北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2022.9.10 「ボタ山」(三笠・230m) ここは景色がいい!
土曜日に「幌内」下山後、
すぐそばのボタ山に登った。
三角点があるわけではないが、
樹木が少なくて見晴らしがいいのボタ山は、
私の「お気に入り!」
一度Hiromiにもその景色を見せてやりたいと思っていたので、
この度はちょうど良い機会だった。
三笠市幌内地区奥の市道脇に駐車して、
チェーンゲートを越えた。
「立ち入り禁止」とあるが、
そこは自己責任で足を踏み入れる。
「三笠鉄道記念館」のすぐ南側の、
広い作業道を登って行く。
時折隣りの「鉄道記念館」から、
蒸気機関車のけたたましい汽笛が響き渡る。
あまりにも大きな音なので、
はじめはドキッとした。
Hiromiは平然としてるけどねえ。
広い作業道を400mほど上ると、
正面にボタ山が現れる。
二度登ったボタ山だが、
この季節は初めてだ。
ボタ山はやけに緑が濃く、
いや~な感じだ。
と言うのも、
このボタ山にはトゲのある植物が多く、
緑の濃さはその嫌な植物が、
山全体を覆いつくしている、
と言うことになる。
以前にも登下降した踏み跡を登って行く。
すると懸念通りトゲのある植物を、
そろりそろりとかき分けて進まなければならない状態だ。
それでも密度が濃いため、
身体のあちこちにトゲが当たる。
そのたびに二人して「痛い!」、「痛い!!」、
と声を上げる。
そして何とか見通しの利く上部に上がる。
すると背後には東の、
『奔別岳』(823m)方面の風景が広がる。
そして間もなく、
360度の視界が開ける。
これにはHiromiも、
「おおーっ!!」っと、
感嘆の声を上げた。
この後西の最高標高地点まで進むのだが、
それまで悩まされたトゲの植物はなくなった。
ところが今度はアザミだもの!
もうほとんどが半分枯れているにも関わらず、
ズボンの生地を通して、
チクチク刺さってくる。
そこでまた、
「痛い!」、「痛い!!」。
疲れるわぁ~
避けきれないアザミを、
なんとかかわしながら進み、
この直前に登った「幌内」の全容を見ながら、
最後は急登でピークに達した。
そこからは360度、
遮るもののない風景を楽しめる。
その中には地元幌内の市街地も、
間近に見えている。
風景を堪能しながら昼食とした。
下山は例のトゲむき出しの植物を避けるべく、
ルートを変えてみたが、
一面を覆いつくしたトゲから逃げられるわけもなく、
「痛い!」、「痛い!!」。
最後はイタドリの藪を抜けて、
下部の作業道に下った。
そして駐車地に着いたのが正午前。
すぐ帰途に着き、
午後はまたHiromiが自宅で仕事に精を出した。
2022.9.10 『幌内』(310m) 広い伐採地からピークへ
この週末はHiromiが忙しく、
仕事を家に持ち帰って続ける状態だったので、
一泊で出かける予定を中止し、
日帰り山行に切り替えた。
そして近場の山に登って、
帰宅してまた仕事をすることに。
土曜日の朝Hiromiを迎えに行き、
三笠市に向かった。
この日は三笠市幌内地区から、
三等三角点「幌内」に登ることにした。
この山には一昨年Hiromiと登っているが、
その時は林道を詰めて、
適当なところから藪に入ってピークに立った。
ところが今年7月に私が単独で、
同ルートから登ってみると、
ピークのすぐ西側に伐採地が広がっており、
下降にこの伐採地を利用すると、
大変楽に下ることができた。
それで今回はその伐採地を利用して登ることにした。
幌内地区の最奥に林道入口があり、
チェーンゲートが設置されている。
ゲート脇には入林ボックスがあるので、
入林届に記名した。
すると前回ここを訪れたのが、
7月1日の記載で私の名前だった。
ただ、こういうものに、
正直に記載して入林する者は少ない。
山菜採りの連中なぞ、
記載者は皆無だろう。
歩き出すと地面にクルミが、
コロコロとたくさん落ちていた。
子供のころこのクルミの外皮を取るのに、
手を真っ黒に染めたことを思い出す。
林道は大きく蛇行しながら、
徐々に高度を上げていく。
はじめは樹林の中を行くが、
190まで高度が上がると、
伐採地の風景が広がり、
明るい林道歩きとなる。
そしてこの日も快晴だ。
二日連続で快晴というのも珍しい。
240で林道を離れて伐採地に入った。
雑草がはびこって足元が見えない。
足元には刈り払われた枝が散乱しており、
ひじょうに不安定だ。
草をかき分けながら、
ゆっくりゆっくり登って行く。
すると背後には幌内地区の風景や、
遠く樺戸山地の山並みが広がって行く。
いい景色じゃないか!
