脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

11月の右脳訓練ー韮山反射炉と修善寺探索

2015年11月27日 | 私の右脳ライフ

友人のおかげで、伊豆観光。

韮山反射炉が世界遺産に登録されました。以前行ったことがありますが、「登録後どうなったかしら?何か変わったことはあるかしら?」と気になっていましたから、これ幸いと出かけてみました。
駐車場が整備され観光バスがたくさん来ています。立派なお土産物産館と食堂が出現。無料だったのが、入場料100円。来春には資料館が開館、入場料が300円にアップするそうです。
ボランティアガイドさんがグループごとに案内してくれるのですが説明の声が聞こえない…何しろ人がたくさん…しかも観光バスで乗り付けて短い滞在時間で。
興味や好奇心を持って出かけることはいいことですが、あまりにも右に倣えではないかと、ちょっとあきれてしまいました。
韮山反射炉の特徴かと思ったのは、男性が多く目についたことです。鉄や大砲に興味を持ってくれていたらいいのですが。

続けて修善寺探索へ。何度も訪れているところですが、かわいくまとまっている町です。
修禅寺にお参りをしてから竹林の道を歩きました。

秋には秋の風情があります。桂川の紅葉はあともう少しです。

途中のギャラリーには、みごとな紅葉時の修禅寺の写真展が開催されて、「もう少し後には見事な景色になるのねえ」と話しながら拝見。
一隅に稲穂が。東京の友人は「これってお米でしょ!」と感動していました!。その感動ぶりに私も感動しました(笑)
実は11月になって、別々の友人と一緒に2度修善寺に行きました。旅は道連れと言いますが、同じ町に同じ時期に行っても思い出してみると印象が違います。
修善寺も観光地化しているといえばその通りです。
ですが、韮山との違いは、修善寺は奥行きが深い。興味に応じた引き出しを持っているといえばいいのでしょうか。
まず温泉。お寺に興味がある人、その関連の美術品。歴史に興味があれば、頼朝や北条政子。建造物もよく残っています。また修善寺物語をはじめ、漱石など明治の文豪たちの足跡。散策しやすい竹林の道や奥の院へのハイキングコース。
観光バスで乗り付けて「フリータイムは30分間ですよ」という訳にはいかない町だと思います。
また、修善寺に行ってみると、先日行った小布施町が独特の魅力を持っていることがよくわかります。観光地化していないのが小布施町の魅力と聞いたことがありますが、そのことがよく実感されました。

その町をどう楽しむかのカギを握っているのは、もちろん前頭葉。
どのような興味や関心を持てるかは、どのように生きてきたかということに集約されます。前頭葉そのものがどのように生きてきたかによって形作られるものだから当然ではありますが。
友人の一人は、ひざを痛めたばかりで「歩く」ことが無理。そうすると興味や関心のうち「歩く」ことが条件になる分野は体験することが無理になります。
体と脳はどちらも大切なものですね。
お土産屋さんが新しくできていました。


友人への便りー「どうせ齢をとるとボケるから」は間違いです

2015年11月24日 | 二段階方式って?

久し振りに友人のお宅にお邪魔しておしゃべりを楽しみました。もうお暇する頃になって友人から気になる発言がありました。
帰宅後、どうしても訂正しておかなくてはと思って手紙を書きました。

―略ー
今日の手紙はボケの話です。先日おしゃべりを楽しんだときに『どうせ齢をとるとボケるから」とおっしゃいましたね。
それは違います。
体力その他と同じように、脳機能、特に前頭葉機能も正常老化の宿命を持っています。ただそれだけであるならば、できないことは増えてきますが、例えば、注意集中・分配力、テキパキ捌く、発想力、独創性、根気、計画立案力etc
これらはすべて若いころのように力を発揮することは難しい…
けれども、前頭葉機能の一方の柱である状況判断、そして行動を決定する力(意欲を含めこれこそ自分らしさだと思っています)には、何の変化もありません。むしろ人生経験がプラスに働くのではないでしょうか?
私は先日誕生日を迎えました。しみじみと来し方を振り返り「よく生きてきた」とちょっと感動し、同時に、感性の部分が変わらないことにも驚きました。一番変わらないのは「どういうことにやものに心動かされるか、好奇心や感動の方向性」ではないでしょうか。

正常老化だけならば、私が私らしくいることは十分に可能です。体が持たなくてたとえ寝たきりになっていてもです。
人生で遭遇するいくたの出来事のうち、生きる力を打ちのめされるようなことが起き、それに負けたとき、今までのような生き方をつづけることが難しくなってしまいます。
それは脳機能から言えば「使わない状態」生きがいもなく、楽しんでいた趣味もやめ、交友も途絶え、家に閉じこもって何もしない日々が続くのです。
だから筋肉で言う「廃用性萎縮」が起きて機能低下が始まります。正常老化の道筋とは別の急角度の老化です。
その道に入ったら小ボケ3年、中ボケ4~5年、6年もたつとそろそろ「ボケたんじゃない?}と言われるようになるのです。

