続きです。
「読書する」と言う言葉には、「どんな本を読むか」という目的がそこに込められていることが一般的ですよね。
私が常々思っているのは、そういう「読書」の定義もですが、それ以前に「読書の習慣」の方に重きを置いています。
「習慣」ですから、時間があったら本を開く、というような軽い感覚でも良いのです。何を読むのかは、その先の話です。
ですが、実も蓋もないことを言ってしまえば、親にそういう習慣や考え方が備わっていないと、子供から勝手に読書習慣を身に付けるのは、不可能とは言いませんが、結構難しいのではないでしょうか。
これまで折に触れ生徒たちにヒアリングしてきた結果からは、読書の習慣のある子は、小学校低学年の頃には既に親から本を読むようにとリードされていたようです。私自身も結構本を読む方だと自分では思っていますが、それもやはり6歳位のときに母親にそうリードされた経験が基になっているように思います。
でも、仮にその年齢の時にリードされなくても、何かのきっかけで自分から本を読む楽しさを発見することもあります。
学校の先生からそのように教えられることもあります。
肝心なのは、そのチャンスを逃さず、親は惜しむことなく本を与えることです。それも、徐々にでも、いきなりでも、その本の種類の中に伝記を入れておくことです。これがポイント。
伝記を読むことで具体的にどんなメリットがあるでしょうか。
以下、次に。