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2022.9.26 『札子沢』(ざっこざわ・227m)  秋晴れの中で三角点へ!

 

 9月二度目の三連は休パッとしない天候だったが、

それが終わると素晴らしい天気!

どうしてそうなるんだろうねえ・・・

 月曜日の朝石狩市望来に向かった。

そして国道231号線から、

「望来ダム」に続く農道に入り、

4kmちょっと走ると「札子の沢川」に出合うので、

その少し先に駐車スペースを見つけた。

そこからは目指す「札子沢」の、

一つ手前ピークが見えていた。

 「札子の沢川」に沿って伸びる林道入口には、

電気柵が設けられていた。

農作物をエゾシカの食害から守るためのものだ。

以前農業を志す友人が、

この電気柵の電線を握ってみたら、

すごく痛かった、

と言っていたことを思い出す。

端の黄色い絶縁体を握って外すのだが、

一瞬緊張が走る。

これを越えるとその向こうにも同じ電気柵があり、

またまた緊張する。

 はじめしっかりしていた林道は、

間もなく草付きで頼りなくなった。

しかし入口から1kmほど歩くとゲートが現れて、

その向こうは常時トラックが走っているらしく、

路面が固く締まっていた。

どうやら別の入口から出入りしているようだ。

 ゲートから200mほど歩いて、

右手の「札子の沢川」を渡渉し、

ピークに最短距離で続く、

尾根の末端に取り付いた。

最初は雑草と笹が濃く、

「こりゃあ大変だ」と思った。

ところが笹の中にシカ道が現れてラッキーっ!

シカ道を外さぬよう登って行くと、

今度は密度の濃い針葉樹林帯に入った。

すると突然足元の藪は薄くなった。

しかし長くは続かず、

植生が広葉樹林となると、

再び笹が濃くなりシカ道も消えてしまった。

ただ茎の細い笹なので、

容易にかき分けて進む。

途中で木の間越しに、

遠く『ピンネシリ山』(1,100m)が見え、

目の前には形の良い「八木ノ沢」(四等三角点・208m)が見えた。

この「八木ノ沢」には、

昨秋「ふくろう湖」から長い「当望林道」を歩き、

最後は藪漕ぎでピークに立っている。

 藪漕ぎで急登となり、

200で平坦となった。

しばらく平坦な尾根を歩き、

そこからは航空自衛隊のレーダー基地がある、

『阿蘇岩山』(418m)が間近に見えていた。

  秋の柔らかい陽射しが降り注ぐ中、

平坦な尾根を一旦緩やかに下り、

最後はまた若干斜度が増してピークに上がり、

笹の根元に三角点標石を見つけた。

三等三角点「札子沢」

三等ではあるが、

人が訪れた痕跡は見られない。

標石周りを広く笹刈りした。

そして簡単な昼食。

このピークからの展望は、

樹木が密生しているためほとんどなく、

ただ一か所東に「東望来山」(三等三角点・269m)、

が見えているだけだった。

それにしても周囲は広葉樹がびっしりだ。

もう少し時期をずらすと、

素晴らしい紅葉を楽しめることだろう。

 下山は同ルートをたどった。

そして林道に下りのんびりと歩く。

最後はまた電気柵を越えて駐車地へ。

秋らしくカラッとした空気の中、

楽しい山行だった。

初めて登ったこの山も、

なかなか面白かったねえ・・・

望来の名物的な風車を眺めながら帰途に着いた。

 

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