脳機能を測ると、正常老化か老化が加速され、どこまで行ったかなどすべてわかるのです。
高齢者の方々をボケさせないためには、このメカニズムを理解してもらうこと、脳機能測定を行って早めに見つけ生き方の軌道修正をすること(脳の使い方を変える)
この2点が大切です。
脳の萎縮、アミロイドベータやタウ蛋白など、マスコミや専門家の解説していることとははっきり違いがありますが、ここ十年を超える実践の中から「生き方こそ認知症を予防するカギ」と確信してがんばっています。
―略ー

 

 


11月の右脳訓練ー中伊豆ワイナリー

2015年11月18日 | 私の右脳ライフ

11月はお泊りの友人が重なりました。秋のおもてなしには中伊豆ワイナリーをよく使います。
伊豆で唯一のワイナリーですし、秋になると富士山がよく見えるようになります。

レストランもいい雰囲気ですが付録があるのです。屋上には「志の鐘」があって自由に撞くことができます。
いい音色ですよ。

地下にはオーパスワンだけのワインセラーがあります。「ここはどこ?」っていう感じでしょ。

次男がアメリカにいたときに遊びに行ったら、ワインの大産地、ナパバレーに連れて行ってくれました。
「最も優れたワインを作るところだよ」と連れて行ってくれたのが、オーパスワンのワイナリーでした。宇宙基地のようなモダンな建物に驚かされました。
アメリカに行ったのはもう10年以上も前ですが、中伊豆ワイナリーに来るたびに、左脳で知ることになる「知識」ではなく、前頭葉が関与する「体験」は人生を豊かにしてくれるなあと実感します。

オーパスワンのエチケット(ラベル)は、すべてこのデザイン。醸造した年度だけが変わるのです。
11月ともなると館内はクリスマスムードでした。


ウエディングにも力を入れているようです。ちょうど結婚式に出会いました。新郎がとてもうれしそうでほほえましいシーンを見せてもらいました。出かけると、予定外の出来事に遭遇しますね。それを楽しむことのできる前頭葉で居続けたいと思います。

グラッパの丘と呼ばれる三角屋根の建物では、ワインを作る際の皮などのかすをもとにして蒸留し、アルコール度数の高いブランデーを作っています。

私たちが伊豆に来た時には、建物の前だけにブドウ畑がありましたが、年々開拓されて今では見渡す限りといってもそう大げさではありません。ブドウ栽培には気候風土に無理があるといわれながら、着々と努力していることが伝わってきます。
秋も思いがけずブドウの品種がはっきりわかります。同じ黄葉でも全く違いますから。葉が落ちてしまっても樹形や色が違います。

10月の収穫祭の時には、この大きな桶でブドウを踏んでジュースにするのです。
今日もお客様のおかげで、楽しいひと時を持つことができました。


認知症予防講演会(新潟県十日町市松代)アンケート

2015年11月10日 | 認知症予防講演会

十日町市の講演会を担当してくださったのは、S口保健師さんでした。

講演会の後、アンケートをまとめて送ってくださいました。「模範解答」みたいな感想が多くて、もちろんとてもうれしかったのですが、以下のメールを送りました。
「とてもいい感想でうれしいですね!辛口感想はなかったのですか?そちらもあれば教えてください」
その返信メール
「回収率は約8割で、参考になったと回答されてた方が9割でした。辛口の感想は特になく、とてもわかりやすかった、ボケないように頑張りたいなどの感想が多かったです」
という訳で安心してアンケートをアップします。


11月の右脳訓練ー秋晴れの三島大社

2015年11月09日 | 私の右脳ライフ

ふたたびの遠足、追加版。北九州からの旧友は私のうちに一泊して夕焼けの富士山も満喫してもらいました。

翌日は熱海駅に送って羽田空港経由で北九州へ帰る予定でしたが、あまりの秋天に三島大社へ。

三島は富士山の伏流水が町のあちらこちらで湧き出す清流の町として知られています。境内の看板。

三島大社は参道の池(としだれ桜)が有名ですが、確かに湧水が豊かに違いないという場所がありました。

宝物館の前にも湧水が。金魚も気持ちよさそうです。

池の鯉

大社の杜にもちらっと寄ってみました。

旅程は急に変更されました。
「三島まで西に来ているのだから、名古屋の友人と会って、食事して、お酒も飲んで~楽しみます。それから新幹線で帰ります!」
そう言うと、名古屋在住の同期生に電話で約束を取り付けて、三島駅から下り新幹線の乗客になって帰ってゆきました。
なんと柔軟なH丁さん。またお会いしましょう!


