「やれ」「やってるよ」の応酬

2012-10-15 21:29:10 | 学習塾・勉強の仕方

保護者と生徒を交えて行う三者面談では、大抵避けて通れない話題があります。

それは次のような問答(或いは、言い合い)です。

 

親&塾「何で真面目にやらないんだ」

子供「やってるじゃないか」

ほぼ全ての組み合わせで繰り返されるこうしたやりとりは、すなわちこの問題(「やれ」「やってる」)が如何に普遍的であるかを物語っています。

こうしたとき、私は次のように言います。

「君ね。この場合「やってる・やってない」の判断は君が下すものではなくて、その様子をみている周囲の大人たちがするものなんだよ。

「やってない」というのは、大人から見てそう思わざるを得ないのであって、それでも君が「やってる」と言いたいなら、最近の成績がそれにふさわしいかどうかをよく、見直してごらん」

そういうと、これも大抵の場合、子供達はぐうの音も出なくなって、そこから先は比較的素直にこちらの話を聞くようになります。

しかし、それも家族ではない第三者の私達がそこにいるからであって、これが家族だけであったなら、やはりそうそうスムーズには運ばないのではないかと思います。

思うに、子供達に話をするに際しては、そのゴールをどこに置いているかをよく考えて、なるべく適切な話法を用いることが鍵のような気がします。

というわけで、ただ今面談真っ最中です。


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