伐採地を登りきると、
わずかな藪漕ぎで、
三等三角点「幌内」。
このピークには、
例の黄色い私製標識がある。
こういうものを嫌う人もいるが、
私としては無いよりましだと思っている。
下山も伐採地を慎重に下った。
後ろでバキッという音がするので、
振り向いてみると、
Hiromiが尻もちをついている。
歩きにくい伐採地をゆっくり下って林道へ。
ホッとする瞬間だ。
その後は緩やかな斜度のある林道を、
快適に下って行く。
そして1ヶ所ショートカットをして、
結構な距離を稼いで下部林道に下った。
ゲートまで戻って、
入林届に下山時刻を記入。
駐車地まで歩く間にまたたくさんのクルミだ。
それを目にしたHiromiが、
「これ梅じゃないの?」。
梅のわけねえべ!
どこまでもとぼけたやつだ。
この後すぐ近くの「ボタ山」に登ったのだが、
そこから「幌内」の全容が見えていた。
2022.9.10 『長官山』(254m) 新たな林道造成が・・・
金曜日は燃料節約山行で、
馬追丘陵の『長官山』に登った。
久しぶりに旧「マオイゴルフ場」から入山して、
ゴルフ場を越えて藪に入るルートだ。
この朝農道脇に車を停めて、
林を抜けてゴルフ場に入った。
正面に『長官山』が見えている。
そしてゴルフ場の芝が伸び切ってフカフカだ。
深すぎて登山靴のつま先が引っかかる。
このゴルフ場が閉鎖されて、
今年で3シーズン目か?
芝がこうなってしまっては、
再開しようにも、
芝を張り替えなきゃオープンはできないだろう。
もったいない話しだ。
ゴルフ場の池には鯉がいる。
じっと水面を見ていると、
時々鯉が水面まで上がってくるのが見える。
ここで釣りをすると面白いだろうな。
ひじょうに歩きにくい芝の上をゆっくり歩いて、
ゴルフ場を縦断する。
そしていつもとはルートを変えて、
ゴルフ場の一番高い地点から藪に入った。
ところがすぐに藪を抜けてしまい、
突然予想しなかった林道に出た。
以前はなかった新しい林道だ。
これには興味津々で、
しばらく林道を歩いてみることにした。
広く立派な林道は、
頻繁に車両が走っているようで、
路面が固く締まっている。
しばらく林道を歩いて行くと、
前方に車両が数台停まっていた。
どうやらその先で工事か、
あるいは伐採作業がされているらしい。
邪魔をするのも恐縮なので、
そこから藪に入った。
するとこれがいつも利用している尾根で、
良い方向に誘ってくれる。
藪を抜けて針葉樹林の中を歩いて行くと、
はっきりとした踏み跡が現れた。
それにのって進むと、
しだいに踏み跡がしっかりとした登山道のようになった。
しかも最後は笹刈りがされていた。
いったい誰が何のために?
