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2021.7.17 『御高井山』(みたかいやま・441m)  師弟を逆転された日・・・

 今回の週末は、

久しぶりに平取方面に出かけた。

土曜の朝Hiromiを迎えに行き、

むかわ町穂別~振内経由で、

貫気別に抜けて芽生へ。

そして「総主別橋」を渡ったところで、

右手の町道「総主別旭線」に入った。

この町道は砂利道で、

林道となんら変わりがない。

そんな砂利道の町道を、

3kmちょっと走ると、

左手に「総主別林道」の入口が現れるが、

工事標識が立てられ、

それによると林道奥で、

何やら工事が行われている様子。

ただ「週休二日制試行現場」の標識もあり、

なんとなくホッとする。

そうだぁ、みんな平等に週休二日にしなきゃ!

 「総主別林道」入口そばに、

十分な駐車場スペースがあった。

車外に出て準備を始めるが、

まだ何もしていないのに、

全身から汗がにじみ出てくる。

暑い!

 9時30分、駐車地をスタートし、

すぐ「総主別林道」に入った。

入口にゲートはなかったが、

我々は徒歩で行く。

少し歩くといきなり前方が開け、

広く美しい伐採地に出た。

伐採された斜面に緑の笹が密生し、

美しい風景を作り上げている。

しかし、太陽光線が容赦なく照りつけ、

暑くてたまらない。

町道が樹林帯の中にあったので、

最初からヘルメット着用としたが誤った。

 林道の入口から1.5kmほど歩いたところで、

ようやくゲートに出くわした。

ゲートを越えるとすぐに分岐となり、

支線が「総主別2号線林道」となっていた。

これは「総主別林道」をそのまま進む。

と同時に、ここから明確に高度を稼ぎだした。

そして次に現れた分岐は、

本線を離れて左手の「厚喜作業道」に入った。

「総主別林道」は地形図上で、

ここから破線となっているが、

実際にはまだしっかりしているようだった。

「厚喜作業道」を利用すると、

「御高井山」のピークを、

時計回りで囲むように周遊することになる。

「総主別林道」から尾根筋を選び、

直接ピークを狙うのが最短時間だが、

折角周遊できる林道があるので、

これを利用して進み、

更に上部で「御高井作業道」に入る。

最後は藪漕ぎ最短距離で、

三角点ピークに立つことにした。

しかし、私は暑さでもうヘロヘロ~

なんとか踏ん張り、

Co.400で林道から尾根に取り付いた。

わずかな距離でピークに至るが、

それもやっと。

そして11時10分、三等三角点「御高井山」

樹木に覆われたピークからの展望はなし。

ただ周囲の風景は緑一色で美しい。

 尾根や斜面を適当に下り、

ピークを周遊する林道に下った。

その後しばらく歩き、

日陰で中食とした。

それもヘロヘロで、

サンドイッチとカップ麺を、

ようやく流し込んだ。

そんな私の姿を見るHiromiは、

「また弱ったフリしてぇ~」

こいつにいつか殺される・・・                

 ゲーを過ぎて林道入口が近付いたところで、

美しい景観の伐採地の小山を目にしてHiromiが言った、

「あそこに登ってみよう!」

しかしヘロヘロの私は拒絶。

Hiromiに一人で行くように指示した。

するとアッという間に姿が見えなくなった。

全く気力のない私だが、

やはり緑の小山から見えるものに魅力があり、

Hiromiの後を追った。

Hiromiは作業道を行ったようなので、

笹の急斜面を強引に直登した。

するとHiromiは速い!

もう上から顔を出した。

ひぃ~こら、やっとの思いでピークに上がると、

「いやあAmigo、よく頑張った! がっばったなあ!

苦しかったべなあ。大したもんだあ! うん、よくがんばった」。

師弟の立場が一気に逆転した瞬間だった。

  13時10分、駐車地。

もうヘトヘトで、

かたずけを済ませて即昼寝。

1時間ほど寝て、

「平取温泉」へ汗を流しに出かけた。

そしてこの日の車中泊地、

むかわ町有明に移動して、

美しい風景の中で、

「カンパーイ!!」

つかれたぁ~

 

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