北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.9.3 『桂峠』(417m)~『崖』(381m) 廃道林道から尾根筋へ
週末の土曜日は、
久しぶりにHiromiを迎えに行き、
平取町に向かった。
そして未踏の三角点二つを結んでみることにした。
いずれも四等ではあるが、
だからこそ人が訪れることがない、
という魅力がある。
平取町振内から、
道々638号線に入って「桂峠」に向かう。
この道々ははじめのうち、
広くて気持ちのよい舗装道路だが、
そのうち極端に道幅が狭くなり、
対向車が来るのが怖い。
この朝は一台とすれ違ったが、
徐行してギリギリかわした次第だ。
「桂峠」の頂上に広い駐車スペースがある。
以前ここに駐車して、
北側の「岩知志山」に登ったことがある。
9時10分、駐車地をスタート。
一旦道々に出て、
振内方面へ戻るように歩く。
そして少し下ると、
林道の入口があった。
林道を入っていくと、
「桂峠林道」の表示板が現れた。
ここは何でも「桂峠」。
「桂峠峠」の頂上を駐車地として、
「桂峠林道」に入り、
目指すのは四等三角点「桂峠」。
案内板を過ぎて間もなく、
林道ゲートが現れた。
きっちり施錠されてはいるが、
最後に車が走行してから、
かなりの時間が経過しているようだ。
その後歩を進める林道は、
どこまでも雑草が覆っていた。
途中の樹木の切れ間から、
『振内山』(740m)を望めるところがあった。
蛇行を繰り返して伸びる林道は、
倒木や崩壊箇所が現れ、
もはや現段階で、
廃道としか言えない状況だ。
そして林道が終点を迎えた頃、
完全に崩壊したところに出た。
前を行くHiromiは怖がることもなく、
ひょいひょい斜面をトラバースしていくが、
転倒すると止まらずに滑落する斜度だ。
危険なトラバースを過ぎて尾根に取り付いた。
ここからは藪こぎだが、
藪は薄く笹も背が低い。
それを尾根筋に沿って進む。
これが結構なアップダウンで、
ストック持参でよかったと思う。
「あれが目指すピークか?」、
と思われるものを二つ過ぎて三つ目で、
10時50分、四等三角点「桂峠」。
木々の間から麓の風景が見える。
ここで早めの簡単な昼食。
昼食後は登路の尾根を忠実に戻って、
再び林道に下った。
そして復路に入り、
360で枝尾根に入った。
尾根筋を進むことを予定していたが、
なんとそこには作業道跡が続いていた。
利用できる部分を利用しようと思ったのだが、
作業道は尾根のすぐ 下に沿って伸びる。
そして「もうヤバイだろう」、
と思った地点で尾根筋に上がるのだが、
やがてまた作業道に下ってしまう。
どうやら作業道が複雑に走っているようだ。
作業道、尾根筋を繰り返して歩いて行き、
12時30分、四等三角点「崖」。
この三角点は作業道の、
ギリギリ一段上にあった。
ただ、「崖」の意味が不明だ。
崖は見当たらなかった。
「崖」から林道に戻る過程で、
少々まごついた。
Hiromiに着いていくと、
ちょっとズレを生じた。
それを修正するためだった。
しかし、こういうちょっとした間違いが、
登山道のない山での、
ある意味楽しみだ。
林道に戻ってからは、
淡々と歩いて「桂峠」へ。
そして13時25分、駐車地。
人が見向きもしない、
四等三角点の山歩きは、
やはり期待通り楽しいものだった。