またこの頃になると、
先ほどの林道奥から、
けたたましい機械音が聞こえるようになった。
明らかに伐採作業の音だ。
快適な登山道のような小道を登って、
「文学台」に上がった。
ここからは南から西にかけての風景が、
遮るもののない中で見渡せる。
しかもこの日は雲一つない快晴だった。
ここは地元長沼町の観光名所だ。
見たことはないが、
ここから見る夕陽はさぞ美しいことだろう。
観光客が2名写真を撮っていた。
「文学台」からは遊歩道を歩く。
そして『長官山』の頂上が近付くと、
人の声がしたので頂上はスルー。
手前の送電線鉄塔下の作業道に入って下降した。
天気がいいのは大歓迎なのだが、
もう暑くて暑くてヘロヘロぎみ。
暑さには本当に弱くなった。
送電線下作業道の半分ほど下った地点で、
右手に続く作業道に入った。
すると間もなく林道に出た。
これは登路で出くわした林道の延長線で、
更に火葬場方面に続いたいた。
以前はなかった林道が、
突然現れたことに、
またまた驚かされた。
そして周囲を見ると、
誠素晴らしいトドマツの巨木が林立する。
これだもの、伐採が始まるわけだ。
登りなれたところも、
たまには登ってみないと、
景色がどんどん変わって行く。
作業道の途中、
もうゴルフ場がすぐそばになって現れる廃車!
昭和30年代に活躍したのであろう、
トヨタカローラだ。
ドアには「長沼町」と書かれている。
長沼町の公用車だったのだろうが、
どうしてここに不法投棄されているのか?
何故いつまで経っても処分されないのか?
これを目にするたびに思うことだ。
林を抜けてゴルフ場へ。
また伸びきった芝の上を歩く。
そして木陰に滑り込み、
ヘタヘタと座り込んだ。
疲れた!
暑いのはダメだぁ・・・
簡単な昼食を摂って、
また深い芝を踏みしめて歩き、
ようやく駐車地へ。
なんか疲れたけど、
久しぶりの『長官山』は、
新たな発見ができて楽しかったねえ。
2022.9.8 『奥千代谷』(おくちよたに・252m) 「安・近・短」で貯水池めぐり
今週も予定通り月~水曜日の三日間出勤したが、
三日も出勤するほどの仕事量ではなく、
二日でかたずくものを、
無理やり三日に引き伸ばしている感じだ。
従って水曜日は13時半に退勤した。
先日台風が日本海を北上して行ったあと、
天候が安定して素晴らしい晴天の昨日、
「安近短」で近場に出かけた。
但し、今回の「安近短」は、
「安く、近く、短パンで!」と言うこと。
北海道の空気は乾いて、
ようやく北海道らしい季節となったが、
それでも直射日光は強く暑い!
短パンで歩きたい気分だったので、
そんな自由が利く山へと出かけた。
昨日の朝栗沢町上幌から、
「シコロの沢林道」に入った。
舗装された林道を約2kmほど走ると、
「千代谷貯水池」が現れる。
この辺りには人工の貯水池が点在している。
林道にゲートはないが、
この「千代谷貯水池」を駐車地として、
徒歩で舗装林道を歩き始めた。
「シコロの沢林道」は、
その全線を歩いているが、
舗装部分はまだかなり先まで続く。
いったい何の目的で舗装にしたのか?
車なぞめったに通らない林道だ。
この日も車が走行することはなかった。
晴天の中で広い舗装林道を歩いているとシマリスが現れて、
ガードレールのワイヤーの上を歩いている。
シマリスなぞ珍しくもないが、
ガードレールの上にいることが面白い。
そして警戒心が薄い。
日差しが強く短パン大正解!
