHiromiは、
まだまだ登山道を歩くのを楽しみにしている。
今日も三笠に出かけた。
もう暑くてしょうがないので、
軽装で林道を歩いて高度を稼げる山を選んだ。
三笠市桂沢を富良野方面に走り、
国道452号線とぶつかるところで、
夕張方面に入った。
そしてすぐに「桂竜橋」を渡る。
その後「桂沢トンネル」の手前に現れるはずの、
林道入口が見当たらない。
しかたなく「桂沢トンネル」を抜けて、
すぐ左手のゲートで閉ざされた、
林道入口を見つけた。
これはすぐ上で先ほど見つからなかった林道と合流する。
ところがこの林道入口は、
狭くて駐車スペースがない。
またあきらめて先に進んだ。
そして地形図上に示されている、
最後の林道入口へ。
既に廃道の頼りない林道ではあったが、
駐車することができた。
外に出ると今日もひどく暑い。
9時30分、廃道の林道をスタート。
すぐ「桂沢湖」の南部分を見渡せるところに出た。
ここではずいぶん前から、
新たなダムの建設工事が進められている。
しかしそれは予算を大きく超えたため、
工事がストップしていると聞いた。
そもそも「桂沢ダム」があるのに、
何故もう一基ダムが必要なのか?
行政が進めることは度々理解に苦しむ。
廃道の林道を進んで行くと、
今度は西側を見渡せるところに出た。
すぐ下には国道452号線が走っている。
そしてこの景勝地を過ぎて進むと、
この前に目にしたゲートで閉ざされた林道と合流する。
これが「上一の沢林道」で、
目指す三角点ピークの、
すぐそばまで誘ってくれる。
ひとりで「暑い」、「暑い」を、
無意識に連発してしまう。
路面に船板を敷き詰めた部分が現れた。
「この林道は何が何でも大型車を通行させるぞ」、
といった意気込みを感じさせる。
また、地形図上の「401m標高点」付近では、
機材や重機が集結していた。
近くにある送電線の鉄塔修理でもしているのか?
今日は休みのようだった。
こういった仕事も少しずつではあるが、
週休二日制が浸透してきた。
実に良いことだと思う。
でなければ休める人はとことん休み、
休めない人はいつまでたっても休めないという、
誠に不公平な状況が延々と続くことになる。
今回のルートはスタート地点からピークまで、
約4kmの行程だ。
林道からは時折木の間越しに遠くの山々が見渡せる。
そんな中には『夕張岳』も含まれるが、
まだPM2.5の影響が残っているのか、
ぼんやりとシルエットだけが望まれた。
Co.460でピークの基部に達した。
目の前の藪はソコソコ濃い。
長ズボンに履き替えて藪突入。
背丈がすっぽり隠れる笹薮だ。
しかし標高差はわずか40mほど。
人が入った形跡はない。
その中で頭を大きく突き出した標石を発見!
11時20分、三等三角点「芦ノ沢」。
暑くて汗が滴る中、
今日は標石周りをきれいにしてやった。
藪を漕いで「上一の沢林道」に下り立つと、
ちょうど正面の樹木の切れ目から、
二等三角点「上一の沢」が見えていた。
そこでカップ麺一個の昼食とした。
復路の林道は向かい風となったので、
登りよりはるかに涼しく歩けた。
そして最後はまた「桂沢湖」の風景を眺め、
13時05分、駐車地。
今日も車中泊の用意をして出かけた。
しかしひどい暑さにそんな気にはなれず、
また車を走らせて帰途に着いた。