今日は、例の管理ソフトの穴封じをやっていました。そこにメール到着音。急いで確認してみましたら、こんなうれしいメールでした。岩手県奥州市O保健師さん(*^。^*)
ー略ー 健康増進課の協力も得て、4人のスタッフで脳生き生き相談に出向いています。
現在、4箇所の会場を回りましたが、1時間をかけてのゆっくり脳生き生き相談が、とても好評で驚いています。あわただしく情報を伝えるよりも、二段階方式を利用し、それぞれの生活の振り返りの時間がどんなに有効かと改めて考えさせられています。
お互い気が付かないままの、カウンセリングになっている気がしています。ー略ー
エイジングライフ研究所が、世の中に(保健師さんたちに)伝えたいと思ったノウハウはこれなのです!
ふつうの「カウンセリング」の中では、脳機能という物差しはまったく使われません。
多くの高齢者の方々、特に小ボケの方たちとお話をしていると、脳の老化が加速されるようになってしまったその生活上の変化をよく理解していることに驚かされます。その変化こそが、その人を理解し、生活改善指導を行うキィポイントになっていきます。そこに、早く到達するために脳機能検査があるのです。
こうして書きながら、「人生を共有できた」喜びにちょっと興奮している・・・全国のあちらこちらの保健師さんの顔が浮かびます。
「こんなことが、脳の元気をなくすきっかけになるんですね」
「話しにくいことなのにご自分から話してくれたのです」
「『ほんとに今日は来てよかった』といってくれました」
「最初の硬いくらい表情が、別人のようになっていきました」
「涙を流されたのに、最後は笑顔で帰られました」
以前に二段階方式を導入して、経験をかなりつんだ保健師さんもいますが、ほんとに始めたばかりでもこういう経験ができるのですよ、例のA=B=Cを理解すれば。(マニュアルBを参考に)
もちろん経験をつむほど、聞き取りも上手になり、理解も深まっていくでしょう。
頭をよぎるのが、長野県東御市。3月28日のブログ「集団かなひろい」を見てください。
このくらい集中的に個別指導を実施するのが力をつける近道。生活指導にかかわった東御市の皆さんが興奮していましたよね。
6月の研修会に参加した神津さんは、「大体どのくらいの確率でA=B=Cになるか」という質問に、ニコニコ笑いながら「うーん、100%とはいえませんが。魔法のようです」って答え、会場がどよめきました。
反省をひとつ付け加えておきましょう。
二段階方式を導入するということは、個別の生活指導が本筋ですが「もしも、集団かなひろいテストを実施したら、不合格だった場合には、必ず個別検査(つまり生活指導)をすること」が鉄則なのです。ところが、
①集団かなひろいテストだけしかしない。
②「かなひろいテスト不合格」に対して保健師さんの理解や自信がないために、うやむやにしてしまう。
③その挙句、「検査を嫌がるので・・・」と「歌って、踊って」の教室になってしまう。
④ボケの早期発見や生活改善指導や評価に脳機能という物差しを使うという二段階方式を導入した意味がなくなる。
個別検査や指導ができないまま、集団かなひろいテストだけをしてしまった町の保健師さんたちに、ごめんなさいを言わなくてはいけません。
個別指導の大切さを、もっと、強調すべきでした。その力をどう付けていくのかの指導が足りなかったと反省しています。
マニュアルも改訂しました。(読んでください!)
研修会も工夫しています。
長野県豊科町(現安曇野市)、この町の取り組みが日本の将来のモデルになるのではと私は思っています。それから今日のメールの発信地岩手県江刺市(現奥州市)、東御市も、保健師さんたちが力を付けていく町は、すべて個別検査を積み上げていっています。
(他市町村の保健師さんの(^_^)vもたくさん見えますよ、もちろん)
がんばってください!お手伝いはいくらでもしてあげたいのです!
あまりにもうれしかったので、今日の写真は、前回ブログの赤ちゃんの父親、次男の撮ったものを使いました。