歩き出して2kmほどで、
「奥千代谷」の基部に達したので藪に入るも、
藪はほんの一瞬。
樹林の中は笹が刈られていて、
藪はなく歩きやすい。
短い急登を経て、
四等三角点「奥千代谷」。
一旦林道に下り、
そこにある分岐から支線林道に入った。
こちらは砂利道で、
もうかなり草が生えている。
直線的な林道の奥に広い伐採地が現れて、
そこからは駐車地の「千代谷貯水池」が見える。
改めて、いい天気だぁ~
広い風景を眺めた後は、
また林道を先へと進み、
林道分岐から1.5mほどで、
「茂世丑二の沢貯水池」に至る。
コンパクトな貯水池だ。
ここの堤にはワラビがたくさん生えていた。
「茂世丑二の沢貯水池」から引き返すのだが、
途中で獣用のワナが仕掛けられているところを覗いてみた。
ヒグマと小動物捕獲用の箱ワナだが、
「中に動物がいたらどうしよう?」と、
恐る恐る近付く68歳。
幸い何も入っていなかった。
ただ、ヒグマ用の箱ワナには、
エゾシカの脚が数本ぶら下げられており、
辺りを覆うその臭いに「ゲゲ~っ!」。
吐きそうになった。
腐っているのか?
臭いから逃げて林道へ。
直線的な林道から舗装林道に戻り、
てくてく歩いて「千代谷貯水池」へ。
こちらの貯水池の方が、
広くて美しい。
水のある風景を眺めながら、
ゆっくり昼食を摂り、
すぐそばの駐車地へ。
天気がいいと、
どこの山でも楽しく歩けるねえ!
そして片道1時間弱の帰途に着いた。
2022.9.4 『花美有山』(309m) ダム湖を背に登る
土曜日の午後、
平取町の「桂峠」から厚真町に移動。
「こぶしの湯」で汗を流し、
「厚幌ダム」に向かった。
先月「厚幌ダム」で「厚幌トンネル」を抜けた先から、
尾根に取り付いて「一里沢奥」(三等三角点)を往復した際、
「厚幌ダム」でせき止められたダム湖の対岸に、
「花美有山」が見えていた。
それを目にして、
湖から尾根に取り付いて、
藪漕ぎで登ることを思いついた。
「花美有山」には数回登っているが、
いずれも「幌内高丘線」の、
林道を利用して上部に上がり、
わずかな部分の藪漕ぎで、
ピークに立つものだった。
また、湖の右岸林道は、
いまだ胆振東部地震の災害復旧工事を、
完全には終えていないようで、
ウィークデーは工事車両の往来があるであろうと、
工事が休みの日曜日に実施することとした。
土曜日の夕方初めて林道を走り、
その様子と尾根の取り付き点を確認。
そして幌内地区まで戻って車中泊とした。
「厚幌ダム」もそうだが、
その先は携帯電話が圏外となり、
テレビも電波が受信できない。
車中泊の夜は、
Hiromiが夕食後就寝してしまい、
話し相手にもならないので、
テレビが重要な酒の友となる。
日曜日の朝、
前日確認しておいた尾根の取り付き点まで車で入り、
尾根の末端を駐車地とした。
そこには古い作業道跡が残っていたので、
それを利用できるところまで利用することにした。
この作業道は都合よく、
尾根筋に沿って伸びて行く。
ただ雑草に覆われ、
夜露でそれらが濡れているので、
下半身だけ雨具着用とした。
しかしHiromiはどうせ汗で濡れるから、
と言ってそのままで入山。
作業道は尾根の頭の、
数十メートル下を伸びて行くが、
やがて崩壊した斜面に出くわし、
斜度がきつくて突破できないため、
尾根の頭目指して登ることにした。
これがまた急で、
笹の茎をつかみながら登る。
それでもHiromiは元気で、
グイグイ登って行くが、
こちらはヒーコラ大変だ。
尾根の頭に上がると、
