最近、中学生と小学生に共通して苦手な単元があぶり出されるように表面化してきています。
それは「割合」の問題です。
割合、百分率、分数、少数などは、それも密接にかかわりあうもので、どれか一つがわからないと、たちまち全体にその「わからなさ」が広がってしまいます。
そして、この「割合」の周辺に「単位」があり、割合が苦手な子たちの多くが、この「単位」の問題も苦手です。
これらは小学4~5年生で学ぶ単元で、ですからその学年の子たちが「よくわからない」というのはまだ理解できますが、中学2年生になってもまだそのわからない状態がそのまま残っている場合は少し深刻です。
去年高校受験に成功した子の中に、結局3年生になってもこれを理解できないまま中学を卒業した例がありましたが、彼が今後消費税の計算などを人並みにできるようになるのか、その時点では甚だ疑問ではありました。
というようなこともあって、来週実施する春期講習では、その中に「割合」の単元をたとえ少しでも入れる予定にしています。