北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.9.2 『御園山』(みそのやま・284m) 原風景の中で
金曜日は我が原風景の中の一座、
「御園山」に登ってきた。
私は就学前の幼少期に、
栗山町南学田で暮らしていた。
そこで山の方から砂利道を、
砂ぼこりを巻き上げながら走ってくる夕鉄バスを見て、
「いつかあの山の方に行ってみたい」と、
強く思っていたことを、
今でもはっきりと覚えている。
その山並みの中で、
南学田から直線距離で最も近いのが、
この「御園山」だった。
「御園山」には主に、
南角田の「不動の沢林道」から入り、
途中で林道を離れて藪漕ぎでピークに立ってきた。
それで今回は久しぶりに、
「伊藤の沢林道」を歩いてみたい、
と思い立って出かけた。
栗山町御園から、
「札幌ワシントンゴルフクラブ」の、
北隣りの林道に入った。
これが「伊藤の沢林道」だ。
林道に入るとすぐ廃屋が現れる。
そこを駐車地としてスタート。
歩き始めて間もなく、
エゾシカの防護柵ゲートが現れる。
すると扉のロックがはずれたままだ。
この扉を開けて出入りした際は、
必ずロックをしなければならない。
何故そんな簡単なこともできないのか?
最低限のマナーと規則を守れない者に、
林道に立ち入る資格なし!
エゾシカ防護柵から100mほどで、
林道ゲートが現れ、
きっちり施錠されている。
林道はこうして施錠されていた方がいい。
でなければ必ず不法投棄をするために、
わざわざ入り込む輩が現れる。
ゲートの先の土場に、
この春山のように積み上げられていた木材が、
きれいになくなっていた。
林道には雑草が生えて、
最近車両が走行した痕跡はない。
昨年は奥で伐採作業が実施されたので、
林道もしっかりしていたが、
人が入らなくなると、
あっと言う間に荒れていく。
昨年の伐採の際に「立ち入り禁止」としたようで、
チェーンゲートの鎖と鍵が残されていた。
見るものがなく退屈そうな林道を歩いて行くと、
人工造林地の標識が現れた。
そこには「昭和54年」と書かれていた。
いやあ、この標識は色々なことを思い起こさせてくれる。
昭和54年と言えば、
我々夫婦が結婚した年だ。
その頃はかわいかったんだよ、
我が女房は!
目がクリクリっとしてねえ。
あれから40年!
いや、43年!!
変わったのでございます・・・
そして次に現れた標識が「昭和27年」。
私が生まれる2年前だ。
この「伊藤の沢林道」は、
私が生まれる前からここにあったのだ。
いやあ、ロマンを感じるねえ~
駐車地から4kmほど歩き、
「御園山」に続く尾根の取り付き点に達した。
ここからは「伊藤の沢5号作業道」が、
かつては付けられていたのだが、
今は廃道で笹や草に覆われ、
倒木も重なって見る影もない。
まあ、藪漕ぎで進むわけだ。
そして四等三角点「御園山」。
藪漕ぎで下半身を濡らしたので、
すぐその場を離れて林道に戻った。
そこで簡単な昼食とし、
また来た道を引き返した。
途中で送電線の作業道を利用して下り、
けっこうなショートカットができた。
しかし送電線の作業道ってのは、
本当にすごいもので、
どこまでも付けられている。
大企業でなければ、
これほどの維持管理はできないだろう。
あちこちで利用させていただいている、
送電線の作業道に感謝!
駐車地に着いたのが昼過ぎ。
のんびりと着替えを済ませて帰途に着いた。
この日は前日と違い、
空気が乾燥してひじょうに気持ちの良い山行を楽しめた。