木々の間から厚真町方面の風景が望めた。
広めの笹に覆われた尾根を進む。
すると間もなく左下に、
「幌内高丘線」が見えた。
そして何度か登ってきた、
林道からの取り付き点上を通過。
あとは一旦緩やかに下って、
最後は笹の中の急登を経て、
ニ等三角点「花美有山」。
笹が被っていたのできれいにした。
ここで三脚を忘れたことに気付き、
記念撮影はなしと言うことで・・・
下山は登った尾根をそのまま前進し、
登路の一本北側の尾根を下ることにした。
笹の茎は細いが、
なかなか密度の濃いところがある。
しかしたいした抵抗ではない。
ただ下方向の様子が見にくいので、
下山の尾根を見逃さぬよう、
注意しながら慎重に下る。
この下降尾根は、
高度を下げるごとに、
湖の風景が見えたり、
崩壊地が現れたりと、
なかなか変化に富んでおもしろい。
この辺りも胆振東部地震による爪痕が、
あちこちに見られる。
それに青空がやけに濃く、
木々とのコントラストが美しい。
最後は作業道に下り、
そのまま湖畔に出た。
そして湖畔林道をのんびり歩いて駐車地へ。
コンパクトだが、
なかなか面白いルートだった。
湖畔からは登行意欲をそそられる、
次なる目標が見えていた。
帰途で厚真町の田園地帯を走っていると、
白いテントが建てられ、
「献花台」と書かれた立て札が立っていた。
思えばこの二日後、
胆振東部地震に見舞われて、
ちょうど4年を迎えるのだ。
そのテントは災害を追悼するための「献花台」だった。
2022.9.3 『桂峠』(417m)~『崖』(381m) 廃道林道から尾根筋へ
週末の土曜日は、
久しぶりにHiromiを迎えに行き、
平取町に向かった。
そして未踏の三角点二つを結んでみることにした。
いずれも四等ではあるが、
だからこそ人が訪れることがない、
という魅力がある。
平取町振内から、
道々638号線に入って「桂峠」に向かう。
この道々ははじめのうち、
広くて気持ちのよい舗装道路だが、
そのうち極端に道幅が狭くなり、
対向車が来るのが怖い。
この朝は一台とすれ違ったが、
徐行してギリギリかわした次第だ。
「桂峠」の頂上に広い駐車スペースがある。
以前ここに駐車して、
北側の「岩知志山」に登ったことがある。
9時10分、駐車地をスタート。
一旦道々に出て、
振内方面へ戻るように歩く。
そして少し下ると、
林道の入口があった。
林道を入っていくと、
「桂峠林道」の表示板が現れた。
ここは何でも「桂峠」。
「桂峠峠」の頂上を駐車地として、
「桂峠林道」に入り、
目指すのは四等三角点「桂峠」。
案内板を過ぎて間もなく、
林道ゲートが現れた。
きっちり施錠されてはいるが、
最後に車が走行してから、
かなりの時間が経過しているようだ。
その後歩を進める林道は、
どこまでも雑草が覆っていた。
途中の樹木の切れ間から、
『振内山』(740m)を望めるところがあった。
蛇行を繰り返して伸びる林道は、
倒木や崩壊箇所が現れ、
もはや現段階で、
廃道としか言えない状況だ。
そして林道が終点を迎えた頃、
完全に崩壊したところに出た。
前を行くHiromiは怖がることもなく、
ひょいひょい斜面をトラバースしていくが、
転倒すると止まらずに滑落する斜度だ。
危険なトラバースを過ぎて尾根に取り付いた。
ここからは藪こぎだが、
藪は薄く笹も背が低い。
それを尾根筋に沿って進む。
これが結構なアップダウンで、
ストック持参でよかったと思う。
「あれが目指すピークか?」、
と思われるものを二つ過ぎて三つ目で、
