今の子は、おしなべて文章を書くのが苦手ですね。
塾生の大半が「作文、書けない~」といって泣き言を言います。
夏休みの宿題には定番の読書感想文がありますし、中学3年にもなると、税や人権に関する論文などの課題もありますので、これができないとかなり気分も落ち込みますよね。
いつごろ、どの学年からこういう「文章を書くことの迷い道」に迷い込んでしまうのでしょうか?
観察していると、小学2年生くらいにはもうその兆候がはっきりと見て取れます。
この学年であればできて当然の基礎的な文章の組み立てというのがあります。
句読点の打ち方もここで大方は身に付きます。
3年生になると、主語述語の区別や正しい使い分けの仕方を教わりますが、ここあたりで早くもできる子とそうでない子とがはっきりと分かれてしまい、何も手を打たなければそのままこのコントラストが濃くなるばかりです。
そうして6年生になり、さらにここでも手を打たないまま中学生になると、事態は深刻です。
一度わが身を振り返ってみることを子供には望みたいですし、保護者にはそれ以上の真摯な目での観察を実践することをお勧めします。