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2022.9.10 「ボタ山」(三笠・230m)  ここは景色がいい!

 

 土曜日に「幌内」下山後、

すぐそばのボタ山に登った。

三角点があるわけではないが、

樹木が少なくて見晴らしがいいのボタ山は、

私の「お気に入り!」

一度Hiromiにもその景色を見せてやりたいと思っていたので、

この度はちょうど良い機会だった。

 三笠市幌内地区奥の市道脇に駐車して、

チェーンゲートを越えた。

「立ち入り禁止」とあるが、

そこは自己責任で足を踏み入れる。

 「三笠鉄道記念館」のすぐ南側の、

広い作業道を登って行く。

時折隣りの「鉄道記念館」から、

蒸気機関車のけたたましい汽笛が響き渡る。

あまりにも大きな音なので、

はじめはドキッとした。

Hiromiは平然としてるけどねえ。

 広い作業道を400mほど上ると、

正面にボタ山が現れる。

二度登ったボタ山だが、

この季節は初めてだ。

ボタ山はやけに緑が濃く、

いや~な感じだ。

と言うのも、

このボタ山にはトゲのある植物が多く、

緑の濃さはその嫌な植物が、

山全体を覆いつくしている、

と言うことになる。

 以前にも登下降した踏み跡を登って行く。

すると懸念通りトゲのある植物を、

そろりそろりとかき分けて進まなければならない状態だ。

それでも密度が濃いため、

身体のあちこちにトゲが当たる。

そのたびに二人して「痛い!」「痛い!!」

と声を上げる。

そして何とか見通しの利く上部に上がる。

すると背後には東の、

『奔別岳』(823m)方面の風景が広がる。

そして間もなく、

360度の視界が開ける。

これにはHiromiも、

「おおーっ!!」っと、

感嘆の声を上げた。

 この後西の最高標高地点まで進むのだが、

それまで悩まされたトゲの植物はなくなった。

ところが今度はアザミだもの!

もうほとんどが半分枯れているにも関わらず、

ズボンの生地を通して、

チクチク刺さってくる。

そこでまた、

「痛い!」「痛い!!」

疲れるわぁ~

 避けきれないアザミを、

なんとかかわしながら進み、

この直前に登った「幌内」の全容を見ながら、

最後は急登でピークに達した。

そこからは360度、

遮るもののない風景を楽しめる。

その中には地元幌内の市街地も、

間近に見えている。

風景を堪能しながら昼食とした。

 下山は例のトゲむき出しの植物を避けるべく、

ルートを変えてみたが、

一面を覆いつくしたトゲから逃げられるわけもなく、

「痛い!」「痛い!!」

最後はイタドリの藪を抜けて、

下部の作業道に下った。

そして駐車地に着いたのが正午前。

すぐ帰途に着き、

午後はまたHiromiが自宅で仕事に精を出した。

 

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