10時50分、四等三角点「桂峠」。
木々の間から麓の風景が見える。
ここで早めの簡単な昼食。
昼食後は登路の尾根を忠実に戻って、
再び林道に下った。
そして復路に入り、
360で枝尾根に入った。
尾根筋を進むことを予定していたが、
なんとそこには作業道跡が続いていた。
利用できる部分を利用しようと思ったのだが、
作業道は尾根のすぐ 下に沿って伸びる。
そして「もうヤバイだろう」、
と思った地点で尾根筋に上がるのだが、
やがてまた作業道に下ってしまう。
どうやら作業道が複雑に走っているようだ。
作業道、尾根筋を繰り返して歩いて行き、
12時30分、四等三角点「崖」。
この三角点は作業道の、
ギリギリ一段上にあった。
ただ、「崖」の意味が不明だ。
崖は見当たらなかった。
「崖」から林道に戻る過程で、
少々まごついた。
Hiromiに着いていくと、
ちょっとズレを生じた。
それを修正するためだった。
しかし、こういうちょっとした間違いが、
登山道のない山での、
ある意味楽しみだ。
林道に戻ってからは、
淡々と歩いて「桂峠」へ。
そして13時25分、駐車地。
人が見向きもしない、
四等三角点の山歩きは、
やはり期待通り楽しいものだった。
2022.9.2 『御園山』(みそのやま・284m) 原風景の中で
金曜日は我が原風景の中の一座、
「御園山」に登ってきた。
私は就学前の幼少期に、
栗山町南学田で暮らしていた。
そこで山の方から砂利道を、
砂ぼこりを巻き上げながら走ってくる夕鉄バスを見て、
「いつかあの山の方に行ってみたい」と、
強く思っていたことを、
今でもはっきりと覚えている。
その山並みの中で、
南学田から直線距離で最も近いのが、
この「御園山」だった。
「御園山」には主に、
南角田の「不動の沢林道」から入り、
途中で林道を離れて藪漕ぎでピークに立ってきた。
それで今回は久しぶりに、
「伊藤の沢林道」を歩いてみたい、
と思い立って出かけた。
栗山町御園から、
「札幌ワシントンゴルフクラブ」の、
北隣りの林道に入った。
これが「伊藤の沢林道」だ。
林道に入るとすぐ廃屋が現れる。
そこを駐車地としてスタート。
歩き始めて間もなく、
エゾシカの防護柵ゲートが現れる。
すると扉のロックがはずれたままだ。
この扉を開けて出入りした際は、
必ずロックをしなければならない。
何故そんな簡単なこともできないのか?
最低限のマナーと規則を守れない者に、
林道に立ち入る資格なし!
エゾシカ防護柵から100mほどで、
林道ゲートが現れ、
きっちり施錠されている。
林道はこうして施錠されていた方がいい。
でなければ必ず不法投棄をするために、
わざわざ入り込む輩が現れる。
ゲートの先の土場に、
この春山のように積み上げられていた木材が、
きれいになくなっていた。
林道には雑草が生えて、
最近車両が走行した痕跡はない。
昨年は奥で伐採作業が実施されたので、
林道もしっかりしていたが、
人が入らなくなると、
あっと言う間に荒れていく。
昨年の伐採の際に「立ち入り禁止」としたようで、
チェーンゲートの鎖と鍵が残されていた。
見るものがなく退屈そうな林道を歩いて行くと、
人工造林地の標識が現れた。
そこには「昭和54年」と書かれていた。
いやあ、この標識は色々なことを思い起こさせてくれる。
昭和54年と言えば、
我々夫婦が結婚した年だ。
その頃はかわいかったんだよ、
我が女房は!
目がクリクリっとしてねえ。
あれから40年!
いや、43年!!
