3月17日(日)静岡県ではソメイヨシノの開花宣言が出されましたが伊豆高原の状態です。
ほんとにもう少し・・・
例年に比べてずいぶん早いような気がします。でも早く咲くと長持ちするそうですから、楽しみに。
今日の散歩途中の花の様子
ところで今日のお昼のNHKテレビ「のど自慢」は広島県呉市からの放送でした。
「花金カレーの日」という言葉が飛び込んできました。
昔海軍で、洋上に長くいると曜日の感覚があいまいになってしまうことが起き、それを防ぐために金曜日にはカレーを食べるという風習が出来上がったそうです。
呉市には海上自衛隊がありますから、「花金カレーの日」ということで町おこしを図っているという話でした。
「変化のない生活を続けていると時の見当識が揺らいでくる」
とっても納得しながら、「あ、これ、いただき!」と思いました。
小ボケから中ボケに移行するころ、今日の日付がわからなくなっていきます。
小ボケの時なら、例えば趣味の会などのいつも行っている集まりの「日」を間違えるのです。
「どうしたのかしら。うっかりしちゃって」とか
「午前中急に人が来たりしたものだから、勘違いした」とか
「昨日の新聞を今日のと間違えた」とか、理由はそれなりに肯けるようなことを言います。
小ボケの段階で見つかった人たちに対しては、
「日付は、毎日の活動の原点です。キチンと理解できることは、ボケない人生へのとっても大切な条件です。
今は理解できていますから、このまま続けられるように、ちゃんと意識してください。
日付を理解し続ける一番の近道は、目的を作って変化ある暮らしをすることですよ。
曜日によって、それぞれの目的を設定しておくのはとて効果的です。
趣味の会などがあると自然に日付を意識することになりますから、趣味は必須です」と生活指導するのです。
中ボケになると、何度も何度も今日の日付を聞きます。
家族は、ちょっと辟易しながら
「○月○日よ」とか「新聞を見たら?」と答えます。
あまりにも聞かれるので、面倒になって、怒り口調になることもあるでしょう。
中ボケになると、家庭生活にもトラブルが起きてきているのに、本人の自覚はほとんどありませんから、もっぱら家族への生活指導になります。家族が仕向けてあげなくて無理なのです。
朝ご飯が済んだら、カレンダーの今日の日を丸で囲む。
(決まったタイミングで行うことが大切です。丸をしたかどうか忘れますから)
昨日をバツで消すことでもいいのですが、カレンダーを見たときに「最後のまるが今日」というのと、「最後のバツの次の日が今日」というのは、どっちが気分がいいでしょうか?
小ボケでも中ボケでも、家族の支えや励ましは大切です。
だから、離れて住む子供たちには、
「曜日を決めて顔を出すか、無理なら電話をするかしてください」と頼みます。
一番大切な時の見当識を確実にするための一つの工夫ですね。
ようやく話が戻ってきました。
そうなのです。
「曜日を決めて大好物を食べる日にする」か
「新しい料理や食材や味にチャレンジする日」
というのはどうでしょう。
曜日を決めて、外食するというのでもいいですね。
おしゃれをして出かけて、ランチを楽しむ。
できたら、気の合う友人と一緒なら、素敵。
できたら、新しいお店の開拓にも挑戦したら、もっと素敵。
脳が生き生きすること、請合います!