保護者と生徒を交えて行う三者面談では、大抵避けて通れない話題があります。
それは次のような問答(或いは、言い合い)です。
親&塾「何で真面目にやらないんだ」
子供「やってるじゃないか」
ほぼ全ての組み合わせで繰り返されるこうしたやりとりは、すなわちこの問題(「やれ」「やってる」)が如何に普遍的であるかを物語っています。
こうしたとき、私は次のように言います。
「君ね。この場合「やってる・やってない」の判断は君が下すものではなくて、その様子をみている周囲の大人たちがするものなんだよ。
「やってない」というのは、大人から見てそう思わざるを得ないのであって、それでも君が「やってる」と言いたいなら、最近の成績がそれにふさわしいかどうかをよく、見直してごらん」
そういうと、これも大抵の場合、子供達はぐうの音も出なくなって、そこから先は比較的素直にこちらの話を聞くようになります。
しかし、それも家族ではない第三者の私達がそこにいるからであって、これが家族だけであったなら、やはりそうそうスムーズには運ばないのではないかと思います。
思うに、子供達に話をするに際しては、そのゴールをどこに置いているかをよく考えて、なるべく適切な話法を用いることが鍵のような気がします。
というわけで、ただ今面談真っ最中です。