変わったのでございます・・・
そして次に現れた標識が「昭和27年」。
私が生まれる2年前だ。
この「伊藤の沢林道」は、
私が生まれる前からここにあったのだ。
いやあ、ロマンを感じるねえ~
駐車地から4kmほど歩き、
「御園山」に続く尾根の取り付き点に達した。
ここからは「伊藤の沢5号作業道」が、
かつては付けられていたのだが、
今は廃道で笹や草に覆われ、
倒木も重なって見る影もない。
まあ、藪漕ぎで進むわけだ。
そして四等三角点「御園山」。
藪漕ぎで下半身を濡らしたので、
すぐその場を離れて林道に戻った。
そこで簡単な昼食とし、
また来た道を引き返した。
途中で送電線の作業道を利用して下り、
けっこうなショートカットができた。
しかし送電線の作業道ってのは、
本当にすごいもので、
どこまでも付けられている。
大企業でなければ、
これほどの維持管理はできないだろう。
あちこちで利用させていただいている、
送電線の作業道に感謝!
駐車地に着いたのが昼過ぎ。
のんびりと着替えを済ませて帰途に着いた。
この日は前日と違い、
空気が乾燥してひじょうに気持ちの良い山行を楽しめた。
2022.9.1 『嶺泊』(みねどまり・219m)~『望古台』(もうこだい・138m) また美しい風景に出会う
今週も月~水曜日の3日間出勤。
しばらくは週三出勤が続くかな?
ただ9月は三連休が二度あるので、
週四出勤の可能性もある。
しかしそれ以上はあり得ないけどねえ。
昨日の朝石狩市厚田区望来に向かった。
地形図を眺めて目に留まった、
新たな三角点ピークを目指す。
当別町弁華別から、
最近気に入っている「五の沢林道」経由で、
望来に向かうことにした。
舗装された「五の沢林道」の奥に興味があった。
そして驚く場面に遭遇した。
この「五の沢林道」の奥に、
かつて「石狩油田」なるものが存在したというのだ。
案内板を見ると、
様々な施設の他、
小学校までこの山の中にあったのだ。
今はただただ緑の山野が続くだけのこの地に。
私が生まれる前のことで、
詳しく石碑に刻まれた文言を読んではいないので、
いつまで存在したのかを確認せず、
その場を後にした。
この「石狩油田」 に関して、
偶然同じところに出向いた岳友の吉克君が、
自身のブログ上に詳細を記載しているので、
興味のある方はこちらをどうぞ。
望来の丘には巨大な風車が二基建っている。
その真下を道々が通っているので、
風車を見上げると、
巨大なプロペラが3本。
怖いくらいの迫力ある風景だ。
国道231号線を、
望来から浜益方面に走ると、
「嶺泊覆道」をくぐる。
そしてくぐり終えた地点で、
右手の林道に入った。
砂利道だがしっかりした林道だ。
間もなく右手に別荘地が現れ、
見るからにいかにも「別荘」、
と言った感じの家が建ち並ぶ。
別荘地を過ぎて更に進んで行くと、
古いゲートの支柱があったが、
今は開放されたままだ。
あまり車で走ってもつまらないので、
もう人がいなくなって久しいらしい倉庫横に駐車した。
砂利の林道を歩き出すと、
すぐに伐採地が現れた。
その後歩を進めると、
広大な伐採地に出た。
その中の一本道を行くのだが、
ここで霧雨が降り出した。
やめてよねえ~
霧雨を気にしながら、
直線的な林道を歩いていると、
うっかり最初の三角点である、
「嶺泊」の取り付き点を過ぎてしまった。
大した問題でもなく、
復路でそこに立つことにして、
とりあえず先へと進んで行く。
駐車地から1.5kmほど歩いた地点で、
青いD型倉庫が現れた。
駐車地としたところが、
最終の建物だと思っていたが、
また現れた倉庫も壁に穴が開いており、
使われずに放置されていた。
その後林道は下降を始めた。
途中でまた不法投棄を目にした。
全く嫌な光景だ。
そして間もなく「望古台」の基部に達したので、
藪に入って三角点を探した。
深い雑草の中ではあったが、
そう苦労することもなく、
四等三角点「望古台」。
林道に下って復路に入った。
往路で70mほど高度を下げたので、
緩やかな登りが続く。
そして平坦になると直線だ。
すると前方にうっかり見落とした、
「嶺泊」が見えてきた。
「嶺泊」への取り付きは、
笹漕ぎを想定していたが、
牧草地の中に車のワダチができており、
楽々登ることができた。
背後には素晴らしい風景が広がる。
美しい風景を楽しんでピークそばに上がると、
ピークは金網で囲まれた中にあった。
ただ古い金網でズタズタに壊れていたので、
容易にそれを越えることができた。
ところがそこは何かの施設跡で、
錆びた鉄のハンドルがいくつも見られる。
「こりゃあまずいなあ」と思いながら、
笹を倒して三角点標石を探す。
しかし見つけることはできなかった。
この施設が造られた際、
標石が掘り出されたのかもしれない。
まあ地形図からそこが三角点であることはまちがいないので、
三等三角点「嶺泊」。
少し下って素晴らしい風景を眺めながら、
いつもの簡単な昼食とした。
そしてその頃には青空が見えだした。
昼食後駐車地に下って帰途に着いたが、
また素晴らしい風景に巡り合えたことに感謝!
