北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.9.18 「254mP」~「289mP」 厚幌ダム奥地探索
日曜日の朝は厚真町の、
「厚幌ダム」で目覚めた。
寝るまで暑くて車窓4枚を網戸にしていたが、
それでも汗をかいた。
この日は「厚幌ダム」の奥に入ってみることにしていた。
ダムの奥地については、
以前から興味があったのだが、
4年前の「胆振東部地震」後、
災害復旧工事が続いたため、
湖岸林道に入ることをためらってきた。
しかしそんな工事もほとんど終了し、
何らかの工事が継続していたとしても、
それは小規模であろうし、
日曜日なら工事関係者はだれもいないであろうと、
この日の行動とした。
先日湖岸から「花美有山」(ニ等三角点・309m)に登った際、
駐車地とした地点より更に先に進み、
「厚真川林道」のゲート付近を駐車地とした。
対岸には「上幌内」(四等三角点・217m)が見えている。
今回はじきに雨が降り出す予報だったので、
この「上幌内」他の三角点への、
足掛かりを探って戻ることにした。
ゲート前にパワーショベルが一台停まっていたので、
やはりまだ何かの工事が継続しているようだ。
林道ゲートは閉じられて、
鎖が巻かれているものの、
施錠はされていなかった。
従って10月からは、
エゾシカ猟のハンターが、
自由に出入りすることになるだろう。
広くきっちり整備された林道を歩く。
途中で目にした崩壊斜面は、
土砂崩れで流出した倒木が、
きれいにかたずけられていた。
そして前方上空に送電線が見えてきた。
この送電線をくぐって間もなく、
「ショロマ川」に架かる、
「厚真川林道4号橋」を渡った。
ここがポイントで、
この橋を利用しなければ対岸に渡れない。
平成27年にできたこの橋は、
「胆振東部地震」による影響がなかったようだ。
また、「厚真川林道」は、
そのままどこまでも進んで行くと、
夕張市滝の上地区に抜けることになる。
ただ「胆振東部地震」デ崩壊した林道が、
どの程度復旧したかは不明だ。
予定では「厚真川4号橋」を渡って、
尾根に取り付くことにしていたが、
目の前に地形図にはない林道が現れたので、
これを利用できるところまで歩くことにした。
ところがこの林道はいくらも進まないうちに崩壊。
突然送電線の鉄塔が見える崩壊地に出た。
それで崩壊斜面を登り、
尾根に取り付いた。
尾根の植生は背の低い笹で、
どこでも歩ける状態だ。
そしてこの時目標を、
尾根の先にある地形図上の、
「289m標高点」と決めた。
その手前には「254m標高点」もある。
歩きやすい笹原を登って行くと、
明らかなピークとなり、
それが「254m標高点」だった。
ピークはいいのだが、
エゾシカのフンが、
まるでじゅうたんを敷き詰めたように広がっている。
きったねえ!
その後多少のアップダウンを繰り返して行くと、
作業道跡が現れたのでそれにのり、
最後は穏やかなピークに立ち、
それが「289m標高点」だった。
その先を見ると地形図に示された通り、
尾根が先へと続いていた。
この日の偵察はここまで。
これで次回のルート取りがはっきりした。
有意義な探索を終えて林道に戻った。
あとは広く立派な林道を、
スタスタ歩いて駐車地へ。
三連休中日だったが、
この後の雨に備えて、
一旦帰宅することにした。
そして車を走らせると、
間もなく雨が降り出した。
誠に良いタイミングで下山したものだと、
Hiromiとホッと安堵した。