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2022.9.23 『茂世丑』(もせうし・192m)  今度は雨だぁ~

 今月二度目の一般的三連休は、

雨で始まった。

にも拘わらず、

今回別行動としたHiromiは、

北に向かって出発した。

行き当たりばったりの山旅になったに違いない。

私は金曜日から月曜日までの4連休。

 金曜日は朝起きると雨が降り出し、

みるみる降り方が強くなった。

さてどこへ出かけようか?

と考えたときに、

なるべく燃料がかからず雨の中を短時間で登れる三角点ピーク、

と言うことで、

栗沢町茂世丑に向かった。

雨降りだが気温が15℃と低いので、

雨具着用で藪に入ることにした。

 茂世丑地区の農道に入り、

「茂世丑一の沢貯水池」の、

ゲート前を駐車地とした。

外は雨足が強いので、

車内で準備を整え、

すぐ目の前のゲート内に入った。

このゲートは施錠されていなかったが、

すぐ先の貯水池までしか車が入れない。

その先の林道は既に廃道となっている。

 小さな貯水池の風景を眺め、

イタドリに覆われた林道の先で藪に入った。

はじめ濃かった笹は一旦薄くなって歩きやすい。

そして再び密度を増すが、

茎の細い笹なので、

そう苦にはならない。

短い距離で一つ目のピークを越えると、

尾根筋の奥に目指すピークが見えてきた。

そしてこんな200mにも満たない里山でさえガスに覆われだした。

最後はハイイヌガヤをかき分けてピークへ。

人が訪れた痕跡はない。

笹をかき分けて三角点標石を探し、

三等三角点「茂世丑」

麓の地名がそのまま点名になっている。

樹木に覆われたピークは、

全く展望が利かない。

 一旦林道に下って、

奥へと歩いてみることにした。

雨はずうっと降りっぱなしだ。

雑草に覆われた林道を歩いて行くと、

規模の小さな伐採地が広がっていた。

そしてそこにはエゾシカがおり、

じっとこちらの様子をうかがっている。

いつものことだが、

そのうち突然ピョンピョン跳ねて、

すごい勢いで逃げて行った。

あの脚があったなら、

どんな山も短時間で登れるだろうな。

また、伐採地を見下ろすところに、

古い軽トラックが不法投棄され、

雑草がそれを覆っていた。

不法投棄と言うのは、

どこに行ってもあまりにも多すぎる。

そんな様子を眺めて何気なくポケットのスマホを出したところ、

ベチャベチャだ!

どうしたことかと、

ポケットに手を入れてみると、

何とポケットの中に水が溜まっているではないか!

やべぇ、スマホが壊れたら大変だ!

それで引き返した。

貯水池まで戻ると、

足下に猟銃の薬きょうが落ちていた。

こんな田園地帯のそばで発砲するハンターがいることに驚いた。

 駐車地に戻っても雨が弱まることはなく、

何とか着替えて帰途に着いた。

そして車の外気吹き出し口にスマホを置き、

乾かしながら帰途に着いた。

幸いスマホが故障することもなく、

ホッ・・・

 

 

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