ホント、どこでもどんな山でも、登って見なくちゃわかんねえ~
2022.8.28 『安斉の沢』(218m) 雨だもの~
先日の日曜日の朝起きると、
天気予報では一晩中降り続くはずだった雨が、
夜中に少し降って止んだ様子。
しかし空を見上げると、
またいつ降り出すかわからない雲が覆っていた。
やる気も出ないが、
三笠市で藪漕ぎでもするか、
と家を出た。
岩見沢市宝水町から、
「市来知川」(いちきしりがわ)に沿って伸びる農道に入った。
この農道を走って行くと雨が降り出した。
この日予定したのは、
「市来知川」奥の「一の沢貯水池」から、
「野々沢林道」を進み、
藪漕ぎで「安斎ノ沢」に登り、
逆側に下って別の林道を歩いて戻る、
という周遊ルートだった。
しかし降り出した雨が強くなる。
気温が22℃あるので、
雨具を着用する気にもなれない。
それで下山に予定したルートを往復することにした。
最終人家の先で林道に入り、
すぐ駐車スペースを確保した。
けっこう強い雨の中、
傘をさしてスタート。
歩き出して間もなく、
一時夕立のような強い降り方となる。
ここはアブがうるさく、
傘の下に入ってきて、
腕や手の指先を刺す。
そのたびに慌てずじっくり見てアブをつぶした。
一時強く降った雨だが、
目指すピークの基部に達すると小降りとなった。
しかし雨水をたっぷり蓄えた藪に入る気にはなれず、
そのまま通り過ぎて、
見晴らしのよいところはないかと、
先に進んでみた。
すると現れたのは不法投棄の山だ。
冷蔵庫みたいなものにタイヤ。
更に笹に埋もれた乗用車が見える。
こんな山の中にやってきて、
とんでもないことをする輩がいるものだ。
この林道にはゲートがない。
やはり林道にはゲートを設けて、
きっちり施錠する必要がある。
嫌なものを目にした後、
やや広い風景が現れたものの、
工事現場のような光景でつまらない。
この頃になると、
雨はすっかり上がっていた。
雨が上がったのなら、
ピークを目指して登らないわけにはいかない。
傘を木立の枝にデポして藪に入った。
みるみる身体が濡れる。
間もなく明瞭なピークに達したが、
三角点ピークはもう一つ先だ。
一旦わずかに下って登り返した。
そこに四等三角点「安斎の沢」。
1年ぶりのピークかな?
再び藪漕ぎで林道に下る。
するとそこにピンテが付けられていた。
四等三角点だが、
登る人がいることにちょっとした意外感!
すっかり雨が上がって気持ちの良い林道を、
のんびり歩いて駐車地へ。
その時点でまだ午前10時だったが、
もう一座という気力もなく、
そのまま帰途に着き、
自宅でゆっくり過ごした。
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