11月の右脳訓練ー旧友とふたたびの遠足を楽しむ

2015年11月08日 | 私の右脳ライフ

今回の同窓会には、なんと北九州からの同期生も参加してくれました。「有志で一日遊びましょう」ということになり宿泊先のパビーラ御殿場(ホンダ保養所)で合流しました。本来ならば雲のところは富士山一望!素晴らしい施設でした。

九州の友人ですから「おもてなし」としたら「富士山」
御殿場から一番近い須走口から五合目までドライブすることにしました。。
黄葉も紅葉も見事な富士あざみラインを走って、五合目に到着。標高2400メートルです。

ちょっと動くと息切れがします。富士あざみラインが明日から通行禁止というベストタイミング。
茶店も今日まで。みんなでキノコそばとキノコチャーハンをいただきました。美味美味。

駐車場に、ドイツ人のライダーがいました。トランクを見ると世界中のステッカーが貼られていました。
ドイツに駐在したことのあるY武さんがいろいろ聞いてくれました。
ヨーロッパから南米、北米そして日本とバイクで世界一周中。いろんな人生があるものですね。

「普段見る富士山とは形が違うね」という素直な感想を述べあって次の目的地、キリンディスティラリー富士御殿場蒸留所へ。日本一アルコール度数の高いウイスキーを作っている工場見学です。

祭日にも関わらす工場が稼働していて、ガイド嬢が「ラッキーですね」と喜んでくれました。「ディズニーのアニメ映画のシーンに変わってしまうのでは?」なんていう思いが湧き上がるような感じ。ベルトコンベアが動いて、瓶詰ができ、ラベルを張って、箱が組み立てられ、出荷できる状態までオートメ化されていました。

おもしろかったですよ。


 

 

 

 

 

通路のマークに沿って説明してくれます。仕込みからボトリングまで一貫して行う工場は珍しいのだそうです。

 

 

 

 




見学コースの最後には、アルコール度数が50度というウイスキー「富士山麓樽熟」の試飲もあって、男子組はにこにこしていました。
とてもいい香りがするし、もっと高いのかと思ったら1300円でおつりが来ます。「記念に一本」という声に、別の声が「量販店の方が安い」と引っ張っています。
底に富士山が彫り込まれているグラス390円がすてきだったので、私は「記念に」買いました。

後日談になりますが、「富士山麓樽熟を富士山グラスのおまけつきでゲットしました」とメールをもらいました。
「●キリン内の売店 グラス390円+ウイスキー確か1300円位=約1700円(確か税抜き?)
●購入価格(税抜き)=880円 富士山グラス付き!
●差額=1700円ー880円=820円(48%引き)」
私はキリンがかわいそうと思いましたが、このメールで指摘されたように製造原価はいくらなのか考えてみたら、酒税も高いし消費者が一番かわいそうなのかもわかりません…
ふたたびの遠足は、思いがけず経済の勉強にまでつながりました(笑)


11月の右脳訓練ー高校同窓会

2015年11月05日 | 私の右脳ライフ

11月1日に、高校の同窓会がありました。私は北九州市の出身ですが、関東地区在住の同窓生が毎年会合を開いています。
例年、誰か同窓生が講演をするのですけれど、今年は母校戸畑高校「花の応援団」の演舞でした。同期のF吉幹事長の長年の夢が実現したのです。
「花の応援団」??私は高校生だったときの母校は、共学校ではありましたが圧倒的に男子優勢。今も共学校には違いないのですが、なんと応援団は全員女子という状態がここ数年続いているのだそうです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





団長、副団長ともに2年生ということは1年半の経験ということですね。

 

 

 

 

 
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1時間にわたる演舞に、どういうわけか涙が。
まだ2年生。たった1年半でここまで演舞できるためにはどれほど努力したのかと思ったところからだったでしょうか。
彼女たちの思いと努力と、これからの人生に幸あれと思ったのでしょうか…この感動的な時間を皆さんと一緒に過ごすことができたのはF吉さんの努力のおかげです。
参加者も盛り上がりました。


 

 

 

 

 




戸畑祇園ばやし。回を重ねるたびにお上手になってきてます!もちろん練習も大変でしょうけど、これは有効な認知症予防ですね。「音楽」ということもありますが、それよりも同窓会で披露するというはっきりとした目的があるからです。

 

 

 

 

 


 



東銀座から日本橋高島屋まで、夜の銀座を少し歩きました。




 

 

 

 

 

夜でも明るい!

 

 

 

 

 

 




ディスプレイも季節感あふれてます。


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