広島で所用があったので、途中下車して京都に行きました。8月20日でした。
まあ、暑かったですよ!
旅行目的は、鞍馬温泉の川床料理を食べに行くことと京都御所の参観。
鞍馬温泉は、一昨年の秋に叡山電車に乗って「終点まで行ってみたい」と思っていたので。
プラスして、せっかく京都に行くのだからと御所や離宮の参観ができるかどうかチェックしたら御所だけが可能ということで御所にも行くことにしたのです。
最近はネットでいくらでも調べられるので、旅行を計画するのも結構楽ですね。
地図で場所の見当をつけておいて、電車の時刻表を調べる。用意万端のつもりで行きましたが失敗がいくつか・・・
失敗1.
京都駅でJR奈良線に乗り換えて一つ目東福寺で乗り換え。京阪電車で出町柳。そこで叡山電車に乗り換えて目的地鞍馬温泉。時刻も全部調べていきました。三条で時刻が二つ書いてあったのがちょっと気になったのですが、まあ時刻調整かと勝手に解釈して中づり広告を眺めていました。
ところが、三条で急行に乗り換える必要があったのです!それをミスしたために出町柳で電車が一つ遅れました。
注意力がいま一つ働いていない・・・ 前頭葉の能力不足・・・暑さのせい?歳のせい?
露天風呂が有名(貸し切り状態) 川床料理スマートなアユも
御所の参観は3:00から。
日影を探しながら参観。建礼門 朱塗りの門の向こうは 紫宸殿
歴史を体で感じることができて、暑かったのですが結構満足、満足。
御所を参観してから、高校の古典の授業を聞けばもっと関心が高まったと思います。書かれたものから得る単なる知識には限界があります。現物の持つ力との違いですね。
失敗2.
地下鉄で京都駅に行く時、スイカが使えるつもりで改札口に。ピンポーンと止められて切符売場へ行きました。
京都駅でコインロッカーに荷物を入れて、ハンドバッグ一つだったのに鞍馬温泉で山椒昆布、御所でパンフレットをもらい買い物もして、荷物が増えていたのですね。
地下鉄今出川駅での行為は以下の通りのはずですが。
荷物を置いて
財布を出して
切符を買う
切符を持つ
財布をしまって
荷物を持って改札へ
最近、バッグの中の切符を探すので、切符入れを用意して必ず切符はそこに入れる様にしています。今回は改札口を通らないといけないので、切符は手にしたまま、ホームに着いてから切符入れに入れようとしました。
「切符入れがない!広島までのJRのチケットが入ってる!」
上記の行為の間、どこかのところで注意集中・分配力が発揮し足りなかったということで、これははっきりと前頭葉の能力不足です。
そこから回転し始めるのも前頭葉。
すぐに階段を上って改札口へ。窓口の駅員さんに「忘れ物なので切符売り場に行かせてください」と頼もうとしたら、その駅員さんは私の切符入れを手にして電話の最中。
「あっ。見つかったようです」
「何が入っていますか?」と尋問があって、めでたく切符入れは私のもとへ。
きれいを保つには人の手が。暑い時にご疲れさまです
歳をとって失敗が増えてきたら、失敗しないようにするのは至難の業ですから、失敗につながるような行動をできるだけ控える工夫が必要になったと割り切った方がいいと思います。
一つは行動をパタン化することです。
切符は切符入れに必ず入れる。
そしてバッグの中の入れ場所も決めておく。
電車に乗る前とか乗った後に確認する。
自分なりの確認過程を決めておくこともパタン化しておくべきでしょう。。
もう一つは、一つの行動をするときに、わざわざ意識的にすることです。
前頭葉が正常老化の状態であったとしても、何かしながら別のことをする注意分配能力は一番最初に年齢の影響を受けますから、同時進行的な行動をするのはとても難しくなっています。
だから「同時にはしない。ひとつずつ丁寧に気持ちを込めて行う」様にするのです。
それでも失敗したときには、前頭葉の経験知を駆使することになるのです。それができれば、失敗しても、脳機能としてはまず合格です。今回の私のように(笑)
もう少し後になって気づいて、駅員さんの電話が終わっていたら、もっとややこしかったでしょう。京都駅まで行ってしまっていても面倒だったと思います!